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今回も読書感想文です。『アルプスの少女ハイジ』はフランダースの犬に続き、世界の名作です。
やはりその昔アニメ化されました。ハイジのけなげな姿にいやされ、クララが立った場面ではだれもが感動したものです。「クララが立った!」の名言もうまれています。
本の対象年齢としては、就学前、あるいは小学1年生くらいでしょうか。
優しいハイジ、アルプスの自然、日々がさつに生きている私には、まぶしくさえあります・・・。
- あらすじを解説していますので、読書感想文を書く際の参考になります
- ハイジの明るい性格やクララの感動シーンなど、名作の魅力を再発見できます
- グレーゾーンのお子さんを持つ保護者さんに向けて、感想文の例文をお伝えします



みなさん、「アルプスの少女ハイジ」を知っていますか?山の中でおじいちゃんと暮らし、ヤギの世話をしたり、美しい花々に囲まれて過ごしたあの「ハイジ」です。
そんなハイジが、2025年に大阪で開かれる万博に特別なお客さんとしてやってきます!スイス館というパビリオン(展示館)で、みんなを出迎えてくれるんです。
スイス館でハイジに会えるよ!
スイス館に入ると、まずハイジが「ようこそ!」と迎えてくれます。館内では、ハイジの物語がどうやって生まれたのか、なぜ世界中の人々に愛されているのかを、楽しく学ぶことができます。
また、万博のマスコットキャラクター「ミャクミャク」とハイジが一緒に遊ぶイベントも開かれる予定です。きっととても楽しいショーになるはずですね!
おいしいスイスの食べ物も楽しめる「ハイジカフェ」
館内には「ハイジカフェ」という特別なカフェができます。ここでは、ハイジの故郷・スイスの伝統的な料理を味わうことができます。
例えば
- とろとろのチーズフォンデュ
- スイスの伝統的なrösti(レスティ)というカリカリのポテト料理
- おいしいスイスチョコレートのデザート
- アルプスの新鮮な牛乳から作られたチーズ
最新情報!スイス館のすごいところ
スイス館では、ハイジの世界だけでなく、最新のテクノロジーも体験できます。例えば:
- バーチャルリアリティ(VR)でアルプスの山々を探検
- スイスの環境にやさしい新しい技術の展示
- 未来の交通システムの体験
さらに、スイス館では「持続可能な未来」というテーマで、自然を大切にしながら技術を発展させる方法も紹介されます。これは、山の自然の中で暮らしたハイジの物語にもピッタリですね。
開催時期と場所
- 開催期間:2025年4月13日〜10月13日
- 場所:大阪・夢洲(ゆめしま)
みなさんも、ぜひスイス館に行って、ハイジに会いに行きましょう!きっと楽しい思い出になるはずですよ!
▼この記事を読んで「スイスパビリオン」を攻略しよう!▼

↓こちらの記事では大阪万博のおすすめ国内パビリオンを17選しています↓
うちの三男、グレーゾーンボーイです。
私は地方在住の50代の主婦。子どもの教育に関わる仕事を週2回ペースでしている”つつじ屋”といいます。
家族:だんな 定年間近の会社員
長男 大学生 勉強が大好き
次男 大学生 自由が大好き
三男 高校生 ウルトラマン大好き
三男は発達障害グレーゾーンで境界知能の持ち主です。
このブログでは、この三男にまつわるエピソードや困り事を、グチ多めでつづっていきたいと思っています。よろしくお願いします。

この読書感想文の例文を活用して、文章を「書く価値がある」のでしょうか?
夏休みといえば頭が痛くなるのが「読書感想文の宿題」ですよね。
親が代筆してまで子どもの読書感想文を手伝う。などは私のグレーゾーンボーイの三男にも行っていました。
じゃあなんで読書感想文なんて書かなければいけないのでしょう。
まぁズバリ言ってしまえば「宿題」だからです。なので難しいことは抜きにして提出しなければならないものはさっさと提出できるように、この読書感想文の例文を活用して下さいね!
また小学生の子どもを持つ親御さんにとって、このブログの読書感想文を使って「書く価値がある」のかもいくつか考えてみました。
1. 子どもたちの参考となる、具体的な読書感想文
この読書感想文により、どのように文章を構成し、どのような内容を盛り込むべきかが明確になるため、子どもが読書感想文を書く際のサポート役として活用することができます。
2.子どもとママのストレス軽減
夏休みの宿題は子どもや親にとって大きなプレッシャーになることがあります。
特に読書感想文は、文章を書くのが苦手な子どもにとっては大きな負担です。子育て世代のママたちは子どものストレスを軽減し、楽しい夏休みを過ごさせたいという気持ちも強いですよね。
3. 忙しいママと子どもの時間を節約
忙しいママや子ども(子どもは暇かな?)にとって、読書感想文の書き方やアイデアを一から考えるのは大変です。
このブログに掲載された読書感想文を参考にすることで、時間を節約し、効率的に宿題を進めることができますよ。皆さんも時間を節約するために、このブログに訪れるかたも多いのではないでしょうか!
この読書感想文のブログ記事を掲載することで、多くのパパ・ママの手助けができ、子どもたちの学びがより充実したものになると考えています。
私の読書感想文が多くのパパ・ママにとって貴重な情報源となることを願っています。


お子さんに本をたくさん読んでもらいたいと思っている親御さんに、絵本定期購読がおすすめです

読書感想文&あらすじ『アルプスの少女ハイジ』
- 読書感想文 絵本『アルプスの少女ハイジ』
- 作者の紹介と生い立ち
- アニメ「アルプスの少女ハイジ」物語のあらすじは?
- 「マッド・ハイジ」という映画もありました(注意 R18)
読書感想文 絵本『アルプスの少女ハイジ』対象年齢小学校低学年
↓徳間書店さんより(アマゾンヘ)↓

ハイジはアルプスの山でおじいさんとくらす女の子です。
ハイジにはおとうさんもおかあさんもいません。
ハイジははじめてあうペーターという男の子ともすぐになかよくなります。ひっこみじあんなヤギのユキちゃんも、ハイジとはすぐになかよくなります。
おじいさんのことだってよくしらないはずなのに、ペーターやヤギのユキちゃんともすぐになかよくなれるなんて、ハイジはすごいとおもいます。
わたしはユキちゃんとおなじでひっこみじあんなので、だれかとなかよくなるのにとてもじかんがかかるからです。
ハイジはいつもニコニコわらっているんだとおもいます。だからだれからもすかれるんだとおもいます。わたしもハイジみたいに、だれとでもなかよくなりたいです。
ハイジはげんきいっぱいです。そしてとてもやさしいです。
目のみえないペーターのおばあさんのために、たくさんのおはなしをしてあげます。クララのいえででた白パンをおばあさんのためにとっておいてあげます。ゼーゼマンさんのために、わざわざいどまでいって水をくんであげます。こんなにあかるくてやさしいハイジをきらう人はいないとおもいます。
ハイジはおじいさんのところへつれていかれたとおもったら、つぎはクララのいえへつれていかれます。
クララのいえではさみしいおもいもしたとおもいます。ハイジもつらかっただろうに、おばあさんのことやクララのことをかんがえたあげるところがほんとうにすごいです。
でもある日、ハイジはねているあいだにあるきまわるびょうきになってしまいます。
そんなびょうきになるくらい、ハイジはがまんしていたのです。さみしいきもちをがまんしてみんなにやさしくしたり、がんばっていたんだとおもいます。ハイジみたいにげんきであかるい子がびょうきになってしまうのだから、よっぽどつらかったんだとおもいます。そして、それほどアルプスのことが大すきだったんだとおもいます。
アルプスにかえったハイジをクララがたずねてきます。
そしてハイジのたすけをかりて、クララがあるけるようになります。それをしったゼーゼマンさんも大よろこびです。ハイジのやさしさでみんなもしあわせになりました。
アルプスってそんないいいところなのかなあ。
アルプスにいったらわたしもハイジみたいにやさしくなれるのかなあ。それと、パンとチーズもたべてみたいです。ほしくさのベッドでもねてみたいです。アルプスのきれいなけしきをみていたら、きっとしあわせなきもちになれるとおもいます。

作者の紹介と生い立ち

「アルプスの少女ハイジ」の原作者は、スイスの女性作家ヨハンナ・シュピリ(Johanna Spyri)といいます。
彼女は1827年にスイスのチューリヒ郊外の小さな村で生まれました。父は医者、母は宗教詩人であり、シュピリは良家の子女として幼少期から高い教育を受けて育っています。
彼女は40代頃から小説を書き始め、最初の小説は1871年に発表されています。しかし彼女が最も有名になったのは、1880年に発表した「アルプスの少女ハイジ」です。この作品は世界中で翻訳され、今でも多くの人々に愛されています。
この「アルプスの少女ハイジ」では、スイスの美しい自然や人々の温かさが美しく描かれています。またこの作品では、両親を亡くした少女ハイジがアルプスの山々で祖父(アルムおじさん・おんじ)と共に暮らし、たくましく成長していく様子も生き生きと描かれています。
アニメ映画「アルプスの少女ハイジ」物語の簡単なあらすじ
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アニメ映画「アルプスの少女ハイジ」は、孤児の少女ハイジがアルプスの山奥(アルムの山・架空)に住む祖父と共に暮らす物語です。ハイジはこのアルプスの山々の自然と触れ合いながら、心豊かに成長していきます。
物語は、両親を亡くした少女ハイジが5歳の時に母親の妹であるデーテおばさんに連れられて、アルプスの山小屋に住む祖父(アルムおじさん・おんじ)の元に預けられるところから始まります。はじめは頑固で頭の固いおじいさんも、ハイジの明るい性格に心を開き、二人は次第に仲良くなっていきます。

3年後、デーテおばさんはハイジをドイツのフランクフルトの裕福な家庭に住む、足の悪い少女クララの話し相手として連れて行きます。そこで、クララとハイジはすぐに仲良くなります。しかしハイジはアルプスの生活が次第に恋しくなり、ホームシックから睡眠中にもかかわらずぼんやりと歩き回る夢遊病になってしまいます。

その後ハイジはクラッセン医師の勧めによりアルプスの山小屋に帰ることとなりました。
ハイジが居なくなりふさぎ込んでいたクララに、クラッセン医師がハイジを訪ねることを熱心に勧めたので、のちにクララもアルプスの山小屋を訪れて一緒に過ごすようになります。クララはアルプスの新鮮な空気と明るいハイジの影響で元気を取り戻し、ついに歩けるようになってしまったのでした。
これがアニメで有名なシーン「クララがたった!」の一場面ですね!

