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4年生ともなると三男と普通級の生徒さんとの能力の差が大きくなります。普通級の生徒さんと一緒に過ごす際、上手くできない場面が増え、落ち込むこともしばしば。
温かく見守ってくれる支援級と普通級での現実の差に、少し自信を無くしたり、戸惑いを感じていたのがこの頃です。三男にとってはちょっとつらかった4年生の頃のお話です。
こんにちは。つつじ屋です。
私は地方在住の50代。子どもの教育に関わる仕事を週2回ペースでしています。
家族:だんな 定年間近の会社員
長男 大学生 勉強が大好き
次男 大学生 自由が大好き
三男 中学生 ウルトラマンが大好き
三男は発達障害グレーゾーンで境界知能の持ち主です。
このブログでは、この三男にまつわるエピソードや困り事などを、グチ多めでつづっていきたいと思っています。よろしくお願いします。
小学4年生も支援級に在籍しました。
支援級の生徒さんも少し増え(12人位?)、先生も4人に。
3年生の時の主任級の先生と、新しい先生が3人です。
普通級のクラスに行って一緒に授業を受ける”交流学級”は、国語・算数・理科・音楽・体育と、かなり多くの時間行っていました。
これは、この時は ”中学校からは普通級へ” と考えていたからです。私たち親も先生たちも。
「中学では普通級に行かないと、将来の進路の選択が狭くなる。」
と考え、何とか普通級に戻ろうと頑張らせていました。
今となっては、この時のこの考え方も果たして正しかったのか、疑問に思うこともあります。
相談に行った先々(病院や教育相談など)で
という趣旨の意見をもらっていました。そんなこともあって
「やっぱり中学では普通級だよな。」
と思い込んでいました。
”その時の正解”が”将来の正解”ではない
療育手帳も、もしかしたら、、、。
かりにこの時、ずっと支援級で行こう、という選択をしていたら、もしかしたら療育手帳を取ることもできたかもしれない・・・これはもしかしたらですが・・・。支援級でゆっくり無理せずに過ごしていたら、もっとゆっくりな成長になったかもしれません。もしかしたら、もしかしたら・・・。(これは支援級での成長を否定しているわけではありません。)
そして、今、結果論で言えば、内申点がなくても高卒資格が取れる学校へ行けることも分かりました。無理に中学を普通級で過ごさせる必要もなかった。
”その時の正解” が ”将来の正解” ではないかもしれない。
今の三男の様子や進路から、当時の選択が全く間違っていたとまでは思いません。でも、もしかしたらもっと三男に適した過ごしやすい進路があったかも、という気持ちも消えません。
まあすべて”タラレバ論”ですが・・・。
普通級の生徒さんとの差を感じたできごと
- 体育の時間、上手くできない三男
- また違う場面。体育の授業が始まる前のこと
体育の時間、上手くできない三男
4年生にもなると、三男と普通級の生徒さんとの差が顕著になってきます。
学力、作業力、器用さ、考え方、あらゆることで普通級のペースについていくことが大変になっていきました。なので、交流学級で普通級の生徒さんと一緒に過ごすと、なかなかうまくいかない場面が増えていきます。
例えば体育の時間。ポートボールの試合です。ボールをうまくキャッチできず相手に取られてしまう三男。それが続き、まったくパスを回してもらえなくなったそうです。それが悲しくて、支援級に帰ってきて泣いてしまったと・・・。
授業とはいえ試合なので、上手な子にボールを回すのは当然です。ボールが回ってこなかったのは三男だけでなかったかもしれません。
でも、当時少し自信を無くしていたであろう三男にはこんなこともショックだったようです。
また違う場面。体育の授業が始まる前のこと
体育の授業が始まる前のこと。もうすぐ授業なのに、みんなまだ遊びまわっていた、と。なので三男が
「もう体育始まるで、並んだ方がいいよ。」
と言ったそうです。するとその子たちから
「うるさい!〇〇組(支援級)のくせに!えらそうにするな!」
と突き飛ばされてしまいました。
もう体育はじまるから、並びなよー!
