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グレーゾーン中学生の進路と将来…悩みます。セーフティーネットはないのでしょうか。

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グレーゾーン中学生の進路と将来…悩みます。セーフティーネットはないのでしょうか。

やっぱり支援学校?

中学3年になると、進路選びも当然本格化します。どんなに悩んでもどこかに決めなくてはいけません。進路の一つとして考えていた専修学校は、中学2年の時からいくつか回り、その特徴も何となくつかんではいました。

しかし、三男の学力や普段の生活・行動を見ていて、あらためて旦那さんと相談していくうちに、

「支援学校の方がいいんじゃない?」

という思いがわいてきました。

というのも、専修学校へ進学した場合、就職時には当然一般枠での採用になり何のフォローも得られないからです。靴紐さえ結べない、超不器用。先を見通して動くことも苦手。あらゆることに助けが必要です。そんな三男が果たして本当に就職できるのか。できたとしても続けられるのか。不安でしかありません。

手帳なしでの支援学校入学の壁

そこで中学3年の夏休み間際になって、急遽学校の先生に支援学校への教育相談をお願いしました。有難いことに、教育相談を受けさせていただけることになり、2校の支援学校に行ってきました。

どちらの学校でもお話があったのは、

・手帳がなくても受験することはできる

・募集定員が少なく、志願者は多いため、合格は狭き門である

・仮に入学できたとしても、就職は障害者枠での求人が来る。それまでに療育手帳を取るか、精神の手帳+医者の診断をとることができるか?

やはりいろいろな問題がありました。

数日後に行った病院の先生からは

「う~ん、今すぐに手帳とかは必要ないと思いますが・・・。○○君、よく支援学校の話を聞きにいきましたね~。いやがりませんでしたか?」

と言われました。

この先生は、三男をとてもかってくれていて、三男はいろいろちゃんとやれると思ってくださっています。とっても有難いことですが、この時ばかりは少し複雑でした。

専修学校での難しさ

そして、また専修学校にも見学に行き、そこの先生にも、勉強は全くできないこと、小学校では支援級にいたことなどを相談しました。一つの学校の先生からは、

学校A 「勉強が全然できなくても、なんとかします。」

というお話。

もう一つの学校の先生からは、

学校B 「やはり、単位が全然取れなかったりすると、留年したり、卒業できない場合もありますね。お子さんにとって、ずっと苦しい状況で過ごすのがよいことなのか・・・。」

というお話でした。

前の学校の先生からは

学校A 「大丈夫。やっていけるよ。」

というメッセージ。

後の学校の先生からは

学校B  「なかなか厳しいから、違う道を考えた方がいいのではないか。」

というメッセージを感じました。

これは、話を聞いた先生によるのかもしれません。でも、

「あー、専修学校でもやっぱり少し厳しいのか。」

と現実を知った気がしました。

特別支援学校でもない、専修学校では厳しいかもしれない。では、三男にはどんな道が残されるのでしょうか。中卒で働くのは実際とても厳しいし、第一働けるとは思えません。・・・なにもなくないですか?

セーフティーネットのないグレーゾーンの子供

手帳があれば、公的支援を受けられたり、支援学校に行くことができる。学力・生活力・IQなどがもう少し高ければ、専修学校・高等学校に行け、一般就労でやっていける。

グレーゾーンの子供には、援助もなければ将来進める道さえも危うい。

これからも、中学校の先生、各専修学校・支援学校の先生、病院の先生、いろんな方のお話を聞きながら、三男の進路を模索していくことになります。

もちろん三男の希望も聞いて。でも、現実問題、三男の希望というより、”行けるところに行く”という面はかなり強くなる気がします。

これからもずっと、セーフティーネットのない状態を、ぎりぎり生きていくことになるのでしょうか・・・。もやもやは続続きます。 

↓こちらはグレーゾーンの子どもに向けて書いた読書感想文の一覧です。

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