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グレーゾーンの子ども 小学校6年生の時のできごとと特徴

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今回の記事を簡単にお話します

6年生では中学からのことも考え、普通級に戻ることを前提としていました。
前半の半年で課題を見つけ、後半で普通級に移籍して中学校での生活に備えてそれらの課題の対処方法を見つけていこう、となっていました。

しかし、支援級の先生が変わってしまい、それまでの取り組みもそれからの方針もすべてないがしろにされてしまいました。

支援級は、担当する先生によって支援の方針や力の入れ方などが全く違う、ということを実感した1年でした。


うちの三男、グレーゾーンボーイです。

こんちには。つつじ屋です。

地方在住の50代。子どもの教育に関わる仕事を週2回ペースでしています。

 家族:だんな 定年間近の会社員
  長男 大学生 勉強大好き
  次男 大学生 自由大好き
  三男 高校生 ウルトラマン大好き

三男は発達障害グレーゾーンで境界知能の持ち主です。

このブログでは、この三男にまつわるエピソードや困り事などを、グチ多めでつづっていきたいと思っています。よろしくお願いします。

目次

小学校6年生は前期支援級、後期普通級。

痛かった支援級の先生の異動

5年生の時、6年生からの普通級移行を念頭に置いていたのですが、やはりまだ課題もあり、支援級在籍のままで大部分を普通級で過ごすようにしました。朝の登校から帰りの会までずっと普通級で過ごすのですが、籍は支援級で、困ったことが起こればすぐに支援級で対応できるようにと、5年生の終わりに先生方と話し合って決めたことでした。

その中で課題を見つけどう対処するのか、どこまでできるかを見極めましょう、という話になっていたのです。

課題のイラスト
5年生の時は課題を見つめ直していました

しかし、6年生から大きく変わったのは、支援級の先生がガラッと変わったことです。
これは痛かった。頼れる、打てば響く、全幅の信頼をおいていた先生がかわっていってしましました。

ありがとうイラスト
5年生までの支援級の先生お世話になりました

4月に新学期が始まって早々、支援級のお母さん達から新しい先生への不満や憤りの声をきいていました。「怒られてばかり。」「相談しても何も聞いてくれない。」

私も、三男へのフォローがあまりにもないことに疑問を感じ、6月に支援級の先生との面談をお願いしました。

支援級の先生との面談

いきなり出てきた普通級への転籍の話

お母さんイラスト
簡単に転籍はできませんよ。

そこでまず言われたのはいきなり「転籍してはどうですか?」ということ。いえいえ、半年で課題を見つけてその対処法を見つけていくはずですが・・・。

先生のお話は、

支援級の先生
支援級の先生のお話

「三男君は普通級で頑張っているから、支援級の先生が何回も”大丈夫?”と聞くのはどうかと・・・。三男君にも、「おれ普通級だし」、という雰囲気があるので、あえて距離を置いています。

”大丈夫?”と聞いて”大丈夫!”と答えるということは、本当に大丈夫なのではないのでしょうか?

「秋には学校訪問があるので、所属クラスで授業を受ける必要がありますが、三男君に支援級にこさせますか?
転籍してもサポートがなくなるわけではないし、今の状態でもやれているから大丈夫ですよ!
それに転籍しても三男君にしてみれば今と何ら変わらないですよね。
もっと三男君を信じてみませんか?

信じると放任は違う

ハイ、出ました。三男君を信じて。こういうこと言えば親が納得して黙ると思っている。信じると放任は違います。
それに、子どもに「大丈夫?」という質問をすること。これって子どもと関わる人にとっての初歩だと思うのですが、大丈夫かと言われれば、大丈夫と答えてしまうものなのです。アプローチの仕方はもっと他にあるはず。

面談中ずっと感じていたのは、とにかく学校訪問前に転籍してほしいという意向。三男君はできているから大丈夫、お母さん信じてあげて、という上から発言。

支援級の先生タブレット
支援級の先生の態度はちょっと???