TVアニメ『アルプスの少女ハイジ』1話~24話までのあらすじ
TVアニメ ハイジ 第1話~28話 あらすじ

物語は1877年のスイス、アルプスのふもと。
5歳のハイジは、これまで叔母のデーテのもとで暮らしてきました。しかし、デーテがドイツへ働きに行くことになり、ハイジはアルプスの山小屋に住む祖父、アルムおんじのもとへ預けられることになります。
アルムおんじは村人から恐れられている、気難しい老人。
ハイジは暑すぎるほどの重ね着をさせられ、アルムおんじの小屋へ連れて行かれます。道中、ハイジは美しいアルプスの自然に心を躍らせ、ヤギ飼いのペーターとも友達になります。

しかしアルムおんじはデーテおばさんからハイジを預けられると、ハイジを受け入れることをためらいます。
そこでデーテおばさんが、ハイジを育てるのは「今度はおじさんの番だわ」と強い口調でアルムおんじに伝えます。
するとアルムおんじは、デーテおばさんに怒ってしまい「帰れ、よーく分かった、お前はさっさと山を下りろ、いいな、もう二度とここには顔を見せるな」とアルムおばさんに怒鳴ります。アルムおばさんは仕方なくハイジを置いて山を下りてしまいました。
ひとり残されたハイジは、最初は寂しさを感じますが、すぐにアルプスの大自然に魅了されます。祖父との関係はぎこちないままですが、ハイジの明るい笑顔と純粋な心は、少しずつアルムおんじの心を溶かしていきます。
ハイジは、アルプスでの新しい生活に戸惑いながらも、自然の中で様々なことを学び、成長していきます。ヤギの世話、ペーターとの友情、そして何より、祖父との絆を深めていく中で、ハイジは心からこの場所を大好きになるようになります。
アルプスでの日々は、ハイジにとってかけがえのない宝物。厳しい自然の中で、ハイジはたくましく、そして優しく成長していくのでした。
第1話 「アルムの山へ」の感想
何十年かぶりに、アルプスの少女ハイジを見てみましたが、ハイジってとっても明るく純粋に描かれているんだなぁと感心しました。
アルプスの壮大な自然と、あの特徴的なオープニングの歌「ハーリラーリ、ラッリホー、ラッリホーやラリッホー(空耳アワー)」が脳内を駆け巡りました。それと、アルムおんじの孤独な雰囲気、なんであんなに怒るの?とかなりインパクトがありましたね。私たち昭和世代には大人気でしたが、令和の今だとこういうアニメは流行るんでしょうか?

5歳のみなしごのハイジは、デーテおばさんに連れられ、アルプスの山奥に住む頑固なおじいさんのもとへやってきました。
初めは少し緊張していたハイジですが、すぐに山小屋の広々とした空気に包まれ、心が躍ります。
特に、屋根裏にアルムおんじと作った干し草のベッドは、ハイジにとって特別な場所となります。アルプスの雄大な景色とふかふかの干し草のベットに横たわり「これなら王様だって泊めてあげれるわね!」と、ハイジはとってもごきげんな気分になったのでした。

一方、おじいさんも、ハイジの無邪気な笑顔や好奇心に触れ、少しずつ心を開いていきます。
最初は不機嫌そうにしていたおじいさんも、ハイジと一緒に食事をしたり、ハイジのために椅子を作ってあげたりするうちに、いつの間にか笑顔が増えていました。
ある日、ハイジはヤギ飼いの少年ペーターと一緒に山を駆け巡ります。
アルプスの美しい花畑や澄んだ空気の中で、ハイジは心ゆくまで自然を満喫します。そんなハイジの姿を見て、おじいさんは、ハイジがアルプスでの暮らしを本当に楽しんでいることに安堵し、同時に、自分の頑固な心を反省するのでした。
こうして、ハイジとおじいさんの心は、少しずつ近づいていきます。アルプスの大自然の中で、二人はかけがえのない時間を過ごし、温かい絆を育んでいくのでした。

ハイジがデーテおばさんと別れた後、初めておじいさんの山小屋で迎える朝が描かれます。デーテおばさんと別れ、おじいさんの山小屋での生活が始まったハイジは、ペーターと一緒にヤギたちと山の牧場へ。
澄み切った空気の中、ハイジは咲き乱れる花々や雄大な自然に心を躍らせます。ペーターから聞いたタカやかわいいのや大角の旦那(大きな角を持つ動物)の姿を探し、冒険心を刺激されます。

しかし、標高の高い牧場に着くと、ペーターは疲れ果てて眠り込んでしまいます。ハイジはひとり、お弁当を食べたり、花を摘んだり、動物たちと触れ合ったりと、大自然を満喫します。
夕暮れ時、アルムの山々は赤く染まり、ペーターが話していたタカの姿が見えました。その神秘的な光景に、ハイジは自然の偉大さを感じます。
山小屋に戻ったハイジが花を見ると、せっかく摘んできた花がしおれてしまっていました。
おじいさんに花がしおれていることを話すと、おじいさんは花や自然の大切さ、人間が自然の中で生きることを教えてくれます。ハイジは花に「ごめんね、もう決して(花を)摘まないわね」と話し、花を崖から投げます。花は風にのって自然に帰っていきました。
今回のお話では、ハイジが新しい環境に順応し、友情や自然との調和を学びながら成長していく姿が描かれています。

アルプスの夏は、いつもと違う出来事でハイジを驚かせます。ある日、ペーターと牧場に向かう途中、突然の嵐に見舞われたハイジ。激しい風雨の中、岩棚に隠れて嵐が過ぎるのを待ちます。自然の猛威を目の当たりにし、ハイジは山の天候の変わりやすさを知ります。

嵐が過ぎ去り、ハイジは怪我をした小さな小鳥のヒナを見つけます。ペーターの反対を押し切り、ハイジはヒナを「ピッチー」と名付け、愛情を込めて育て始めます。ピッチーのために、ハイジは毎日、アルム中を駆け回り、虫を捕まえてはピッチーに与えます。

ある日、ハイジが大事に育てているピッチーを、犬のヨーゼフが口に入れてしまう事件が起きます。
驚いたハイジは泣きじゃくりますが、ヨーゼフは実はピッチーを火から守ろうとしていたのです。普段はのんびりしているヨーゼフですが、勇気ある一面を見せたことで、ハイジはヨーゼフを家族のように思うようになります。
その後、ピッチーの世話に夢中になったハイジは、ペーターとの約束を忘れてしまい、二人の間に小さな亀裂が生まれます。
しかし、ハイジはピッチーを通して、自然の大切さ、そして家族の絆の深さを学んでいきます。
第4話 「もう一人の家族」の感想
子どもの頃、ヨーゼフがピッチーを口に入れてしまうシーンは衝撃的でした。
あ~ぁ、「ヨーゼフが小鳥を食べちゃった」と思ったものです。大人になった今でもこのシーンだけは、はっきりと覚えていました!

ペーターはハイジがピッチーの世話を優先し、一緒に山の上の牧場に行かなくなったことで機嫌を損ねていました。そんなある日、ペーターは村からアルムおんじ宛の手紙を預かります。
しかし、ピッチーに夢中になったハイジを見て、ペーターは手紙のことをすっかり忘れてしまい、山の上の牧場へ行ってしまいます。

ピッチーは元気を取り戻し、嬉しそうに飛び回っていましたが、突然現れた鷹に襲われてしまいます。
ハイジとペーターは必死にピッチーを助け、なんとか難を逃れます。しかし、その間に子ヤギのユキちゃんとハイジの家で飼っているシロとクマがどこかへ行ってしまい、霧が深くなったため、山羊たちが見つかりません。
やっとの思いでヤギたちを見つけますが、今度はハイジたちが霧の中で道に迷ってしまいます。心細くなったハイジでしたが、おじいさんの飼犬のヨーゼフが助けに現れ、無事に山の牧場に戻ることができました。
一方、おじいさんはペーターから預かったデーテおばさんからの手紙を読みます。
手紙には「ハイジをフランクフルトで勉強させたい」と書いてありましたが、おじいさんはその手紙を暖炉に投げ込み、燃やしてしまいます。
ハイジはすでに自分にとってかけがえのない存在となっており、誰にも渡したくなかったのです。
第6話 ひびけ口笛

夏も終わり、アルプスの生活にすっかり慣れたハイジは、ペーターのように立派なヤギ飼いを目指すようになりました。おじいさんの手ほどきで、ヤギの乳を搾ったり、口笛を吹いてヤギを集める練習を始めますが、なかなかうまくいきません。

ある日、ペーターが体調を崩し、ハイジが代わりにヤギたちの面倒を見ることに。しかし、口笛はうまく吹けず、ヤギたちは散り散りになってしまいます。焦るハイジでしたが、諦めずに練習を続け、ついに美しい音色を奏でることに成功しました。
一方、おじいさんは村へ物々交換に出かけますが、村人たちの冷たい態度に心を傷つけます。しかし、ハイジのために甘い飴を買って帰り、ハイジの笑顔を取り戻します。
ハイジは、ペーターの助けもあり、少しずつヤギの世話に慣れていきます。口笛の音色に導かれ、ヤギたちはハイジになつき、アルプスの大自然の中で、ハイジとヤギたちは共に成長していくのでした。
第7話 樅(もみ)の木の音

ハイジがアルムの山にやってきたのはもう3ヶ月も前のこと。
すっかり山の生活に慣れ、ヤギの乳を搾ったり、口笛を吹いたり、ピッチーという小鳥と遊ぶ日々を送っています。
ある日、秋が近づき風が強くなったため、ハイジはおじいさんから山へ行くのを禁止されてしまいます。
代わりに、おじいさんのチーズ作りを手伝うことに。しかし、ハイジがいないと寂しいのか、ヤギたちはグズグズしてペーターの言うことを聞きません。そして、ハイジを慕うユキちゃんが一人で山小屋にやってきてしまいます。
ハイジはチーズ作りを中断して、ユキちゃんを山へ連れて帰ることに。
しかし、その間にチーズを焦がしてしまいました。おじいさんは怒りませんでしたが、悲しくなったハイジは外へ出て、風に揺れる樅(もみ)の木を見上げます。すると、樅の木が何かを語りかけているように聞こえ、ハイジは心が安らぎます。
樅の木はハイジに、「ハイジわかればいいんだよ、明日から失敗しないよう頑張ればいいんだ、そうすればおじいさんだってチーズ作りを手伝わせてくれる」と教えてくれているようでした。翌日、ハイジはおじいさんのチーズ作りを一生懸命手伝い、山の暮らしの厳しさを改めて感じます。
この出来事をきっかけに、ハイジは山での生活やチーズ作りなどを学び成長していくのでした。
第8話 ピッチーよどこへ