支援級のくせに、えらそうにすんなー!!
驚きと悔しさからか、三男はこれまで見たこともないほどの大泣きをしたそうです。偶然近くにいた他の支援級の生徒さんが、これはまずいと支援級の先生を呼びに行ってくれたそうです。
その授業はお休みして、支援級で落ち着くまで過ごしました。
その後、支援級の先生が交流学級であるクラスに出向き、
「○○くんは間違ったこと言ってないよね?〇〇組のくせにっていうのもおかしくないかな?」
という話をしてくれたそうです。
支援級の先生がかばってくれたことはありがたかったです。三男も気持ちを受け止めてもらえて、落ち着くことができたと思います。
でもこういうことは三男が支援級でなかったとしてもあり得ること
- 子ども同士でも微妙な力関係、それぞれの立ち位置がありますよね
- 4年生の時の特徴のまとめ
子ども同士でも微妙な力関係、それぞれの立ち位置がありますよね。
三男はある意味自分の立ち位置をはかりかね、そのラインを越えてしまった。三男は間違ってはいなかったけれど、処世術は身に着けていなかった。温かく守ってくれる支援級と現実社会の厳しさのギャップを思い知った三男くんでした。
4年生の時はこんなふうに三男の中でも少し葛藤があった時期かもしれません。支援級で自信を保ち、交流学級で ”頑張って” 過ごす。支援級ではいつも本当の自分でいられて頼りにもされるけど、交流学級に行くとできないことも多いし自分を出すことはできない・・・。
家での様子は特に変わったことはなかったし、明るく元気に毎日登校していましたが、三男にとっては大変な時期だったかもしれませんね。
当時の写真を見ると、支援級で撮った写真の表情ははじける笑顔ばかりですが、交流学級で撮った写真では緊張した表情をしています。頑張っていたんだね・・・。
ただ、先生はいつも三男に寄り添ってくれていました。落ち込む三男を慰め、時にはおしりをたたくように励ましてくれました。支援級で分かってくれる先生と友達がいたから頑張れたのでしょうね。
通知表はやはり評価はつきません。
”交流学級で過ごすことは緊張するようですが、自分で課題を持って取り組み、苦手でも頑張ろうとするようになりました。”
”〇〇組での積極的な姿が、交流学級でも見られるようになることを期待します。”
といった先生の所見が書いてありました。
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小学校4年生の時の三男は、少しつらかったかもしれません。支援級では楽しく過ごせても、普通級に行くと他の子との能力の差に圧倒され、自信を無くしかけたりもしました。
三男は運よく先生方がフォローして下さって、普通級はもう行かないとか、学校へは行きたくないということにはなりませんでしたが、もう自分は無理だと心を閉ざして知ってもおかしくない状況だったかもしれません。
三男のように発達グレーや境界知能のお子さんでなくても、この時の三男のように自信を無くしてしまう瞬間があると思います。「学校、やだな。」という気持ちになるのは、ちょっとしたことがきっかけかもしれません。
でも大丈夫。ちゃんと学び続けたり、自信を取り戻すことはできます。それをかなえてくれるのが「ティントル」のオンライン不登校サポートです。学習のみならず、自分の気持ちも相談でき、保護者の方も専門的なアドバイスを受けることができます。
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4年生の時の特徴のまとめ
普通級の生徒さんとの能力の差が大きくなり、自信を無くしかけていた
普通級で過ごすことに緊張感を覚え、自分の立ち位置を自覚し始めていた
ありのままの自分を出していい場所とそうでない場所の線引きができていた
幸運にも明るさは変わらなかった
小学4年生。多分三男に自覚はないでしょうが、精神的に成長した一年だったのかもしれないと思っています。
大変さはあっても、笑顔で明るいところは変わらずにいてくれた三男です。
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↓こちらは支援級と普通級のどちらが良いかを考えてみた記事です。
↓こちらは体調の悪さを誰にも伝えられない不安について考えた記事です。