MENU

グレーゾーン中学生の進路決定の難しさ

  • URLをコピーしました!
スポンサーリンク
今回の記事を簡単にご説明します

今回、三男がどうすれば高校へ進めるのか?を考えて、中学3年の秋に進路を模索していく様子をお話します。

うちの三男、グレーゾーンボーイです。

こんにちは。つつじ屋です。

地方在住の50代。子どもの教育に関わる仕事を週2回ペースでしています。

家族:だんな 定年間近の会社員
  長男 大学生 勉強が大好き
  次男 大学生 自由が大好き
  三男 中学生 ウルトラマン大好き

三男は発達障害グレーゾーンで境界知能の持ち主です。

このブログでは、この三男にまつわるエピソードや困り事などを、グチ多めでつづっていきたいと思っています。よろしくお願いします。

スポンサーリンク
目次

特別支援学校に行けないかなあ・・

中3の三男。季節は秋になりました。

今年から公立・私立ともに受験スケジュールが早くなったこともあり、そろそろ希望進路を決定する時期(22年11月)となりました。

受験が近づいて来ました

グレーゾーン知能の持ち主である三男。

支援学校へ行けば、自分でもできることが実感でき、楽しく過ごせる気がします。

しかし、療育手帳も精神の手帳もなく、普通級に在籍している三男。特別支援学校を受験することはできても、合格することは難しそうです・・・。

手帳はありません

三男にいいのでは、と考えていたのは、普通の支援学校の中にある ”産業科” などと言われている、障害者雇用枠での一般就労を目指すところです。
とても人気があり、希望する生徒さんも多いのですが、募集定員が10~20名程度ととても少ないのです。

募集人数は少ないです

なので、産業科を希望する生徒さんはいわゆる ”滑りどめ” として同じ学校の普通科も受けることがほとんどのようです。(支援学校の先生談)

特別支援学校における、普通科と産業科の違いとは?

①普通科とは     
 ⇒支援学校(いわゆる普通の支援学校) 

②産業科とは(人気) 
 ⇒一般的な就労を目指す(障害者雇用枠での一般就労)

産業科の合格基準については、学校から明確な答えはいただけません。

手帳なしで特別支援学校に入学するのはほぼ不可能です 

やはり、障害者枠での就労を目指すという目標や、”支援学校” という点からも、手帳も持たず、普通級にいる三男が合格できるとは思えません…。手帳を持ち、本当に支援の必要なお子さんはたくさんいらっしゃいます。当然そういうお子さんから合格させますよね。

手帳が無いと合格は厳しそうです

仮に入学することができたとしても、在学中に手帳を取得できなければ、障害者枠での就職はできなくなります。在学中に三男が手帳を取得できる保証はないし、むしろ取れない可能性の方が強い。そうなった時、三男は行き場を失ってしまうかもしれません。

将来の行き場はあるでしょうか?

かといって、支援学校の普通科を滑り止めとして受けるといっても、普通科ならなおさら皆さん手帳をお持ちではないでしょうか…。
また、普通科で三男が物足りなさを感じるのでは…という気もします。(小学校は支援級だったので、入ってしまえば何も気にしないかもしれません。)

やはり専修学校?

ここまでの経緯からも、やはり専修学校を考えるわけです。

昨年からいろいろ見学に行き、学校の雰囲気や、通学方法、距離などを検討しています。(親は)

ただ、ここでも学校によって

「勉強、全然できなくても大丈夫です。」

という所や、

「何も分からない状態でいるのは、本人も厳しいのではないでしょうか。」

と、その学校では難しいというお話をされる所があります。

何も分からない三男

ここでも三男のグレー感が浮かび上がります。どんな進路を考えても選択がとても難しいのです。

具体的に受験パターンを考える

受験の3パターン

実際の受験3パターンをチャート表にしてみます。

実際の受験パターンを考えてみました。

① 専修学校の推薦での受験(1校のみ)

② 支援学校の産業科+専修学校の一般受験

③ 支援学校の産業科+支援学校の普通科

考えたのはこの3パターンです。

①の場合、推薦をもらえるのか(通知表は1と2。部活は帰宅部。)という問題があります。そして当然、入学後の勉強は難しい。

②の場合、専修学校の一般受験で合格することができるのかという問題。国語、数学、面接などの試験があります。学科試験で点数を取るのはほぼ不可能。合格ラインがどのくらいなのか、まったくわかりません。

③の場合、そもそも手帳がなく、普通科に行くことに無理があるのではないか?

それぞれ検討しなければならないことはまだあります。
今11月の初旬。12月初旬には決定することになります。
これから学校の先生との面談を通して、納得できる、気持ちの折り合いのつく進路を見つけられたらいいなと思います。

一つ大事な点。三男は中学校でずっと普通級に在籍しており、内申点もついていました。これが支援級在籍となると、専修学校によっては受け入れてもらえない所もあります。三男は普通級に在籍していても特別支援学校に行きたかったわけですが、反対に支援級に在籍していても専修学校や普通高校に行きたいという場合もあると思います。

三男のように学力やいろいろな能力がボーダーライン上にあるお子さんは、早くからいろんな可能性を考えて、いろいろなパターンに対応しやすい方法を学校の先生と密に話し合った方がいいと思います。

できれば中学3年生になる前に、大体の方向性は決めておけるといいですね。

学校の先生との面談
スポンサーリンク

当の本人の三男君。「なんでもいい。」そうです・・・。

三男の気持ち、、、

これまで、肝心の三男の気持ちに何一つ触れていません。

というのも、どこに見学に行っても、何を聞いても、

「何でもいい。電車はいや。」

くらいしか言わないからです。三男が望んでいるのは ”何もせず、家でぐーたらスマホやゲームをすること” だそうです。

「働かないとお金なくなって、住むところもご飯も食べられないけど、どうするの?」

と言っても、

そこら辺の雑草食べる。何とかなるら。人生投げとるし。

何もかもイヤになっている三男です

と何とも悲しいお返事です。

自身を無くしたのかしら、、、

普通級でずっと過ごすことで、自信を無くし、無力感が募ってしまったのでしょうか。

支援級にいたら、何かしら違った発言をしたのでしょうか。
でも三男はずっと、普通級のままでいい、と言い続けているので、そこまできつかったわけでもないのかと・・・。

まあたぶん、支援級にいたとしても同じだったのかなとも思います。
 ”何もしないで、ダラダラしていたい” って、正直、みんな思いますよね。

私がこうやってうじうじといろいろ考えるのも、

「自分のことなんだから、もっとしっかり考えなさい!」

苛立っている私です

っていう苛立ちからきているだけですよね。
そうなんです。三男はおそらくただ自然体。
でもね~、やっぱり、どうでもいい、みたいに言われると腹も立つわけで・・・。

ということで、どの学校を受験するのか、そう至った経緯についてはまたご報告いたします。

↓こちらはグレーゾーンの子どもに向けて書いた読書感想文の一覧です。

スポンサーリンク
よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
目次