アルプスの山に短い秋が訪れ、雪が降り始めました。
いつもハイジを起こしてくれる小鳥のピッチーが、ある朝、いつものように窓辺に現れません。心配したハイジは、小屋の外へ飛び出し、ピッチーの名前を呼ぶ声が山々にこだまします。
ペーターに理由を尋ねても、面倒臭そうに「起こすのが面倒になったかハイジが嫌いになったから」と適当に答えるので、ハイジはますます心配になります。
おじいさんに相談すると、おじいさんは穏やかな表情で、「きっと寒くなってきたので暖かいところに引っ越して行ったんだ。ピッチーがいくらハイジの事を好きでも、この寒い山の上では冬を過ごす事はできないんだ。独りぼっちでここにいるより、暖かいところで仲間と一緒に暮らす方がずっといいんだ」と教えてくれました。
ハイジは、おじいさんの言葉を聞いて少し納得したものの、心のどこかでまだピッチーが戻ってくることを期待していました。ある日、おじいさんはハイジを連れて、栗拾いに出かけます。秋色に染まった森の中で、二人はたくさんの栗を拾い、楽しい時間を過ごしました。
その帰り道、ペーターがハイジに小さな鳥かごを手渡します。
中に入っているのは、ピッチーに似た小さな鳥でした。「ピッチーの代わりに捕まえたんだ」と、照れながら話すペーター。ハイジはペーターの優しさに感動し、二人の仲はすっかり元に戻りました。
しかし、この小さな鳥も、冬が来れば暖かい場所へ旅立ってしまうことを知ったハイジは、またもや寂しい気持ちに包まれてしまいます。なので、ハイジはこの小鳥も逃がしてやることにしました。
小さな鳥は、元気にさえずりながら、空高く舞い上がっていきます。そしてハイジは「さようなら、ピッチー。」そうつぶやいていました。
第9話 白銀のアルム

アルムの山に厳しい冬が訪れ、山小屋は深い雪に包まれました。
ハイジは、初めての雪景色に心を躍らせ、舞い降りる雪に大はしゃぎします。しかし、雪が降り始めるとひつじ飼いのペーターや友達のユキちゃんに会えなくなり、少し寂しさも感じるのでした。
それでもハイジはおじいさんの仕事を手伝ったり、モミの木の下に集まるシカや小鳥たちに餌をあげたりと、冬のアルプスの生活を少しずつ楽しみながら過ごしていました。厳しい寒さも、ハイジにとっては新しい発見に満ちた楽しい毎日だったのです。
ある日、ふいにペーターが雪道を越えて山小屋にやって来ます。
ハイジは嬉しくて大喜びし、友達に会えた喜びでいっぱいになりました。二人は冬の生活について話し始めます。ハイジが最近はどうしているのか尋ねると、ペーターは「学校に通っているんだ」と答えます。学校に行ったことのないハイジは興味津々で、ペーターから学校の話を聞き出しました。
ペーターは口べたなのですが、勉強が難しくてつまらないことや、先生に怒られて友達に笑われること、そしてヤギと一緒にいる方がずっと楽しいと話してくれます。ペーターの話に、ハイジは新しい世界を知ったような気持ちになりました。
帰り際、ペーターは「おばあさんがハイジに会いたがっているよ」と言い、ハイジは驚きと喜びで胸がいっぱいになります。ハイジにとって、「誰かに会いたいと思われる」という経験は初めてだったのです。
しかし、おじいさんは雪道の危険を理由にハイジを引き止めます。本当は村の人たちと関わりを持つことを心配していたのでした。それでも、ハイジの心はおばあさんに会いたい気持ちでいっぱいです。雪が晴れたとき、おじいさんはハイジを村へ送り出してくれるのでしょうか?
第10話 おばあさんの家へ

冬のアルムの山を吹雪が覆う中、ハイジはペーターのおばあさんを訪ねたいと心から願っていました。
けれども天気が悪く、何日も外に出られずにいました。そうしてやっと吹雪がやんだ五日目の朝、雪が凍って外に出られるようになりました。
おじいさんのソリに乗ってようやくペーターの家へ行くことができたハイジは、ワクワクした気持ちでペーターの家の中へ入ります。
そこで目にしたのは、目が不自由で暗闇の中に暮らすおばあさんの姿でした。
ハイジは、明るい光をおばあさんにも見せたいと心から願い、窓を開けて外の光を届けようとしましたが、おばあさんは「私にはもう、この世界が明るく見えることはないんだよ」と静かに言いました。おばあさんが、夕日に染まる金色の山々の美しさも見られないことに気づいたハイジは、おばあさんの膝に顔を埋め、涙が止まらなくなりました。
また、ペーターの家は古く壊れかけており、おばあさんとお母さんのブリギッテはその生活に不安を抱いていました。ハイジは「おじいさんなら直せる」と考え、おじいさんに話してみます。
普段は人との関わりを避けているおじいさんですが、ハイジの純粋な願いに応え、翌日、ペーターの家の屋根や壁を丁寧に修理してあげました。
おばあさんは、まさか自分たちのために手を尽くしてくれる人がいるとは思っていなかったため、驚きと感謝の気持ちで胸がいっぱいになりました。「神様はまだ私たちを見守ってくださっている」と話すおばあさんの顔には、心からの喜びが溢れていました。
おじいさんの修理のおかげで、おばあさんの心にも光が差し込み、目には見えなくても、その日、彼女の心は夕日に照らされた金色の山のように輝いていました。
第11話 吹雪の日に

アルムの冬は厳しく、毎日雪が降り続いています。
アルムおんじが直してあげたペーターのおばあさんの家へ、ハイジは雪の晴れ間に行くのを楽しみにしていました。ある日、空に日差しが戻ってきたためハイジはおばあさんのところに出かけようとします。
しかしおじいさんは、「この天気は本物ではない。あと2~3時間もしたら吹雪になるだろうな」ととハイジを引き止めます。
その頃、ふもとから小鹿を追う猟師たちがやってきます。
ペーターは冬の間、猟師の案内役をしており、山を登っていく彼らを導いていましたが、ハイジは猟師が小鹿を追っていることを知ると「鹿さんは私のともだちだもの、絶対どかないわ!」と体を張って小鹿を守ろうとします。その姿を見てペーターは困惑するばかりです。
おじいさんは、吹雪が近づいていることを猟師たちに忠告しますが、彼らは天気を軽視し、さらに雪山の奥へと進んでしまいました。やがて予想通り吹雪が激しくなり、猟師たちは山の中で遭難してしまいます。ハイジは猟師たちを心配して不安な気持ちでいっぱいになります。
そんなハイジの心配を受け、おじいさんは吹雪の中、ヨーゼフと共に猟師たちを助けに探しに向かいます。
吹雪の中で倒れていた猟師たちを見つけると、ヨーゼフの引く犬ぞりに一人を乗せ、もう一人は自分の背中に背負って無事に山小屋へ連れて帰りました。夜遅く、無事に帰ってきたおじいさんと猟師たちを見て、ハイジは「よかった、よかった、ほんとによかった、おじいさん!」と言っておじいさんを抱きしめ、安心するのでした。
翌朝、元気になった猟師たちは感謝の気持ちを述べ、山を降りていきました。
第12話 春の音

アルムの山に春の訪れが近づいてきました。
ハイジはその気配に心が踊り、山野を駆け回ります。ハイジは溶けかけた雪の中でかわいらしい花を見つけます。見つけた花をおじいさんに見せると、「おぉ、これは、春を知らせる雪割草だ」と教えてくれました。ハイジはこの雪割草をペーターのおばあさんに届けることに決めます。おばあさんは花の香りをかぎながら、「春なんだね~、春がきたんだね~」「ハイジが春のにおいを運んできてくれたんだよ」と喜んでくれました。
おばあさんの家を出たあと、ハイジはペーターに誘われてソリ遊びに出かけ、ペーターが操るソリの後ろに乗って楽しんでいました。しかしハイジは自分でもソリを操りたくなり、ペーターに頼んで挑戦することにしますが、ソリがバランスを崩し、何度も転倒してしまいます。

そこへ村の子供たちが現れ、ペーターが女の子のハイジと遊んでいることをからかいます。怒ったペーターはソリ競争で勝負することに。ハイジが途中でバランスを崩して負けてしまいますが、ペーターの操縦はなかなか見事でした。
その帰り道、突然の雨で恐ろしい雪崩が起こりますが、ハイジとペーターは危機一髪のところをおじいさんに助けられます。もしおじいさんが来てくれなかったら、と思いゾッとするハイジですが、これもまた春の訪れの一つ。こうしてアルムの山には、楽しい春が確かな足音で近づいていました。
第13話 再び牧場へ

寒かったアルムの冬が終わり、待ちに待った春がやってきました。
ハイジは胸を躍らせながら、友達のペーターと一緒にヤギたちを連れて牧場へ向かいます。道中で見つけた小鳥の群れにハイジは大はしゃぎ。やった!ピッチーが帰ってきた!と思い「ピッチー!ハイジよ-!」と小鳥たちに声を掛けますが、どれがピッチーかはわかりません。結局ハイジは、「みんなピッチーだわ!」とペーターに微笑みかけ、二人は楽しげに笑い合います。
牧場に到着すると、ハイジは久しぶりの景色に心を奪われます。懐かしいヤギのユキちゃんや大角の旦那に再会し、花で作った冠をペーターやヤギのユキちゃんたちに飾り、自然の中でのひとときを楽しみます。
しかし、空が暗くなり、突然の雷雨に見舞われました。
二人はペーターの案内で岩棚に避難しますが、そこには見知らぬ子ヤギが紛れ込んでいました。少し心配していると、隣村のヤギ飼いの少年が現れ、ペーターたちをヤギ泥棒だと疑い始めます。さらに、少年は「このプレッチ川の川中で、きちがいおんじと言えば、知らなやつはいないぜ」と、ハイジのおじいさんへの悪口を口にしたため、ハイジとペーターの怒りが爆発。ペーターと少年の殴り合いの喧嘩が始まり、ガマンできなくなったハイジも少年に嚙みついて、ケンカに加勢します。しかし、体の大きな少年にはかないません。
その時、ヨーゼフが現れて力強く吠え、少年は驚いて逃げ帰りました。嵐も去り、夕焼けに染まるアルムの景色が広がる中、ハイジとペーターは穏やかな気持ちで牧場を後にします。
家に戻ったハイジを待っていたのは、おじいさんが町で買ってきてくれた新しい帽子でした。春の温かい夕日が帽子に照り映え、ハイジはおじいさんの優しさに心からの感謝を感じながら、春の訪れを喜ぶのでした。
第14話 悲しいしらせ

夏がまたアルムの山にやってきました。
ある日、ペーターはヤギのユキちゃんの飼い主・シュトラールさんから、ユキは「体がちっとも大きくならんし、こう乳の出が悪くては飼っていてもなんにもならん。かわいそうだがやむを得んだろう」と、この夏が終わったらユキを処分(食肉)しなければならないことを聞かされます。ユキちゃんと仲の良いハイジがこの知らせを知ったらどれほど悲しむだろうと、ペーターは胸を痛め、真実を隠そうとします。しかし、ペーターの様子が気になったハイジが問い詰めると、とうとうユキちゃんが潰される(食肉)にされる運命にあることを知ってしまいます。ハイジはショックで涙を流し、ユキちゃんをしっかり抱きしめるのでした。

