今回のお話は『どうやってできるの?チョコレート』。あらすじや読書感想文の例文、この本で伝えたいことなどをご紹介しています。
2024年夏の青少年読書感想文全国コンクールの課題図書で、小学校低学年(1~2年生)が対象になっています。
この本は科学絵本シリーズの一冊なので、純粋にどうやってできるのかの工程が分かりやすく説明してあります。
実物大のカカオの実の写真やしかけ絵本的な要素もあり、楽しく学べます。
ただ、こうした科学絵本や図鑑での読書感想文は書きにくい面があります。事実が淡々と書かれた本に対して、感想というのもわりと少ないと思います。
そんな時、例えば今回のチョコレートの本だったら、「残ったカカオの外側のところやカカオ豆の皮はどうするんだろう。」とか、「カカオの木がちょっと不気味。」といったように、ほんの小さな疑問やイメージをきっかけにして広げていくといいかもしれません。
最終的にチョコレートの話にならなくても大丈夫。感想文なので自由に。
うちの三男、グレーゾーンボーイです。
私は地方在住の50代。子どもの教育に関わる仕事を週2回ペースでしている”つつじ屋”といいます。
家族:だんな 定年間近の会社員
長男 大学生 勉強が大好き
次男 大学生 自由が大好き
三男 高校生 ウルトラマン大好き
三男は発達障害グレーゾーンで境界知能の持ち主です。
このブログでは、この三男にまつわるエピソードや困り事などを、グチ多めでつづっていきたいと思っています。よろしくお願いします。
この読書感想文の例文を活用して、文章を「書く価値がある」の?
夏休みといえば頭が痛くなるのが「読書感想文の宿題」ですよね。
親が代筆してまで子どもの読書感想文を手伝う。などは私のグレーゾーンボーイの三男にも行っていました。
じゃあなんで読書感想文なんて書かなければいけないのでしょう。
まぁズバリ言ってしまえば「宿題」だからです。なので難しいことは抜きにして提出しなければならないものはさっさと提出できるように、この読書感想文の例文を活用して下さいね!
また小学生の子どもを持つ親御さんにとって、このブログの読書感想文を使って「書く価値がある」のかもいくつか考えてみました。
1. 子どもたちの参考となる、具体的な読書感想文
この読書感想文により、どのように文章を構成し、どのような内容を盛り込むべきかが明確になるため、子どもが読書感想文を書く際のサポート役として活用することができます。
2.子どもとママのストレス軽減
夏休みの宿題は子どもや親にとって大きなプレッシャーになることがあります。
特に読書感想文は、文章を書くのが苦手な子どもにとっては大きな負担です。子育て世代のママたちは子どものストレスを軽減し、楽しい夏休みを過ごさせたいという気持ちも強いですよね。
3. 忙しいママと子どもの時間を節約
忙しいママや子ども(子どもは暇かな?)にとって、読書感想文の書き方やアイデアを一から考えるのは大変です。
このブログに掲載された読書感想文を参考にすることで、時間を節約し、効率的に宿題を進めることができますよ。皆さんも時間を節約するために、このブログに訪れるかたも多いのではないでしょうか!
この読書感想文のブログ記事を掲載することで、多くのパパ・ママの手助けができ、子どもたちの学びがより充実したものになると考えています。
私の読書感想文が多くのパパ・ママにとって貴重な情報源となることを願っています。
『どうやってできるの?チョコレート』のあらすじ
チョコレートになるカカオの実は、遠い南の国でできます。
カカオの実はとても大きく、中にはカカオ豆になる種がたくさん詰まっています。その種を取り出し、太陽の光にあててよく乾かすことで、カカオ豆になります。そしてカカオ豆は船で日本へ運ばれます。
日本のお店にきたカカオ豆は、まず火であぶり、皮と中身に分けます。そして中身だけを何時間もかけてすりつぶして、なめらかにしていきます。途中で砂糖も入れ、短くても10時間、長いと72時間もかけてなめらかにしていきます。そして型に入れ、冷やし固めたら、私たちがよく知っているチョコレートの完成です。
カカオ豆はチョコレートになるまで何度も変身するのです。また、チョコレートになってからも、また溶かして好きな形にしたり、果物につけて楽しむこともできます。
読書感想文『どうやってできるの?チョコレート』例文
24年夏 青少年読書感想文全国コンクール課題図書
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なつやすみにどくしょかんそうぶんをかくしゅくだいがでたので、本やさんに本をえらびにいきました。
そのとき、ひょうしがチョコレートでいっぱいの本をみつけました。わたしはチョコレートが大すきなので、この本にきめました。
それに、ひょうしには「どうやってできるの?」とかいてあって、いままでかんがえたこともなかったので、しりたいなとおもいました。
チョコレートはカカオのみからつくるそうです。
カカオのみの中にあるカカオまめとよばれるたねがチョコレートになります。カカオのみははじめてみました。すごく大きいです。たねもいっぱいはいっていて、やっぱり大きいです。
チョコレートがいつからあるのかわからないけど、どうしてカカオまめからチョコレートがつくれるってわかったのかなとおもいます。
はじめてつくった人は、つくりかたとかどうやっておもいついたのかな。カカオのみだけをみるとぜんぜんおいしそうじゃないのに、そこからチョコレートができるなんて、そうぞうできません。だからはじめてチョコレートをつくった人にはノーベルしょうをあげたいくらいです。
