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夏休み読書感想文『100万回生きたねこ』あらすじ・伝えたいこと

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あらすじと今回の記事を簡単にお話します

今回のお話は、絵本と言えばこれでしょう、というくらいの名作、『100万回生きたねこ』です。本の対象年齢としては小学校低学年ですね。

りっぱなとらねこは100万回も生きました。100万回も死んだのです。いろんな飼い主の元で過ごすのですが、とらねこはどの飼い主も嫌いでした。好きなのは自分だけ。

でもある日、美しい白ねこと出会います。そして初めて自分以外を大すきになり、ずっと一緒にいたいと思います。

そして白ねこが死んでしまうと、とらねこはとても悲しみ、その後自分が死んでしまっても二度と生き返ることはありませんでした。

このお話はどんな年齢の人の心にも小さなさざ波をたてます。そしてそのさざ波はずっと心に寄せ続け、様々な思いを生みます。自分ってなんだろう、幸せってどういうものなんだろう。

この本をよんで、お子さんとゆっくりお話してみませんか?

うちの三男、グレーゾーンボーイです。

私は地方在住の50代。子どもの教育に関わる仕事を週2回ペースでしている”つつじ屋”といいます。

家族:だんな 定年間近の会社員
 長男 大学生 勉強が大好き
 次男 大学生 自由が大好き
 三男 高校生 ウルトラマン大好き

三男は発達障害グレーゾーンで境界知能の持ち主です。

このブログでは、この三男にまつわるエピソードや困り事(+ちょっと愚痴)などを通じて、少しでもグレーゾーンのお子さんを持つお父さん・お母さんのお役に立てるような記事が書ければと思っています。

感想文は、グレーゾーンの三男にはむずかしいんです

お子さんに本をたくさん読んでもらいたいと思っている親御さんに、絵本定期購読がおすすめです

目次

読書感想文『100万回生きたねこ』 例文

 ↓講談社さんより(アマゾンヘ)↓

100万回生きたねこ 絵本

このおはなしは、100万回しんで100万回生きたとらねこのおはなしです。

どのかいぬしのことも大きらいだったけど、白いねこのことだけは大すきになりました。そして白いねこがしんだとき、このとらねこもしんでしまします。

なんでとらねこはかいぬしのことがきらいだったのかなあとおもいました。どのかいぬしもきっととらねこのことをとてもだいじにしてくれていたはずです。かいぬしはいつもいっしょにいました。それに、とらねこがしんだときはとてもかなしくて、大きなこえでないています。

かわいがられるのはすきじゃないのかなあ。だいじにしてくれたらうれしいとおもうけど。かいぬしのこと大きらいなんていわなくてもいいのに。とらねこのことをだいじにしていたかいぬしたちが、すこしかわいそうだなとおもいます。

あるときとらねこはだれのねこでもない、のらねこになりました。このときのとらねこはとてもうれしそうです。だれのねこでもないじぶんが大すきだといっています。

とらねこは、だれかにかわれるのがいやで、ひとりになりたかったのかまあ。ひとりですきなように生きていきたかったのかなあ。ひとりってきっとさみしいとおもいます。はなすあいてもいなくてつまらなそうです。

だれかにかわれていたときのとらねこと、ひとりになったときのとらねこって、ちがうところがあるのかなあと、ふしぎにおもいます。だれかにかわれていても、じぶんのことがすきなきもちはかわらないとおもいます。じぶんのことはすきだけど、だれかにかわれているじぶんはきらい、ってことなのかなあ。どっちもおなじとらねこだとおもうけどなあ。

とらねこはいろんなねこに100万回しんだことをじまんします。でも白いねこだけはあいてにしませんでした。とらねこはそんな白ねこのことが大すきになります。

どうしてとらねこは、じぶんのことをあいてにしてくれないような白ねこをすきになったのかなあ。だいじにしてくれたかいぬしも、やさしくしてくれるねこもそばにいたのに。とらねこのきもちがよくわかりません。白ねこがとてもきれいだったからかなあ。

そして白ねこがしんでしまったとき、とらねこはずっとなきつづけました。100万回ないて、とらねこもしんでしまいます。

白ねこといっしょにいられて、とらねこはまいにちとてもしあわせだったんだとおもいます。大すきなあいてといっしょにいられる、しあわせなじかんをすごせたとおもいます。

白ねことであうまではしあわせなきもちもしらなかったし、白ねこがしんでしまうまではかなしいきもちもしらなかったんだとおもいます。大すきな白ねこがしんでしまってほんとうにかなしかったとおもうけど、きっとてんごくでまたいっしょにいるとおもいます。だからとらねこはもういきかえらなかったんだとおもいます。

とらねこと白ねこがてんごくでもなかよくすごしてほしいです。

『100万回生きたねこ』 佐野洋子 作・絵  講談社さんより

いつも私(母親)が書いた読書感想文を、写して提出してるだけでした、、、

『100万回生きたねこ』伝えたいこと

図書館でお勉強
絵本を書いた人の伝えたいことって・・・??