村では乳の出なくなったヤギが処分されることは珍しいことではありませんが、ハイジにはそれがどうしても理解できません。
おじいさんも「村の連中がヤギを飼うのは可愛がっているのではない、暮らしのためだ」と言いますが、ユキちゃんを失うことを受け入れられないハイジは泣き崩れてしまいます。そんなハイジの姿を見かねたおじいさんは、乳の出をよくする薬草が崖に生えていることを教えてくれます。ハイジは少しでもユキちゃんを救おうと、ペーターと共に危険な崖で薬草を探すことを決意します。
二人は朝早くから山へ登り、匂いの良い薬草を探してはユキちゃんに食べさせます。
犬のヨーゼフも見守る中、崖の岩場で足を踏み外しそうになりながらも懸命に薬草を集めました。ある日、霧が晴れたわずかな隙に、ハイジは崖に生えた草に気づきます。ハイジはペーターが止めるのも聞かず手を伸ばします。するとその時、突然強い風が吹き、ハイジは崖から落ちそうになってしまいました。ペーターがすぐに駆け寄りますが、二人とも滑り、岩場から転げ落ちてしまいます。しかしヨーゼフが自分の身体でハイジたちが転げ落ちるのを止めたので、なんとか二人は命拾いしました。
ハイジは足をくじき、ペーターも全身傷だらけでしたが、ユキちゃんのために懸命な努力を続ける二人の心は完全に一つになっていました。
第14話 「悲しいしらせ」の感想
私のおじいさんの職業は農家でした。なので私が子供の頃におじいさんの家に遊びに行ったとき、牛や豚にワラや飼料などの餌やりをしていました。
それから、たまにヤギも飼っていました。ヤギのエサはハイジと同じように草を食べさせていたので、河原の土手に連れて行って草を食べさせていました。もちろんヤギのお乳も飲んでましたよ!
牛や豚などを育てるのは、それなりに近代化されていたので、実は家畜たちが潰される(食肉)にされるのをよく分かっていませんでした。もちろん屠畜場に連れていくので、分からないのも当然だったのかも知れません。
ただ、ハイジが過ごした18世紀ですと、もっと家畜と人間が近かったんでしょうね。
大切に育てれば育てるほど、家畜にも愛情がわいたはずです。私も子供の頃に、家畜が潰されるのを目の当たりにしたら泣いたのかなぁ…。でも意外と仕方がないんだと、思ったとも思います。(冷たいですか?)
しかし、ヤギの名前はなぜ「ユキちゃん」なのでしょう?
私たちの世代では、ユキと言えば宇宙戦艦ヤマトの「森雪」ですね(笑)
第15話 ユキちゃん

ハイジとペーターは夏の間中、ヤギのユキちゃんに匂いの良い草を食べさせて大切に育てていました。
しかし秋のある日、ペーターは突然、村のシュトラールおばあさんから「実はねユキのことなんだけど、ユキは明日からもうここには連れてこないよ」と告げられます。ショックを受けたハイジは、ペーターに励まされながらも、ユキちゃんと別れることへの悲しみを抑えられませんでした。

最後の時間を楽しもうと、ハイジはユキちゃんやペーターと一緒に牧場を走り回りますが、ユキちゃんが処分される運命を考えるとまた涙が止まらなくなります。ユキちゃんに喜んでもらおうと、ハイジは必死で良い草を探して食べさせました。
夕方、ヤギたちが山を降りる時、ハイジは「私、今日からユキちゃんと暮らすことにしたの」と言い出し山小屋で暮らそうとします。
ペーターは反対しますが、ハイジの説得に押され、ユキちゃんを山小屋に残して村に降りることに。ハイジはユキちゃんをかくまう決意をし、夜、こっそりユキちゃんの世話をして搾った乳を味わいました。その乳は驚くほどおいしく、翌朝おじいさんにも飲んでもらいます。おじいさんも「いい乳だよハイジ、これだったらどこのヤギにも負けない、いい乳だ」と感心し、一晩ユキちゃんを泊めることを許しました。

翌朝、ユキちゃんを取り返しに来たシュトラールさんに、おじいさんがユキちゃんの乳を飲ませると、その美味しさに驚きます。
ハイジの懸命な世話のおかげでユキちゃんは良い乳を出すようになっていたのです。ハイジの必死の願いに心を動かされたシュトラールさんは、「もう一年待ってみよう」と言い、ハイジは嬉しさのあまりシュトラールさんに抱きついて喜びました。おじいさんも「あいつめ、ハイジに負けおった」と微笑むのでした。
第16話 デルフリ村

いつの間にか秋が過ぎ、アルムの山に住むハイジは、3度目の冬を迎えました。
ある日、山小屋に一通の手紙が届きます。手紙はデルフリ村の学校の先生からで、「冬の間にハイジを学校に通わせるように」という、何度目かの催促でした。デルフリ村では8歳になると、冬の間だけ学校に通うのが習わしですが、ハイジの大好きなおじいさんはその願いを聞き入れません。おじいさんは手紙を無造作に暖炉にくべ、炎の中で手紙は消えていきました。
ハイジは毎日、村の少年ペーターとソリ遊びを楽しんでいます。
ある日、ソリで滑り降りた勢いでデルフリ村に着いたハイジは、ヤギの「ユキちゃん」に会いたくて村まで行くことを決めます。ペーターも付き添い、無事ユキちゃんに再会したハイジは大喜び。その帰り道、村の子供たちが楽しそうに雪合戦をしている姿を見て、ハイジも加わります。子供たちと一緒に遊ぶハイジの笑顔は、輝いていました。
ところが、その楽しい時間の中で「おいハイジ、おまえどうして学校に来ないんだい?」と、子供たちからかわれます。村人たちも「右手がどっちかも知らないんだって」「みんなおんじがいけないのさ」と、うわさしアルムおんじを非難する声があがります。

山小屋に戻ったハイジは、心に引っかかるものを感じながらも、おじいさんに「ねえおじいさん、8つになったら学校に行かなきゃいけないっていうのほんとなの?」と尋ねます。
するとおじいさんは優しくも頑なに、「そんな必要はない」「学校なんて行かなくったって、必要なことはここにいれば十分に覚えられる」とハイジに伝えます。でも、ハイジはおじいさんに問いかけ続けます。おじいさんは「学校なんて行ったってろくなことはない」「くらだんことを覚えて、くだらんやつになるのが関の山だ」「それより、ヤギやヨーゼフと暮らす方がよっぽど幸せなんだよ」と語り、ハイジと二人きりで静かな山の生活を送りたい気持ちをにじませました。でもハイジは、ちょっぴり納得はしていませんでした。
誰にもじゃまされずに、ハイジと二人っきりで暮らしたいと思っているおじいさん。おじいさんの願い通りに、このままハイジは学校に行かずに山での暮らしを続けられるのでしょうか?
第17話 二人のお客さま

アルムの山にも春が訪れ、雪解け水が流れる音が響く頃、デルフリ村から村の牧師さんが山小屋を訪れてきました。
彼の目的は、ハイジを学校に通わせるようおじいさんを説得すること。しかし、おじいさんは「わしは、あの子を学校にはやらん考えだ」と答えます。牧師さんはハイジを学校で学ばせなければならないと強く訴えますが、おじいさんは「この次の冬に凍えるような寒い朝に、まだ手足のか細い女の子に雪の中をくぐって山を下らせる。そして2時間も歩かせる。そんなことできますか」と強い口調で答えます。
牧師さんは、「それなら、またデルフリ村へ下っておいでなされ」と、厳しい口調で提案しますが、村人との関わりを避けたいおじいさんはこの案にも耳を貸さず、結局話し合いは平行線のまま終わります。この出来事をきっかけに、おじいさんはますます無口で不機嫌になり、ハイジにも冷たく接するようになってしまいました。

一方、デルフリ村にはもう一人の客が現れます。
3年ぶりにフランクフルトから戻ったデーテおばさんです。すっかり都会の雰囲気をまとった彼女は、派手な服装に身を包み、村人たちを驚かせました。デーテおばさんの目的は、ハイジをフランクフルトに連れて行くこと。裕福な家の一人娘クララの遊び相手として、ハイジを引き取るつもりなのです。

翌日、デーテおばさんは山小屋を訪ね、おじいさんに久しぶりに話かけます。
不機嫌なおじいさんは彼女を相手にしようとしませんが、デーテおばさんは意に介さず「おじさん、私ハイジをフランクフルトに連れて行こうと思うの」と得意気に語ります。この突然の話に、おじいさんは驚きと怒りを隠しきれませんでした。デーテおばさんの強引な提案は、この後のアルムの生活に大きな変化をもたらす予感を秘めていました。
第17話 「二人のお客さま」の感想
この「二人のお客さま」の回から、とうとうハイジが山を下りるお話になっていきますね。
おじいさんがハイジのことが大好きなのは良く分かるんです。ハイジが可愛すぎるから、下界のきたない・わずらわしい世界を見せたくないのですね。おんじって若い頃、いったい何があったのでしょう?そのあたりは、お話に出て来ないのでちょっぴり知りたくなりますね。
また、デーテおばさんが着飾ってデルフリ村へ戻ってくるシーンは、都会と村の文化や価値観の違いを象徴しているようでいいですね。こういう、にくい演出の仕方が「アルプスの少女ハイジ」の人気が衰えないところなんでしょうね!
第18話 離ればなれに

フランクフルトで働くデーテおばさんは、街の大金持ちの屋敷で足が不自由な一人娘の遊び相手を探しているという話を耳にします。
その娘の遊び相手にハイジがぴったりだと考えたデーテおばさんは、ハイジを屋敷に連れて行くため、おじいさんの元へ戻ってきました。しかし、おじいさんはハイジを渡す気がありません。「連れていけるものなら、連れていってみるがいい」「どこへでも勝手に連れて行って、あの子を腐らしてしまえ」「もう二度とあの子を連れて、わしの前に現れるな」と心にもないことを言い放つものの、ハイジが自分の意思でついて行くとは全く思っていませんでした。
デーテおばさんはハイジに「帰りたいときにはいつだって帰れるよ」「帰ってきた時に、おばあさんの好きなもの(白パン)をどっさりお土産を持って」と言って嘘をつき、山を下りるようハイジを誘います。
ハイジは初めは断りますが純粋なハイジは、おばあさんとおじいさんにお土産を持ってこれると思い込み「さあ、おばさん早く行こうー」と山を降りてしまいます。おじいさんは、ハイジがフランクフルトに行くとは思わず「ハ、ハイジ・・・」と言葉を失うのでした。
その道中、ハイジはペーターに出会い、フランクフルトに行くと告げます。
ペーターは一度フランクフルトに行ったら長い間戻って来られないことを知っていましたが、ハイジは事情を知らず、ペーターの前を引きずられるように去っていきます。ペーターは家に帰ると、お母さんやおばあさんに「デーテにハイジがフランクフルトへ連れてかれっちゃた」と伝えます。
ハイジを毎日楽しみにしていたおばあさんは「デーテ、お願いだからその子を連れて行かないでおくれ」と嘆きますが、デーテおばさんはその声を無視して山を降りて行きます。

