2年生の夏休み前の個人懇談会、学校の先生に3年生からの支援級を勧められました。
三男は当初支援級を嫌がっていましたが、母親としては”悩み”ながらも三男を支援級に入れる方向に傾いていったというお話です。
こんにちは。つつじ屋です。
地方在住の50代。子どもの教育に関わる仕事を週2回ペースでしています。
家族:だんな 定年間近の会社員
長男 大学生 勉強が大好き
次男 大学生 自由が大好き
三男 中学生 ウルトラマ大好き
三男は発達障害グレーゾーンで境界知能の持ち主です。
このブログでは、この三男にまつわるエピソードや困り事などを、グチ多めでつづっていきたいと思っています。よろしくお願いします。
小学2年生のできごと。
担任の先生は次男も小1の時に担任していただいた先生です。自分の考えをはっきり伝える方でした。
三男にとっては少し厳しく感じたかもしれません。そのせいか、小2になってトイレの失敗はまったくなくなりましたが・・・。ただのかまってちゃんだったのでしょうか。
2年生も三男くんはとても楽しく過ごしていたと思います。九九を覚えるのも早かったです。おもちゃがしゃべるのに合わせて九九を言うのがそのころのブームでした。
というのも、早くも夏休み前の個人懇談会で3年生からの支援級を勧められたからです。
・ 勉強は1対1でやれば何とかやれる
・ 普通級では何もしない時間が増えてしまう
・ いじめられにくい
ということでした。
そこで三男本人にもどうしたいか聞いてみると
「行きたくない!」
という返事。理由は仲のいい友達と遊べなくなるから。それと、本人は口にしませんでしたが、支援級の生徒さんに少しの違和感を感じていたようです。
支援級(ひまわり組)はどう?
ひまわり組なんて、
行きたくないよ・・・。
病院の先生に相談すると、
「いけるところまで普通級でいいと思いますよ。」
と言われました。は~っ、どうすればいいのやら・・・。
まだまだ、大丈夫でしょう!
いけるとこまで行きましょう。
そして冬休み前の懇談会。
「3年生も普通級で行きたい。」
と先生に返事をしました。それでも先生からはやっぱり支援級を勧められました。
・ 時々テンションが上がりすぎ、周りの子がひいてしまう
・ 片付けなどができない
・ グループ活動が多くなるが、みんなが待っていられなくなってくる
・ そうするといじめられやすくなる
・ 情緒面でもう少し安定させた方がいい
ということでした。
三男が行きたくないといったことなども伝えましたが、
「三男くんの気持ちはあまり考えなくていい。なぜなら”今”しか見えていないから。”今”が楽しいから。支援級に行ったら行ったで楽しめるはず。」
と先生の意見を頂きました。
も~う、めちゃくちゃ悩むわけですよ。本人は行きたくない、病院の先生は行かなくていい、担任の先生は絶対支援級の方がいい、と。
はぁ~、悩むなぁ・・・。
でもこの時思ったのは、学校の先生が一番長い時間三男を見ているのだから、その意見を尊重した方がいいのでは?ということです。
学校での三男のことは担任の先生しか分からない。病院の先生の言葉も有難かったのですが、私の気持ちは”3年生から支援級”の方に傾いていきます。
3学期になり、参観日がありました。先生が言っていた通り、算数の授業では自分でやろうとせずごそごそよそ事ばかり。
体育の跳び箱は、できないと始めから思っているのか、まったくチャレンジせず周りを走っている。授業時間のほとんどを何もしないで過ごしているのです。先生も、たくさんの生徒さんがいる中、うちの三男ばかりに気をつかってはいられません。これはやっぱりもったいない。
そして後日、支援級の体験へ。先生がマンツーマンで勉強を見てくれました。
保護者の私も同席しているので、より手厚く見てくれていたのかもしれませんが、普通級の集団にいるよりは確実に何かに取り組むことができると感じました。支援級の生徒さんともすぐに仲良くなって楽しそう。三男くん、なかなかいいイメージを持てたようでした。
そんなこんなで最終的には”3年生から支援級”にすることにしました。そう返事したのは2月の初め。半年間あれこれと悩みましたね。
病院の先生に報告すると、
「支援級は担当する先生や在籍するメンバーによって、やる事、やれる事、雰囲気が大きく変わるので、注意が必要ですよ。」
とアドバイスをもらいました。この言葉は学年が進んでから大きく納得させられることになりました・・・。
小学2年のクリスマスのこと。
「今日は早く寝んといかん!」と言って本当に早く寝る。トイザらスの広告を持って。しかも、リビングのおもちゃが毛布で隠してある。
「サンタさんに、おもちゃがいっぱいあるのが、ばれるといかんで。」
ということらしい。可愛い!
2年生の通知表は、、、。
通知表は、よくできた”◎”、できた”〇”、もう少し”△”の3段階評価です。前期は一つだけ◎がありましたが、後期はもう圧倒的に△多数。
「整理整頓の声掛けをします。落ち着いてじっくり考える環境にすることで、集中して取り組め、力がつくと思います。」
というお言葉が添えられて。
ものの片づけ、管理、整理整頓ができない (なくしたものは、上着、ドリル、消しゴム数知れず・・・)
授業についていけなくなってくる (何もしない時間が増える)
衝動的にテンションが上がるときがある
集団の中での行動に無理が出てくる (スピードについていけない、指示がよくわからない、など)
この頃の三男は、とにかくハチャメチャな印象です。
そして物をなくすのもこの頃が一番多かったです。イメージとしては脳が暴走しているような。それは言い過ぎかもしれませんが、そのくらいエネルギッシュに動き回っていました。当然本人に悪気はなく、そうなってしまうので仕方ない。
3年生から支援級にしたのは、このときの対応としては間違いではなかったと思っています。
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