わたしがその昔読んだ時の主な感想は、「わがままなねこだなあ。」というものでした。でも時を経て読み返すと、すべてのページからたくさんのメッセージが感じられました。

自分が存在することの意味、何のために生きているのか、悔いのない人生ってどんなものなのか。この本はそんなことを考えるきっかけを与えてくれます。

大切に思える人のいる幸せ

とらねこは白ねこに会うまで、誰のことも好きではありませんでした。飼い主たちはとらねこのことを可愛がってくれたのに、まったく好きにはなりませんでした。

白ねこはとらねこのことをほめたりちやほやすることもありませんでしたが、とらねこは白ねこのことが大好きになります。白ねこが本当はとらねこのことをどう思っていたのかは分かりません。でもそれはあまり問題ではなかったのですね。とらねこは初めて誰かを心から好きになった。そして大好きな人と一緒にいられたのです。

かつての飼い主たちが「好きだ、可愛い」と言ってくれても、まったく満たされることはなかったのです。愛してもらうことよりも、自分が心から好きで大切だと思えるような存在に出会えることこそが、本当の幸せと言える、ということでしょうか。

自分よりも大切に思える人がいる。その人とともに生きている穏やかな充足感。

”自分が好きだから”というのはある意味自己本位でもあります。でもとらねこは好きになれる相手がいてくれることに、感謝の気持ちまで感じていたのではないでしょうか。

お年寄り(親)は大切ですよね。。。

自分で選んだ人生は納得できるものになる

白ねこにで会う前、とらねこはいろいろな飼い主に飼われたペットでした。100%自分の人生というわけではなく、飼い主の人生の一部分だったわけです。戦場になんて行きたくなかったし、手品もやりたくなかったし、子どもの相手もしたくなかったのです。でも、飼い主の都合と自分勝手な考えで振り回される毎日でした。そんな生活は嫌に決まっていますね。

のらねこになったとらねこは、初めて自分の好きなように生きることができました。その中で出会った白ねこを大切に思い、共に過ごすことができた。初めて自分の意志で生き方を決めたわけです。

白ねことの生活はとても満たされたものだったでしょう。だからこそ、もう生き返る必要がなかったのですね。死んでも白ねこと一緒にいられたでしょうしね。

”愛している”が自己本位になってはならない

とらねこの飼い主たちは、みんなとらねこのことを可愛がっていました。でも、とらねこの気持ちは考えてなかったのです。ただ自分のそばに置いておきたかった。戦場へ連れ出して死なせてしまったり、手品に失敗して死なせてしまうなんて、とらねこにとっては全く迷惑でしかありません。

少し考えれば、そんな危険な目にあわせるなんてこと、本当に大切に思っていればできないはずです。自分が少し寂しくても、安全なところでゆっくりしていてほしいと思うはずです。

自分の気持ちなんて考えてくれない飼い主たちを、とらねこが好きになるはずがありませんね。

どれだけ相手の気持ちを思いやれるか。自分のことよりも相手のことを大切に思えるか。”愛している”は自分が思う気持ちですが、相手がいてくれて初めて成り立つ気持ちです。そういう相手がいてくれることに感謝する気持ちも大切ですね。

↓いろんな本にふれる機会があるといいですね! ↓

今回も400字詰め原稿用紙3枚分です。(1200文字)

私は飼い主たちのエピソードにはあまり触れずに感想文を書きました。でも、もっと飼い主それぞれのエピソードに注目して書くパターンもあると思います。

例えば、戦場にねこを連れていって死なせてしまった王様に対しては、そんなところに連れていくなんてひどい、とか、ねこが死んで悲しくて戦争をやめるくらいなら、最初から人がたくさん犠牲になるような戦争をしなければいいのにとか。

戦争はいやなんですが、、、

手品でねこを死なせてしまった手品つかいに対しては、そんな危ない目にあわせるなんて、信じられない、とか。

手品も失敗することがありますね

このとらねこ、人間の都合に合わせられていますね。そりゃあ飼い主のことを好きになれなくても無理はないですよね。

きっとお子さんとは違った感想が出てくると思いますが、当然、お子さんの感想を採用した方がいいと思います。見えていることだけから感じる子どものまっすぐな感想を大切に。

でも、絵本てすごいですよね。
たくさんの絵と多くない言葉でいろんな人にいろんな感情を起こさせる。あれこれ語れば逆に本当に言いたいことはぼやけてしまって、魅力のない文章になってしまうのかもしれません。
限られた言葉で、話の本質を伝え、それ以上の感情を起こさせる。すごい。

絵本を通して、子どもの豊かな感情をはぐくみたいですね

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↓こちらは夏休みの詩の宿題です

↓ここから下は夏休みの読書感想文です

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