この先生たちは三男の何を見ていたというのでしょうか。

三男の話では、普通級での三男の様子など見に来たことはない、と。ろくに話したこともない、と。支援級に在籍していたその時点でさえ何一つサポートなどしていないのに、転籍後にサポートがあるはずがありません。

三男は頑張っていた。それは事実。なら何を頑張っていたのか、どんな問題があったのか、どうやって解決していけばいいのか、そういった話は一切なしです。

私が「あまり先生たちは見にこない、と三男が言っていますが。」と返せば、
「あまり行くと三男くんもいい顔しませんしね・・・。」と責任をすり抜ける。何を言ってもそんな感じでした。

もう無理だ、埒が明かないと思い、その面談は切り上げ、同席していた生活サポート主任の校務主任の先生に後日改めて相談させていただくことにしました。

その時に三男の普通級での担任の先生とも話したいとお願いしていたのですが、この担任の先生も少々・・・な感じ。用事を作って同席することはありませんでした。

校務主任の先生は親身になって考えてくださいました。立場上、先生たちを悪く言うこともできず、難しい立ち位置だったと思います。6月の支援級の先生方との面談以降は、この校務主任の先生にすべて相談していました。

校務主任の先生イラスト
親身になってくれた校務主任の先生

普通級での困ったできごと

英語の授業中に泣いた三男

6月の支援級の先生との面談の直後、三男が普通級の先生と一緒に帰宅してきました。聞けば、英語の授業で一人一人発表する時、三男の番になったのですが、プリントがなくて泣けてしまったと。
ほらね。困ってもどうしたらいいのか分からないから、ずっと困ったまま抱えてしまうんです。困ったら先生に言えばいい、誰かに相談すればいい。そんな簡単なことでも三男にはまだ身についていなかったスキルだったのです。

「だから言ったのに・・・。大丈夫じゃないでしょ・・・。」

勉強が分からないイラスト
誰にも相談できない三男

1人だけ体操服姿で写るところだった卒業アルバム 

またその直後、卒業アルバムの写真を撮るので私服で登校するように言われてたようですが、それを忘れていつも通り体操服で登校してしまいました。帰宅後にそのことを知り、1人だけ体操服で撮ったと聞かされたのです。

「え~!朝登校した時点で分かるのに。連絡くれてもいいのに。卒アルってずっと残るのに・・・。」

卒業アルバム
1人だけ体操服の卒業アルバム

もちろん、忘れたこちらが悪いのは分かっています。それでもどうにも納得できず、連絡帳に書きました。(電話しない所が小心者。)

すると支援級の男の先生から電話が。

「私の連絡不足ですみませんでした。」

何で支援級の先生から?普通級で起きたことなのに。普通級の担任、逃げたな。
こういう問題が起こった時は支援級になるんですね。

三男は算数が分からなくて大泣きしたりもしていました

が、なんとかかんとか日々をやり過ごし・・・。

修学旅行は楽しかったようです。
トイレを心配しましたが「ギリギリセーフだった。」ということです。新しいトレーナー、しっかり無くしてきましたが。ダメもとで先生に聞きましたが、クラスの子達に確認するとおっしゃっていましたが、ちゃんとクラスの子に聞いてくれるはずもありませんでした。

トレーナーイラスト
忘れてきちゃったトレーナー

ずっと昔、児童精神科の先生が言っていた言葉。

児童精神科の先生
頼りになる児童精神科の先生

「支援級は担当する先生や在籍する生徒さんによって、やること、やれること、雰囲気が大きく変わるので、注意が必要ですよ。」

これを実感した1年でした。

お母さんイラスト
ちょっぴり悩んでしまいます。

それでも校務主任の先生だけは頼りになったし、中学にもつなげてくださって、感謝しています。この先生がいなかったらきつかったなあ・・・。

通知表は”1”と”2”のみ。5段階評定です・・・。

勉強に関しては、やはり「限界」。

勉強が分からない
勉強はさっぱり分かりません。。。

6年生の時の先生に不信感を持ってていた私ですが、案外そういう感じの先生が多いのかなと、それが普通なのかもなとも今になって思っています。
それでもそれまでの先生方が本当に信頼のおける方々だったので、そのギャップに追いつけなかった私です。

6年生の時の特徴

困っていることを言い出せず、抱え込んでしまう

「分からない」「助けてほしい」ということが言えない

勉強はすでに全く分からない

自分を好きな気持ちは変わらないが、以前ほどのテンションの上がり方はなくなった

先生も生徒もいろいろ。当然と言えば当然。
いろいろな考え方で良いのに関わらず、温かく見守って下さった先生方への感謝は計り知れないものになります。

ありがとうイラスト
担任の先生・支援級の先生ありがとうございました。

↓小学校1年生から6年生までの「できごと」や「特徴」はこちらから↓

↓こちらは中学生になって支援級と普通級のどちらが良いかを考えてみた記事です。

↓こちらは体調の悪さを誰にも伝えられない不安について考えた記事です。

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