おばあさんはハイジを恋しがり、食事も喉を通らなくなります。
一方、アルムおんじもショックを受け、とてつもなく落ち込んでいました。「まさか、ハイジがわしから居なくなるなんて」と呟くおじいさんに、ペーターは「おんじのばか!どうしてハイジを行かせちゃったんだ」と怒りをぶつけ、泣きながら山の牧場へ走り去ります。
ハイジはまだ自分が騙されていることに気づかず、一刻も早くおばあさんへ白いパンのお土産を買って山へ帰ることだけを考えています。ペーターのおばあさんが喜ぶ顔を思い浮かべながら、長い坂を少しも苦にせず歩き続けるのでした。
第18話 「離ればなれに」の感想
子供の頃から、なんでハイジはフランクフルトに行ったんだろうと思ってました。
あらためてアニメを見てみて「なぁるほど~ハイジは騙されたんだね」と納得してしまいました。
しかし、アルムおんじは不器用ですね。もうちょっとデーテおばさんと話し合って、ハイジを連れていかれないようにすればいいのにと思ってしまいます。
ですが、昭和世代の私からみますと、太平洋戦争前後生まれの男性や私のおじいさんなど、こんな頑固な男性はたくさんいましたね。
時代なんでしょうか?今はやさしい男性が多くてうらやましい?です!
第19話 フランクフルトへ

ハイジはデーテおばさんに連れられて山を下りマイエンフェルトの町に着きました。ハイジはここがフランクフルトだと思いましたが、ここでは無く今からアルプスを離れてフランクフルトに向かうと聞かされます。
ハイジは驚き「おばさんの嘘つき」と怒り山に帰ろうとします。ハイジは「いやよ、行きたくないわ」と抵抗しますが、デーテおばさんに無理やり汽車に乗せられてしまいます。そして汽車は動き出し、ハイジは汽車から降りることも出来ずデッキから遠ざかるアルプスの山々を見て、涙が止まりませんでした。
それでも、ハイジはデーテおばさんの「少しの間だけフランクフルトにいれば、白パンとタバコを持って山に帰れる」という言葉を信じてがまんするしかありませんでした。
汽車で夜を迎えたハイジは、おじいさんやペーター、ペーターのおばあさんのことを考え、小さな胸を痛めます。また、おじいさんやペーターのおばあさんもハイジのことを考えて悲しみます。そして翌日の夕方、ようやくフランクフルトに到着したハイジとデーテおばさん。彼らが向かったのはフランクフルトで最も裕福なゼーゼマン家でした。

ゼーゼマン家では、12歳のクララが新しい友達となるハイジを心待ちにしていました。しかし、執事のロッテンマイヤーさんは、ハイジが教育も受けていない年下の子であることを理由に歓迎しません。それでも、デーテおばさんは「並みとは違った個性の強い子、性格がはっきりしている子」という理由でハイジを置き去りにして帰ってしまいます。
見知らぬ土地と豪華な屋敷でたった一人取り残されたハイジ。そこで出会ったのは、体の弱いクララと、厳格で怖そうなロッテンマイヤーさんでした。そしてハイジは屋敷に一人取り残されてしまうのでした。
第19話 「フランクフルトへ」の感想
ハイジがデーテおばさんに騙されて山から連れていかれるシーン、そして汽車の中でもう山に帰れないと思うシーン、ここはかなりジーンとします。
そして、ハイジが居なくなって悲しむアルムおんじのとても淋しそうな表情。子供の頃は気付かなかったんですが、ぐっとくるシーンでしたね。
第20話 新しい生活

フランクフルトのゼーゼマン家に来たハイジは、車椅子生活を送るクララと初めて出会います。
クララはハイジに「あなたはこの家にいて、私と一緒に授業を受けるために来てもらったの」とハイジに説明しますが、山での自由な生活を懐かしむハイジの心は複雑です。豪華な食卓に並ぶ白パンを目にしたハイジは、「わぁー白パンだ!」と喜びますが、アルムの山に住むペーターのおばあさんのことを思い出し、帰りたい気持ちがさらに募ります。夜になると夢の中でおじいさんやヨーゼフを呼び楽しく遊んでいました。しかし朝になり目を覚ますとハイジは現実に戻り、悲しみに暮れるのでした。窓を開けて外を見ようともしますが、雨戸が閉ざされており、山や樅の木どころか青空すら見えません。
ロッテンマイヤーさんからは「アーデルハイド」と洗礼後の名前で呼ばれるものの、ハイジは「私はハイジよ」と反論しますが、受け入れてもらえません。また、礼儀作法や言葉遣いの厳しいしつけにも馴染めず、クララの家での生活は不安と戸惑いに満ちています。それでもハイジは、おばあさんに白パンを届けたい一心で食事のたびにパンを隠して部屋に持ち帰るのでした。
外の世界を知らないクララに驚きつつも、二人は次第に心を通わせていきます。
クララの提案で召し使いのセバスチャンが窓を開けてくれますが、ハイジが望む山や自然はどこにもなく、見えるのは石造りの建物ばかり。絶望するハイジを見たクララは、「ハイジそんなに山へ帰りたい?」と問いかけ、うなずくハイジに「お帰りなさい、ハイジ」と寂しく声をかけます。しかし、クララが「ママは小さい頃に亡くなって、パパはお仕事でずっとパリ、明日から私はまた一人ぼっち、でも一人ぼっちに慣れちゃったわ」とこぼしたことで、ハイジは深く心を動かされます。ハイジは「クララ、私帰らない、しばらくがまんするわ私」と励まし、二人は手を取り合い、友情を確かめ合うのでした。
ハイジにとっては辛い悲しいフランクフルトでしたが、しばらくがんばろうと決心したのです。
第21話 自由に飛びたい

ハイジはクララと一緒に勉強を始めますが、家庭教師はハイジの学力を見て、アルファベットの基礎ABC(アー・ベー・ツェー)から教えるべきだと提案します。
しかし、それではクララの勉強が遅れるとロッテンマイヤーさんが反対し、ハイジもクララのレベルに合わせて授業を受けることになります。しかし、字を読めないハイジには授業が退屈で、眠くなってしまいます。
その時、ハイジは風の吹くような音を聞きました。その音を聞いたハイジは「モミの木が鳴ってるっ!」と叫び、期待に胸を膨らませて外に飛び出しますが、それは馬車の車輪の音でした。ここはアルムの山ではなく、都会の屋敷である現実を再び突きつけられ、ハイジはとても落ち込んでしまいました。
ある時、ハイジはクララの部屋で、彼女の唯一の友達である小鳥を見つけます。
しかし、その小鳥が鳥かごに閉じ込められているのを見て驚きます。ハイジにとっては、小鳥はアルムの山で自由に飛び回るピッチー(小鳥)のような存在であるべきでした。クララにその思いを話すと、クララはハイジの自由で豊かな山の暮らしをうらやましく感じます。
一方で、自分には美しい人形やドレス・靴があると言い、それをハイジに見せます。しかし、ハイジがアルムの山でおじいさんに買ってもらった大切な帽子を見せた時、ロッテンマイヤーさんに「なんですか!この汚い帽子は!」と言われ取り上げられてしまい、ハイジ「返して、帽子!」とお願いしますが返してくれませんでした。

さらに、ハイジは小鳥が山へ帰りたがっていると思い込み、クララの大切な小鳥を鳥かごから逃がしてしまいます。この行動にロッテンマイヤーさんは「カゴから出た小鳥は生きていく力なんてありはしません!」と激怒し、ハイジを地下室に閉じ込めます。
地下室でハイジはネズミの子供と友達になりますが、これがさらなる大騒動を引き起こします。ネズミを怖がるロッテンマイヤーさんは「あの子のために、この家はめちゃめちゃになるわ」とため息をつき、ハイジの汚れた服を燃やさせ、彼女を無理やりきれいな服に着替えさせます。
新しい服を着てクララの元に戻ったハイジは、逃がしたはずの小鳥が戻ってきたことに驚きます。
クララは、「その小鳥はね、山よりもそのかごの方がいいのよ」も自分も外の世界を知らないから、ここが居場所なのだと説明しますが、ハイジにはその考えが理解できません。彼女はアルムの山での自由な生活や、ピッチーが嬉しそうに飛び回る姿を語り、そこがいかに素晴らしい場所かを熱心に話します。
ハイジの無邪気な言葉に、クララは「いいわね、ハイジは…」とつぶやきます。この瞬間、ハイジは「ごめん…。」と謝り、初めてクララの置かれた不自由な状況をかわいそうだと思います。そしていつか必ずクララをアルムの山に連れて行こうと心に決めるのでした。
第21話 「自由に飛びたい」の感想
ハイジが小鳥を逃がすシーン、ここは考えさせられますね。
小鳥が鳥カゴから出て、独り立ちなんて出来るはずはありません。鳥カゴの中で生活していた小鳥なんて外の世界に出たら、鷹とかカラスにすぐに食べられてしまうか、エサが捕れずに餓死してしまうでしょう。
そんなことはハイジには分かるはずもありません。
がしかし、もっと悲しいのは小鳥が自分の意志でクララの家に帰って来て、なんと自ら鳥カゴに入ってしまうシーンです。
外の世界は広いし「いつでも飛び立っていいんだよ」と言われているのに、ちっぽけな世界に安住の地を求め、どこにも飛び立てない自分自身と重なってしまいました…。
第22話 遠いアルム

ハイジはクララに、アルムでの暮らしや、おじいさん、ペーター、動物たちとの楽しい日々を語ります。
その話はクララにとって新鮮で何度聞いても飽きないものでした。
ハイジ自身はおじいさんの「よー大将!」というペーターを呼ぶ声や、そしてペーターが少し怖がり「おはよう、おんじ」と返事を返す声、ヨーゼフの鳴き声などを思い出し、山の記憶を語るたびに懐かしさが募り、アルムの山の生活への思いが深まっていきます。
ある日、息苦しい石造りの壁に囲まれた生活に耐えられなくなったハイジは、クララの「この上の屋根裏部屋に行ってみればいいわ!」と教えてもらい階段を登り屋根裏部屋に行きます。
しかし、そこから見えるのは石の壁と屋根ばかり。落胆するハイジに、執事のセバスチャンが「教会の塔の上がいいでしょう。ずいぶん遠くまで見えますよ」と教えてくれます。ハイジはその言葉に希望を抱き、教会へ向かうことを決意します。