つくりかたは、まずカカオのみからたねをとりだしてかわかして、カカオまめにします。
そしてカカオまめを火でよくあぶったあと、かわとなかみにわけます。そしてそのなかみをなんじかんもかけてすりつぶしてなめらかにして、さとうをいれ、かたにいれてひやしかためてかんせいです。
かわをとったりなんじかんもすりつぶしたりして、すごくてまがかかっていることにおどろきました。すりつぶすのはみじかくても10じかん、ながいと3日もかかるそうです。
わたしがたべるときはいっしゅんでなくなってしまいます。
大すきでおいしいからパクパクたべてしまいます。でも、とてもこまかくてめんどうなことをしてつくってくれていることがわかったから、こんどたべるときはすこしゆっくりたべてみようかなとおもいます。
チョコレートのつくりかたをはつめいしてくれたむかしの人や、いまつくってくれている人たちのことをおもいだせるといいなとおもいます。でもおいしいからやっぱりパクパクたべちゃうかもしれません。
カカオのみはとおいがいこくでとれて、ふねでにほんへやってくるそうです。
にほんでチョコレートをつくる人いがいでもがいこくでカカオをそだててくれてカカオまめにしてくれる人もいます。すごくたくさんの人がいっしょうけんめいはたらいてくれて、おいしいチョコレートができます。
カカオはにほんではそだたないのかな。
あついところじゃないとだめなのかな。おんしつとかでもできないのかな。でもそうしたら、カカオをそだててくれているがいこくの人のしごとがなくなっちゃうのかな。もしおんしつでできるようになったら、にほんでおんしつでそだてるのと、がいこくからもってくるのとどっちがやすくできるのかな。でも、あんなにいっぱいてまがかかっているから、もしかしたらいまのねだんでもやすいのかな。
ああ、カカオをそだててくれているがいこくの人って、じぶんたちがそだてたカカオからできたチョコレート、たべたことあるのかな。
本のさいごのほうに「チョコレートでつくってみよう」というところがあって、そのページをみるとワクワクします。ぜんぶとてもおいしそうだからです。
わたしはマシュマロチョコをつくりたいです。そしておいしくパクパクたべたいです。
『どうやってできるの?チョコレート』が伝えたいこと
- カカオ豆からチョコレートができるまでの工程
- 一つのものができるまでにはたくさんの人が働いてくれている
- 食べ物の不思議 自然の恵みのすばらしさ
- チョコレートは楽しくておいしい!
カカオ豆からチョコレートができるまでの工程
科学絵本なので、事実に基づいて、チョコレートができるまでを説明してあります。カカオ豆が育つ場所、外国でのカカオ豆の加工の工程、日本へ来てからの細かな作業工程が分かりやすく書かれており、鮮やかな写真やしかけなどで、楽しく学べます。
身近なことの知識を広げて深めていくことは、楽しいことです。
一つのものができるまでにはたくさんの人が働いてくれている
私たちの生活のすべては誰かの仕事のおかげで成立しています。身近なチョコレート一つとっても、カカオを育てる外国の人に始まり、日本で実際にチョコレートに仕上げる人の細かな作業でできあがっています。
どこかの工程が一つでも抜ければ、おいしいチョコレートは完成しません。毎日誰かが働いて、私たちのところへ届くのです。
私たちの身の回りのものすべて、そういった視点で見ていくと「もっと大事にしよう。」と思えるかもしれませんね。
食べ物の不思議 自然の恵みのすばらしさ
いったい誰があのカカオの実からチョコレートなるものができることを発見したのでしょう。
まさに世紀の大発見。カカオはおそらくそのままでは食べられないでしょう。でも、工夫して手間暇かけることで、おいしいチョコレートになります。食べられないものがおいしいものに変わるのです。なんとも不思議ですね。
同時に自然の恵みのすばらしさも感じられます。自然は私たちにたくさんの喜びを与えてくれます。景色もそう、食べ物もそう。私たちがまだ知らない喜びもたくさんあることでしょう。
チョコレートは楽しくておいしい!
チョコレートは出来上がるまで、カカオから何度も形を変えていきます。その工程を楽しく学んで、チョコレートをもと楽しみましょう。
今回も400字詰め原稿用紙3枚分です。(1200字)
『どうやってできるの?チョコレート」読書感想文とあらすじのまとめ
いつも食べているけれど、チョコレートがどうやってできるのかなんて考えることはあまりありませんね。私たちの周りはそういうものでいっぱいです。お米ができるまでもよく知らないし、鉛筆ができるまでも知りません。
この本のような科学絵本は、子どもの素朴な「なぜ?」に答えてくれます。子どもの興味をそそるような写真やしかけで、楽しく学ぶことができます。
私もチョコレートにはもう少しいろんなものが入っているのかと思っていましたが、純粋にカカオ豆と砂糖だけのようで、少し驚いた次第です。
チョコレートに関してはフェアトレードなども話題になります。フェアトレードとは、開発途上国の原料や製品を適正な価格で購入することで、生産者の生活改善と自立を目指す貿易の仕組みです。もっとも、この本ではそんなことには全く触れていませんが。
ただ、この本を読んだ後、家族でチョコバナナを作ったり、カカオを作っている外国の人を話題にすること、それが読書感想文を書くこと、本を読むことの一つの意味かなと思います。
↓こちらは読書感想文と詩の一覧表です。
↓ここから下は夏休みの読書感想文です
↓こちらは夏休みの詩の宿題です
出典 文部科学省 これからの時代に求められる国語力について