今回は春の言葉の筆頭に上がると思われる”桜”をテーマに詩を作ってみました。
春の行事の様々な場面で、桜の存在は欠かせません。卒業式にも入学式にも、もちろんお花見でも。
詩の内容としては中学生が書くものと想定しています。
桜の季節のお別れと新しい出発を表現してみました。お別れと出会い、相反する出来事ですが、どちらの場面にも桜はベストマッチ。桜の淡いピンク色は、すべての人を優しく包み込んでくれます。
うちの三男、グレーゾーンボーイです。
私は地方在住の50代。子どもの教育に関わる仕事を週2回ペースでしている”つつじ屋”といいます。
家族:だんな 定年間近の会社員
長男 大学生 勉強が大好き
次男 大学生 自由が大好き
三男 高校生 ウルトラマン大好き
三男は発達障害グレーゾーンで境界知能の持ち主です。
このブログでは、この三男にまつわるエピソードや困り事などを、グチ多めでつづっていきたいと思っています。よろしくお願いします。
詩は見たまま、感じたままを言葉にしよう
読書感想文や作文は書いたことがあっても、”詩”というのはどうも苦手だというお子さんも多いのではないでしょうか。確かにちょっととらえどころがないかもしれませんね。
わが家のグレーゾーンボーイの三男も、当然まったく書けず、宿題はいつも私が書いたものを写すだけでした。
でも、詩には書いてはいけないことはないと思います。なので、桜なら、「さくら 薄いピンク色 今日は5分咲き まだつぼみが多い」といった具合に、見たままを言葉にしても十分だと思うのです。
自由に、気楽に、言葉を並べてみましょう
春の詩 『桜』
桜 桜 桜 満開の桜
視界いっぱいに広がる薄桃色
枝を重そうにゆっくり揺らす 圧倒的な薄桃色
たくさんの素敵な思い出があふれる
楽しかったね 楽しかったね 楽しかったね
桜の花びら1枚1枚の数にも負けないくらいたくさんの
みんなとのおしゃべりの数々
これまでの日常が もうすぐすべて懐かしい記憶になる
桜に見送られて お別れの時
薄桃色はちょっと切ない
桜 桜 桜 少しずつ散り始める桜
やわらかな風に乗る花びら
歩道を飾る花びらは私の花道
新しいステージに踏み出すのにふさわしい
楽しみだね 楽しみだね 楽しみだね
桜の花びら1枚1枚の数にも負けないくらいたくさんの
これからの数えきれない出会い
すべての出会いを大切な思い出にできるよう
意味のある日々を過ごせるかな
大丈夫
肩にとまった桜の花びらが応援してくれている
薄桃色はとても優しい
春の主役の「桜」をテーマに詩を書いてみました
私の人生の中で、桜は新しい門出、おめでたいイメージが強かったです。
しかし、ここ数年、長男・次男が家を出て一人暮らしをするようになり、桜の季節は少し寂しいイメージが強くなりました。特に次男をアパートにおいての帰り道に見た桜には、涙が滝のように流れたのでした。
桜の花には人の感情を大きく動かす力があります。感じるものは人それぞれでしょうが、恐らく多くの人が励まされ、癒されていることでしょう。
この詩の主人公も、寂しさと希望を桜の花の中に見ています。目にする人の感情に寄り添ってくれるのが桜。
桜の淡いピンク色って本当に美しい。控えめだけど圧倒的。世界に誇れるジャパニーズビューティーです。日本人でよかったと思える季節です。
私(つつじ屋)が運営している子ども向け学習塾の記事です。塾を開業してみたい方はぜひどうぞ。
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出典 文部科学省 これからの時代に求められる国語力について