途中、音楽を奏でている少年に道案内をしてもらい、なんとか教会にたどり着いたハイジ。
教会の管理人さんに熱心に頼み込み、ようやく塔に登る許可を得ます。長い階段を必死に駆け上がり、塔の頂上にたどり着いたハイジ。管理人さんに「どうだい、たいした眺めだろう」と言われますが、そこで目にしたのは、どこまでも続く灰色の屋根と石造りの街並みだけ「私の思っていたのとまるで違うわ」と嘆き落ち込みます。
ここフランクフルトはドイツ有数の大きな町です。彼女が望んでいたアルムの青い空や緑の谷、花が咲き乱れる牧草地は、どこにも見えるはずがありませんでした。
その瞬間、ハイジの目から静かに涙が流れます。
塔の高さも景色の広がりも、彼女が求めていた山の自由さとはまったく違うものでした。この涙には、アルムへの強い恋しさと、離れた場所での孤独な現実への切なさが込められていました。
それでも、アルムの思い出はハイジにとって希望の光であり続けました。
第23話 大騒動

ハイジは教会の塔から降りる途中、10匹ほどの小猫を見つけました。
そのうちの1匹を、クララを喜ばせようと連れて帰ることにします。しかし、ハイジは無断で外出したことをロッテンマイヤーさんに厳しく叱られてしまいます。小猫も動物嫌いのロッテンマイヤーさんに見つかり、捨てるよう命じられてしまいます。それでもハイジとクララは、セバスチャンに協力してもらいながら屋根裏部屋で子猫を内緒に飼うことにしました。ハイジは、その小猫を「ミーミー鳴くから、ミーちゃんはどうかしら?」とたずね、子猫を「ミーちゃん」と名付けます。
翌日、ハイジはセバスチャンからミーちゃんのための食事をもらい、屋根裏部屋で遊びます。
クララは最初、動物を抱くことに戸惑っていましたが、次第にミーちゃんを好きになり、動物に触れる楽しさを知ります。
そのころ、前日ハイジからお金を受け取れなかったオルガン弾きの少年が屋敷を訪れます。セバスチャンは少年に手回しオルガンを演奏してもらい、ハイジとクララはその音色に大喜び。少年も代金を受け取り、満足して帰っていきました。

ところがその後、教会の管理人さんが残りの小猫たちをバスケットに入れて屋敷に届けます。
バスケットから飛び出した小猫たちに、クララは大はしゃぎ。一方でロッテンマイヤーさんは動物嫌いが高じて屋敷中を逃げ回り、ついには「セバスチャーン」と叫びながら恐怖のあまり気絶してしまいました。
小猫たちは捨てられることになりますが、ミーちゃんだけは無事に残り、相変わらずハイジとクララの心を癒す大切な存在となります。
第24話 捨てられたミーちゃん

嵐の夜、目を覚ましたハイジはアルムの山でペーターと過ごした嵐の日を思い出し、その懐かしさに胸がぎゅっと締め付けられます。
そんな時、ふと屋根裏の子猫のミーちゃんが怖がっているのではないかと心配になり、ミーちゃんを連れてきて一緒に寝ることにしました。しかし翌朝、寝坊したハイジはロッテンマイヤーさんにミーちゃんが見つかりそうになり、肝を冷やします。
その日は日曜日で家庭教師もおらず、さらにロッテンマイヤーさんが外出すると聞いたハイジとクララは大喜び。クララはミーちゃんを「私の部屋でごはんにして、ミーちゃんと思いっきり遊びましょうよ」とハイジに提案し、クララの部屋でミーちゃんと楽しい時間を過ごします。
しかし、出かけたはずのロッテンマイヤーさんが忘れ物を取りに戻り、ついにミーちゃんが見つかってしまいます。ロッテンマイヤーさんは「猫の毛はお嬢様の身体にたいそう悪うございます」「それにどんな恐ろしい病気を持っているか分からないのです」と言い、チネッテに命じてミーちゃんを外に捨てさせてしまいました。
大切なミーちゃんを失ったハイジは悲しみに打ちひしがれ、涙が止まりません。クララも涙が止まりませんでした。
そんなハイジは、とうとうアルムの山に帰ろうと決意します。これまで大切に取っておいた白パンをマントに包み、おじいさんに買ってもらった帽子をかぶると、「さようなら、クララ」と言い、静かに屋敷を出て行きました。しかし、道に迷ったハイジは、以前出会ったオルガン弾きの少年と再会します。ハイジは少年に山へ帰りたいと訴えますが、少年は「金を持っていないと汽車には乗っけてくれないぜ」と話し、ハイジは途方に暮れてしまいます。
そんなとき、偶然通りかかったロッテンマイヤーさんの馬車に見つかり、ハイジは無理やり屋敷に連れ戻されます。その途中、マントに包んでいた白パンを落としてしまい、馬車の中からばらまかれた白パンをただ見つめるしかありませんでした。
屋敷に戻ると、セバスチャンがこっそりミーちゃんを知人に預けていたと聞き、少し元気を取り戻します。そして、ハイジを心配して涙を流していたクララが、心から喜び迎えてくれます。「私ね、ハイジがもう帰って来てくれないかと思ってわーわー泣いてたの」「もう帰ったりしないでね、ね、ね」とクララが頼むと、ハイジは「帰りたくても帰れないのー」と涙を流し、クララのひざに顔を埋めました。
二人は悲しみの中で、再び心を通わせ、絆を深めるのでした。
第24話 「捨てられたミーちゃん」の感想
この回のお話を見ていて、やっぱり「セバスチャンはいい男だ!」という思いですね。
一見ぱっとしないんですが、なかなかいい仕事をする。大人になってから分かりましたが、セバスチャンいい味だしてます。
それと物語の終盤、ハイジがロッテンマイヤーさんに連れ戻されるシーンで、ハイジが持っていた白パンが捨てられる場面はちょっと”うるうる”来てしまいました。
もちろん、クララがハイジを迎えるシーンも”うるうる”ですね。
第25話 白パン

ハイジはクララと一緒に毎日勉強をしますが、文字を読むのが苦手で、ABCのアルファベットすら覚えることができません。
そのため、家庭教師の先生はハイジに合わせて教え方を工夫しますが、それでも勉強はうまくいきません。勉強中、ハイジはふとアルムの山のことを思い出し、突然大騒ぎしてしまいます。我に返ると、ここがアルムの山ではないと気づき、さらに悲しくなってしまうのです。この様子を見たロッテンマイヤーさんは、「やはり、おかしいんですわ、あの子」とハイジの行動は常軌を逸していると考えるようになります。
そんな中、クララのお父さんゼーゼマンさんが旅から帰ってくることになり、「ええっ、パパが帰ってくるの?、いつ?」とクララは大喜び。
ゼーゼマンさんのお迎えの準備でお屋敷中が忙しくなる中、ロッテンマイヤーさんがハイジの部屋を点検すると、タンスの中から古いカビの生えた白パンを見つけ仰天びっくり。実はこのパンは、ハイジがアルムの山に帰るときにペーターのおばあさんへのお土産にしようと、毎食こっそりためていたものでした。
ハイジは「だめー、パンを捨てちゃだめー」と必死に白パンを守ろうとしますが、ロッテンマイヤーさんの指示でチネッテによって捨てられてしまいます。大切なお土産を失ったハイジは深く傷つき、泣き続けます。
クララはそんなハイジを慰めようと、「あのパンね、もう日にちがたってるからお婆さんは食べられないの」と伝えます。ハイジは「食べられない、、、固くて食べられない…。」と涙を流します。
クララはそんなハイジに「あなたが山に帰るときに、焼きたてのやわらかいパンをどっさりあげるわ」と約束しますが、ハイジは「誰もクララの言うことなんか聞いてくれないわ」と泣きながら、さらに塞ぎ込んでしまいます。
しかし、クララは諦めずに「ヤギとおおかみ」のお話を語ってあげるなど、一生懸命ハイジをなぐさめ、励まします。そのおかげで、ハイジは少しずつ気持ちを持ち直し、やがて笑顔でいつも明るいハイジに戻るのでした。
第25話 白パン
この「白パン」の物語は、私が子供の頃から「ハイジの白パン」って言われていて、とても有名なお話でしたね。
子供の頃はこの白パンってどんだけおいしいんだろう?と思って、とても食べたかった思い出があります。そしてロッテンマイヤーさんに大事な白パンを捨てられるシーンは子供にはかなり衝撃的で、とても悲しんだのを思い出しました。
なんだか「アルプスの少女ハイジ」って結構辛いシーンがありますね。
第26話 ゼーゼマンさんのお帰り

