今回の読書感想文の本は、アンデルセンの名作童話から『みにくいあひるの子』です。
ひとりだけ大きくみにくい姿のあひるの子が、実は白鳥の子だったという、多分世界中の人が知っているお話ですね。
字が読めるようになったばかりのお子さんから楽しめるお話です。
少し易しすぎるかもしれませんが、本を読むことが嫌いなお子さんやグレーゾーンのお子さんには無理なく読めていいのではないでしょうか。
私は地方在住の50代。子どもの教育に関わる仕事を週2回・10年以上運営している”つつじ屋”といいます。
家族:だんな 定年間近の会社員
長男 大学生 勉強が大好き
次男 大学生 自由が大好き
三男 高校生 ウルトラマン大好き
三男は発達障害グレーゾーンで境界知能の持ち主です。
このブログでは、この三男にまつわるエピソードや困り事(+ちょっと愚痴)などを通じて、少しでもグレーゾーンのお子さんを持つお父さん・お母さんのお役に立てるような記事が書ければと思っています。
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以下、感想文です。
読書感想文『みにくいあひるの子』 例文
小学館さんより(アマゾンヘ)
![みにくいアヒルの子 絵本](https://www.grayzone.blog/wp-content/uploads/2024/01/ugly-duckling.jpg)
このおはなしは、一人だけ大きさやいろがちがったあひるの子のおはなしです。
いっしょにうまれたきょうだいはみんな小さくてきれいないろをしていたけど、一人だけ大きくてはいいろでした。そのせいでほかのおとなのあひるやきょうだいからもばかにされて、いじめられてしまいます。
でもおかあさんだけはあひるの子のみかたでした。
およぎがじょうずだとほめてくれたし、みんなからいじめられるのをみてかわいそうだとためいきをついています。あひるの子はつらかったかもしれないけど、おかあさんはちゃんとみかたでいてくれたからまだよかったとおもいます。これでおかあさんからも
「わたしの子どもじゃない。」
なんていわれたら、かなしくてかなしくてもう生きていたくない、っていうくらいのきもちになってしまったとおもいます。きょうだいのことはいやだったとおもうけど、おかあさんのことは大すきだったとおもいます。
でもある日、じぶんがいるからおかあさんがかなしむんだとおもったあひるの子は、一人でどこかへいってしまいます。おかあさんがかなしんでいるのはいやだけど、おかあさんとあえなくなるのはもっといやじゃないのかなあとおもいます。おかあさんはあひるの子のことがすきだったんだから、いなくなったらおかあさんはもっとかなしむとおもいます。
あひるの子がいなくなったあと、おかあさんがどうしたのかは、このおはなしにはかいてありません。
でもきっと、あひるの子のことをひっしでさがしたとおもいます。さみしくてたくさんないたとおもいます。
ひとりであるきまわっていたあひるの子は、どこにいってもひとりぼっちでした。
「じぶんはみにくいからきらわれるんだ。」
とじしんをなくしてしまっていました。
さみしくてつらいまい日だったとおもいます。
ごはんはどうしていたんだろう。どこでねむっていたんだろう。わたしがひとりぼっちになってしまったら、きっとなにもできません。でもあひるの子はどうにかしてあんぜんなところをみつけてねむり、ごはんもじぶんの力でなんとかみつけていた、ということです。
そしてふゆをこえてはるになると、あひるの子ははくちょうになっていました。
きれいな白いはねの、うつくしいはくちょうです。あひるの子はほかのはくちょうといっしょにそらをとびまわります。
あひるの子がまだみにくいはいいろのすがたをしていたときも、はくちょうにあっています。そのときはなかまにはいれませんでした。はくちょうなら、じぶんたちの子どもがはいいろのすがたをしていることをしっているとおもうけど。どうしてなのかふしぎです。
げんきいっぱいのすがたを、あひるのおかあさんにもみせにいってあげていたらいいなあとおもいます。そうしたらきっとおかあさんもとてもよろこぶとおもいます。
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今回も400字詰め原稿用紙3枚分です。(1200文字)
また、あひるの子自身が自分をみにくいと思い込み、価値がないと決めてしまっていることにもメッセージを感じます。お母さんは無条件でかわいい私の子どもだ、と言ってくれているのに、「じぶんはみにくい。」と見た目で判断してしまっています。自分でも本当の自分なんて分からない。
もしかしたら、自分の価値を落としているのは、ほかならぬ自分自身かもしれない。
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こういう趣旨のお話はおそらくたくさんあると思います。『四角いクラゲの子』もそれに近いお話でした。ずっと昔からみんな悩み、今でも変わらず描き続けられるテーマ。現実の世界ではハッピーエンドばかりとはいかないかもしれません。それでもこういうお話は、小さな希望とちょっとの勇気をくれるような気もします。
アンデルセンの童話はとてもたくさんありますし、どのお話もとても有名で、しらない人はいないでしょう。
あまりにも有名でお話の内容も幼児さんでも楽しめるものなので、読書感想文にするのはかえって難しいところもあります。また、童話で読書感想文を書こうと思う方も少ないのかなとも思います。
それでもまだあまり読書の習慣のない小学1年生だったり、わが家の三男のようなグレーゾーンのお子さんには、お話の内容がよくわかっているのでとっつきやすいのではないでしょうか。
童話はもっと幼い幼児さん向け、と決めてしまわずに、よく知っているお話だけどもう一度ちゃんと読んでみると素朴な感想がチラホラ出てくるかもしれません。
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