クララがとっても待ち焦がれていた父親のゼーゼマンさんが、やっと長い旅から戻ってきました。
クララは大喜びで出迎えをします。そしてハイジはクララと一緒にお土産として素敵なお人形をもらい、とても嬉しくなります。
しかし、家政婦のロッテンマイヤーさんは、ハイジが「このお屋敷にけだものを持ち込んだのでございます」とゼーゼマンさんに伝え、クララの相手としてふさわしくないと迫ります。そしてハイジのことを「あの子は気が変な時があると思われるんですの」とも訴えます。ハイジの気が変だと聞いて心配になったゼーゼマンさんは、クララにハイジのことを尋ねました。クララはハイジを心から弁護し、「お願いパパ、ハイジをこの家に置いてちょうだい」とゼーゼマンをなんとか説得しようとします。
その間、ハイジはゼーゼマンさんに頼まれた冷たい水を用意しようとしますが、台所の水が冷たくないと分かると、遠くの井戸まで水を汲みに出かけます。
屋敷ではハイジがいなくなったことで大騒ぎになりますが、ハイジは街角でなんとか冷たい水を見つけやっとの思いで屋敷に戻り、ゼーゼマンさんに差し出します。「ああ、うまいねぇ、こんなにうまい水を飲んだのは初めてだ!」とゼーゼマンさんは喜びます。この出来事で、ゼーゼマンさんはハイジの優しさと思いやりに感心し、すっかり彼女を気に入るようになります。
ゼーゼマンさんが帰宅している間、ハイジとクララは楽しい日々を過ごしていましたが、ゼーゼマンさんは自分が自宅にいない間にこの家の問題が解決されていないことに気づきます。そこで、自身の代わりにクララのおばあさまを家に招くよう手配します。そして旅立ちの朝、ゼーゼマンさんが仕事に出かけてしまうので落ち込んでいたクララは、おばあさまが来てくれると聞いて元気を取り戻し、ゼーゼマンさんを笑顔で見送ります。
ゼーゼマンさんが再び旅立った後、ハイジはクララにおばあさまがどんな人なのか尋ねます。クララは「ハイジもきっとおばあさまが好きになるわ」と微笑みます。ハイジもおばあさまに早く会いたいと期待に胸を膨らませるのでした。
第26話 ゼーゼマンさんのお帰り
この回は、ハイジが冷たい水を必死になって汲みにいくシーンがいいですね!そしてハイジが必死になって持ってきた「水」。そしてこれをゼーゼマンさんが、おいしそうにのむところ、ちょっぴり胸がジーンとなりました。
こういうところが、「アルプスの少女ハイジ」に人気が出た理由なんでしょうね。
第27話 おばあさま
クララの家に、待ちに待ったおばあ様が到着する日がやってきました。
ロッテンマイヤーさんから、ハイジは「おばあ様」と呼んではいけないと厳しく指導され、「奥様」と呼ぶように何度も練習させられます。ハイジは緊張して失敗を重ねますが、実際に会ってみると、おばあ様は想像していた怖い人とは全く違い、とても優しく愉快な方でした。
おばあ様は到着早々、使用人たちが準備していた部屋の模様替えを止めさせます。
しかし、それは厳格さからではなく、家をゼーゼマン様から任されている責任からでした。その後、おばあ様はクララとハイジに会い、温かく接します。
おばあ様は子供たちと一緒に楽しく過ごし、特に食事の時間には魔法のような演出で場を盛り上げます。
グラスを使って音楽を奏で、花が開くような美しい仕掛けを見せるなど、子供たちを楽しませます。厳格なロテマイヤ先生は困惑しますが、おばあ様は構わず明るく振る舞います。
夜、おばあ様はハイジの部屋を訪れ、絵本のお土産を渡します。
字の読めないハイジのために、おばあ様自ら読み聞かせをしてくれます。ハイジは面白くて眠れず、3つもの物語を聞かせてもらいました。その中で、アルプスの夕焼けや山の動物たちの絵を見たハイジは、故郷を思い出して涙を流します。それを見たおばあ様は、クララとハイジを森へピクニックに連れて行くことを決めるのでした。
ロテマイヤさんが「奥様はすぐにお帰りになる」と言っていたことを心配していたハイジですが、おばあ様は「すぐには帰らない」と約束したので、ハイジは安心してぐっすり眠るのでした。
第28話 森へ行こう
ある日、ハイジが文字を読めるようになったことが判明し、家庭教師のロッテンマイヤーさんは驚きを隠せません。
実はハイジが、おばあ様が何度も読み聞かせてくれた絵本の内容を覚え、分からない文字はクララが教えてくれていたのでした。
この嬉しい出来事をきっかけに、おばあ様はハイジとクララにご褒美を考えます。昼寝の時間、ハイジとクララは楽しくじゃんけん遊びをして過ごしますが、ロッテンマイヤーさんに叱られてしまいます。
しかしまあ、ハイジはロッテンマイヤーさんにいつも叱られるんですね。やっぱり昭和のアニメなんでしょうか(笑)
その後、クララの祖母であるおばあ様は、屋内で過ごすことの多い子供たちのために素晴らしいアイデアを思いつきます。それは、森へのピクニックです。太陽の光を浴び、清々しい空気を吸い、自然の中で過ごすことが子供たちの健康によいと考えたのです。
ロッテンマイヤーさんは、クララの健康を心配して強く反対しますが、おばあ様は「試しに一度、私の自由にさせてくださいな」と説得。ついに森へのピクニックが実現します。
森に着いた子供たちは、美しい花々や昆虫たちとの出会いに心を躍らせます。久しぶりに自然の中に戻ったハイジと、初めて森を訪れたクララは、まるで蝶のように心が高く舞い上がるような喜びを感じます。
しかし、元気いっぱいに森や野原を駆け回るハイジの姿を見たクララは、足の不自由な自分の境遇を思い知らされ、突然悲しい気持ちになってしまいます。そして、家に帰りたいと言い出すのでした。
このエピソードは、都会に住む子供たちと自然との触れ合いの大切さ、そして心の機微を繊細に描いた感動的な物語となっています。美しい自然描写と、クララの複雑な心情表現が印象的な回となっていますね。
第29話 ふたつのこころ
ハイジは、アルムの山から遠く離れたフランクフルトのゼーゼマン家での新しい生活を始めていました。都会の生活はこれまでの山での暮らしとはまるで違い、ハイジはなかなか馴染めずにいました。しかし、病気で歩くことができないクララは、明るく元気なハイジに興味を持ち、次第に親しくなっていきます。
クララにとって、ハイジはこれまで出会ったことのないような活発で自由な存在でした。ハイジが話すアルムの山の美しい景色や、ヤギ飼いのペーター、そしておじいさんとの暮らしに、クララは強く惹かれていきます。一方のハイジも、クララが自分に優しく接してくれることに安心し、次第にクララと一緒に過ごす時間を楽しめるようになってきました。
ある日、クララはハイジに「あなたが来てくれて本当にうれしいわ」と素直な気持ちを伝えます。ハイジも、「私もクララと一緒にいるのは楽しいよ」と笑顔で答え、二人の間にはしっかりとした友情が芽生えます。しかし、ハイジの心の奥には、まだアルムの山への強い想いが残っていました。
夜になると、ハイジは夢の中でアルムの山を歩いている自分の姿を見ます。澄み切った青空の下、おじいさんやペーター、そして可愛がっていたヤギたちが生き生きと動き回っています。夢の中で懐かしい風景を見たハイジは、目を覚ますと胸がいっぱいになり、無性に寂しさを感じるのでした。
一方で、クララもまた、ハイジの自由な生き方に憧れを抱くようになっていました。ゼーゼマン家では、クララはいつもベッドや車椅子で過ごし、家庭教師のロッテンマイヤーさんの厳しい指導のもとで勉強をしていました。しかし、ハイジが話す山の暮らしは、そんなクララの世界とはまるで違っていました。大自然の中を駆け回り、新鮮なヤギの乳を飲み、風の音や鳥のさえずりを聞きながら自由に暮らす――クララは、そんな生活に少しずつ憧れを抱くようになっていったのです。
ハイジとクララはお互いにとって特別な存在になっていきました。しかし、二人の心の奥底には、それぞれの育った環境に対する異なる想いがあることも次第に明らかになっていきます。ハイジは山への恋しさを募らせ、クララはハイジの自由な暮らしを羨ましく思う。この「ふたつのこころ」のすれ違いが、やがてハイジの運命を大きく動かすことになるのです。
第30話 お陽さまをつかまえたい
ハイジはフランクフルトのゼーゼマン家での生活に少しずつ慣れつつありましたが、アルムの山への想いは日に日に強くなっていました。大好きな青い空や緑の草原、やさしいおじいさんと過ごした日々が懐かしくてたまりません。しかし、クララのそばにいれば楽しいこともあり、都会での新しい生活を受け入れようとする自分もいました。それでも、窓から見えるのは高い建物ばかりで、どこまでも広がる山の景色とはまるで違います。
ある日、ハイジは屋敷の中庭に出て、そっと手を伸ばしました。彼女の目には、お陽さまが高い建物の隙間からわずかに顔を出しているのが見えます。「お陽さまをつかまえたい!」ハイジはそう思いました。アルムの山では、いつもお陽さまの光が降り注ぎ、肌にぽかぽかと温かさを感じることができました。しかし、フランクフルトでは建物に囲まれ、陽の光は届いてもどこか冷たく感じられました。
「ハイジ、何をしているの?」クララが窓から声をかけました。ハイジは「お陽さまをつかまえたかったの」と笑顔で答えます。クララは不思議そうにしながらも、「あなたの話を聞いていると、私も山にいるみたいな気がするの」と微笑みました。ハイジが語るアルムの山の景色や、ヤギたちとの暮らしの話は、クララにとって夢のような世界でした。
しかし、クララにとって都会の暮らしは当たり前のものであり、ハイジのように自由に外を駆け回る生活がどんなものなのか、実際には想像することが難しかったのです。ハイジはそれに気づきながらも、クララに山の素晴らしさを伝えようとします。「クララも山に来られたらいいのに」と言うと、クララは「私も山に行ってみたいわ」とうなずきました。でも、それはすぐには叶わない夢でした。
夜になると、ハイジはベッドの中で目を閉じながら、アルムの山のことを思い浮かべました。風の音、鳥のさえずり、ヤギの鳴き声――すべてが恋しくてたまりません。そして、眠りにつくと、夢の中でアルムの山を駆け回る自分の姿が現れます。夢の中では、おじいさんやペーター、そしてヤギのユキちゃんが待っていてくれるのです。しかし、目を覚ますと、そこは冷たい都会の部屋。ハイジの心には大きな寂しさが広がり、どうしようもなく悲しくなってしまうのでした。
ハイジはまだ、アルムの山とフランクフルトのどちらに自分の心があるのか、はっきりとは分かりませんでした。クララと過ごす時間は楽しく、彼女の役に立ちたいという気持ちもありました。でも、それでも――やはりハイジの心の奥底には、アルムの山がありました。お陽さまをつかまえたいという願いは、単に光を求めるものではなく、ハイジの心が本当に求めている場所を象徴していたのです。
このエピソードでは、ハイジの心の中にあるアルムの山への強い想いと、クララとの友情が深まる様子が描かれています。しかし同時に、都会の暮らしに馴染めないハイジの葛藤も色濃く表れており、この先の展開への伏線となる重要な回となっています。
第31話 さようならおばあさま
ゼーゼマン家にクララのおばあさまが滞在して以来、屋敷の雰囲気は明るくなりました。厳格なロッテンマイヤーさんとは違い、おばあさまは自由でおおらかで、何よりもクララとハイジの気持ちを大切にしてくれる人でした。ハイジはそんなおばあさまが大好きになり、いつもそばにいたいと思うようになります。おばあさまもまた、ハイジの素直で愛らしい性格にすぐに惹かれ、都会での生活に戸惑うハイジを温かく見守っていました。
おばあさまはハイジに文字の読み方を優しく教えました。ハイジはアルムの山での暮らしの中では文字を学ぶ機会が少なく、本を読むことが苦手でした。しかし、おばあさまは根気よく付き合い、ハイジが興味を持てるよう工夫しながら教えました。そのおかげで、ハイジは少しずつ本に親しみを持ち、読み書きに対する苦手意識を克服し始めます。また、おばあさまはクララにも積極的に語りかけ、クララとハイジが一緒に楽しく過ごせるように配慮しました。
おばあさまがいる間、ハイジは久しぶりに心から笑うことができました。都会の暮らしは窮屈で自由がなく、アルムの山への想いは募るばかりでしたが、おばあさまがそばにいてくれることで、その寂しさが和らいでいたのです。しかし、楽しい時間は長くは続きません。おばあさまの滞在期間は限られており、ついに帰る日がやってきました。
「おばあさま、もう帰っちゃうの?」ハイジは不安そうに尋ねます。おばあさまは優しく微笑みながら、「そうなのよ、ハイジ。でも、また会える日を楽しみにしているわ」と言いました。クララも「おばあさまがいなくなったら寂しいわ」と残念そうに言います。おばあさまはクララの手を握り、「あなたはハイジと一緒なら大丈夫よ」と励ましました。
出発の朝、おばあさまはハイジをそっと抱きしめ、「あなたはとても素敵な子よ。これからもクララのそばにいてあげてね」と言いました。ハイジは涙をこらえながら、「はい」とうなずきます。馬車に乗り込んだおばあさまが手を振ると、ハイジとクララも必死に手を振り返しました。しかし、馬車が遠ざかるにつれて、ハイジの心には寂しさが広がっていきます。
おばあさまが去った後、屋敷の雰囲気は再び静かで厳格なものに戻りました。ロッテンマイヤーさんの目は以前にも増して厳しくなり、ハイジはますます窮屈さを感じるようになります。都会での生活がつらいと感じていたハイジにとって、おばあさまの存在は大きな支えでした。その支えを失った今、ハイジの心は深い孤独に包まれ、アルムの山への想いはますます強くなっていくのでした。
このエピソードでは、おばあさまの温かさがハイジの心に大きな影響を与えたことが描かれています。しかし、その別れはハイジにとって都会の孤独を一層強く感じさせるものとなり、物語の重要な転機となります。
第32話 あらしの夜
ゼーゼマン家での生活が続く中、ハイジの心はますますアルムの山への想いでいっぱいになっていました。おばあさまが去った後、ハイジにとって唯一の心の支えだった温かさがなくなり、都会の暮らしの窮屈さをより強く感じるようになったのです。そんな中、ある晩、フランクフルトの街に激しい嵐が訪れます。
夜になると、雨風が激しくなり、雷が屋敷の外で轟きました。クララは雷の音に驚きながらも、ハイジと一緒なら安心だと信じていました。しかし、ハイジはこの嵐の音を聞くと、ますます不安な気持ちになっていきます。アルムの山でも嵐はありましたが、そこではおじいさんやペーター、ヤギたちと一緒で、決して孤独ではありませんでした。しかし、このフランクフルトの屋敷では、広い部屋の中に一人取り残されているような気持ちになってしまうのです。
やがて、ハイジは夢の中でアルムの山にいる自分の姿を見ます。山の上では風が吹き荒れ、ヤギたちが怯えて鳴いています。おじいさんもペーターもどこにも見当たりません。「ユキちゃん、どこにいるの?」と必死に探しますが、ヤギの姿は見つかりません。山を駆け回るハイジの心臓はドキドキと高鳴り、どうしようもない不安に包まれます。その時、雷の音とともにハッと目が覚めました。
目を開けると、そこはフランクフルトの屋敷の中。ハイジは息を切らしながら、周囲を見回します。「夢だったんだ……」と気づくものの、その夢があまりにもリアルだったため、涙が止まりませんでした。ハイジはいてもたってもいられず、こっそりと屋敷の階段を降りていきます。ロッテンマイヤーさんに見つかれば叱られるのは分かっていましたが、それでもこの気持ちをどうにかしたかったのです。
ハイジは玄関の扉に手をかけ、そっと外をのぞきました。雨が激しく降りしきる中、遠くにかすかに山の幻影が見えたような気がしました。「おじいさん……アルムの山に帰りたい……」小さくつぶやいたその瞬間、強い風が吹きつけ、ハイジは思わず扉をしっかりと握りしめました。そのまましばらくじっと立ち尽くしていましたが、やがてロッテンマイヤーさんに見つかり、厳しく叱られてしまいます。
翌朝、ハイジは夜の出来事をクララに話します。クララはハイジの気持ちを理解し、「私も山に行ってみたいわ」と優しく言いました。しかし、ハイジの胸には、次第に都会での生活が耐えられなくなっていることを強く感じるのでした。
このエピソードでは、ハイジの心が都会の暮らしに馴染めず、アルムの山への帰郷を強く願う気持ちが表れています。嵐の夜はハイジの心の不安の象徴であり、今後の展開への伏線となる重要な回となっています。
第33話 ゆうれい騒動
第34話 なつかしの山へ
第35話 アルムの星空
第36話 そして牧場へ
第37話 山羊のあかちゃん
第38話 新しい家で
第39話 がんばれペーター
第40話 アルムへ行きたい
第41話 お医者さまの約束
第42話 クララとの再会
第43話 クララの願い
第44話 小さな計画
第45話 山の子たち
第46話 クララのしあわせ
第47話 こんにちわおばあさま
第48話 小さな希望
第49話 ひとつの誓い
第50話 立ってごらん
第51話 クララが歩いた
第52話 また会う日まで 最終回
TVアニメ アルプスの少女ハイジオープニングの思い出

<24年10月30日より開催!>
京阪モール 2Fイベントスペースにて
「アルプスの少女ハイジPOP-UP SHOP」が
が開催決定!
詳しくは イベント情報 をご覧ください♪
このTVアニメ版「アルプスの少女ハイジ」の記事を書いていて、いつも思い出す(つらい)ことがあります。
毎回「アルプスの少女ハイジ」のアニメを見返して、あらすじを書いているのですが、オープニングの「ブランコ」のシーンが目に入ってくると強烈過ぎて、私はぶっ倒れそうになります。
そもそも私はブランコが苦手です。(気持ちがわるい)
子どもの頃はまったく気になりませんでしたが、大人になってからは、あの「ブランコ」のシーンは、たまりません。
遊園地のジェットコースターやバイキング、フライングカーペットみたいなアトラクションが、脳内をぐるんぐるんしている様な恐怖をおぼえます。
ああ、もうダメ。「ブランコ」という文字を打っているだけで、脳内の三半規管がおかしくなりそうです。
だって、ブランコの長さ「半端ない」ことないですか?(驚)
あの長さだと、ブランコのスピード100㎞以上?も出るんじゃあないですか?あぁ、こわすぎる…。
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↓U-NEXTなら「アルプスの少女ハイジ」も見れます! あの感動をもう一度!(昭和世代⁈)
アルプスの雄大な大自然の中で子供たちの成長を描く、日本アニメ史に残る不朽の名作
「マッド・ハイジ」という映画もありました(注意 R18)
ハイジのおじいさんは何の罪で処刑されたの? R18版

幾度となく映像化されてきた児童書『アルプスの少女ハイジ』。
引用元:ハーク(アマゾン)
高畑勲と宮崎駿による日本版TVアニメは、世界各地であらゆる世代を超えて愛され続けている。このスイスが誇る名作を、B級エログロバイオレンスバージョンにアレンジした、“スイス映画史上初のエクスプロイテーション映画”が誕生!アニメ版おなじみのシーンの数々を再現するなど、日本へのリスペクトも随所に感じられる。
映像特典:メイキング、オフィシャル・トレイラー、オフィシャル・ティザー、ファンディング・ティザー、日本版予告編 吹替版では人気声優・内田真礼がハイジを、久保ユリカがクララを痛快に演じ切っている。
こちらは、アニメのイメージとだいぶかけ離れているので、子ども向けではありません。映像もかなりショッキングですね。
昔のハイジが好きな方は方は見ない方が良いと思います。でも痛快ですよ!
『マッド・ハイジ(Mad Heidi)』は、アニメ「アルプスの少女ハイジ」をベースにしたダークコメディ・アクション映画で、スイスで制作されました。この映画は原作の純粋で健気なハイジのイメージを覆し、暴力やブラックユーモアが多く、戦うヒロインとしてのハイジが描かれています。
あらすじ
「アルプスの少女ハイジ」をダークに再解釈した衝撃作
この作品は、誰もが知る「アルプスの少女ハイジ」を大胆にアレンジした作品です。
しかし、のどかなアルプスを舞台にした心温まる物語ではなく、独裁政権下のスイスを舞台に、復讐に燃えるハイジの壮絶な戦いの姿を描いたちょっとダークなハイジ映画です。
物語は、スイスが極端な独裁国家となり、チーズ産業によって支配されている近未来のスイスが舞台です。
この国では、スイス大統領である「マイリ」によって、食文化や社会全体がチーズ至上主義に染まっています。異なる思想やチーズに反対するものは容赦なく弾圧され、人々は厳しい統制下で生活を余儀なくされています。
ハイジはアルプスの静かな村で祖父と平和に暮らしていましたが、彼女の愛する人々がチーズ支配に抵抗したために、残虐な政権によって命を奪われます。怒りに燃えるハイジは、マイリーの独裁に対する反乱に身を投じる決意をし、武装して戦うことを決意します。
主な要素
- スイス大統領マイリによる支配体制と強烈な独裁が描かれ、独特な世界観が展開されます。
- 復讐劇:ハイジは個人的な悲劇から反逆者となり、国家に立ち向かう姿が描かれます。
- ブラックユーモアとアクション:シリアスなテーマに加え、過激なアクションやブラックユーモアが随所に盛り込まれ、サバイバル映画としてもエンターテインメント性が高いです。
- 上映日:2023年7月14日
『マッド・ハイジ』は、原作のイメージとは一線を画す作品で、パロディとして楽しめる一方で、強烈な社会風刺も含んでいます。
それで、ハイジのおじいさんは何の罪で処刑されたの?
『マッド・ハイジ』の設定では、アルムおんじ(おじいさん)は、片目のおじいさんです。
そんなアルムおんじは「違法なチーズの所持」が理由で、マイ リの手下に山小屋ごと包囲されて爆死してしまいます。(え~、なにこれ~)
独裁体制下でのチーズの取り締まりは厳しく、特に一般市民が規制外のチーズを所持・流通させることが禁じられているのです。この処刑は、ハイジにとって非常にショッキングな出来事であり、彼女が「マイリ」の独裁政権に反抗する直接の動機となります。
この作品のブラックユーモアと皮肉を感じさせる設定ですね。
読書感想文&あらすじ『アルプスの少女ハイジ』まとめ
今回も400字詰め原稿用紙3枚分です。(1200文字)

ハイジの純粋さ。何の迷いもない優しさ。
ただ毎日を当たり前のように過ごし、あらゆる毒を身にまとってきた(?)私には、ハイジは本当にまぶしい。尊い。
ハイジは勉強熱心なところもあります。
そこにもっと注目して、「ハイジが学校に行っていたら、どうなっていただろう。」なんて感想もおもしろいですね。周りの大人たちの身勝手さにおこってみたり、ペーターの意地悪におこってみたり。短いお話にも、何らかの思いが生まれるポイントが結構あります。
そしてやっぱり外せないのは、パンやチーズ、ほしくさのベッド。
アルプスとハイジの象徴ですよね。今のお子さんたちにはあまりその魅力が伝わらないのかもしれませんが、つつじ屋世代の方なら絶対に食べてみたい、眠ってみたいと思ったはず。
私もアルプスに行って心の汚れを洗った方がよさそうです・・・。


お子さんに本をたくさん読んでもらいたいと思っている親御さんに、絵本定期購読もおすすめです 〉〉
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↓ここから下は夏休みの読書感想文です
出典 文部科学省 これからの時代に求められる国語力について
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