今回の読書感想文は『あらしのよるに』です。
その昔、アニメ映画にもなりました。絵本がもとになった映画というのは珍しいのではないでしょうか。
あらしの夜に真っ暗な小屋の中で出会ったヤギとオオカミ。
姿が見えないことからお互いがヤギとオオカミであることを知らず、気の合う友達を見つけたと喜ぶお話です。次の日に一緒に食事をする約束をして別れるところでお話は終わります。
次の日に2人は本当に出会うのか。
ヤギは食べられてしまわないのか。想像が膨らみ、続きがとても気になってしまいます。
当然続きのお話もシリーズ化されています。全部で7巻。感動必至です。ティッシュのご準備を忘れずに。
私は地方在住の50代。子どもの教育に関わる仕事を週2回ペースでしている”つつじ屋”といいます。
家族:だんな 定年間近の会社員
長男 大学生 勉強が大好き
次男 大学生 自由が大好き
三男 高校生 ウルトラマン大好き
三男は発達障害グレーゾーンで境界知能の持ち主です。
このブログでは、この三男にまつわるエピソードや困り事などを、グチ多めでつづっていきたいと思っています。よろしくお願いします。
以下感想文です。
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読書感想文 『あらしのよるに』
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![あらしのよるに](https://www.grayzone.blog/wp-content/uploads/2024/01/depending-on-the-storm.png)
なんだかとてもどきどきするおはなしでした。このつづきもどうなってしまうのか、ヤギはぶじでいられるのか、しんぱいになります。
このおはなしは、あらしのよるにまっくらなこやでヤギとオオカミがすごしたときのおはなしです。おたがいにあいてがだれなのかわからないけど、はなしているうちにきがあってなかよくなる、というないようです。
まっくらな中でいたヤギは、だれかがはいってきてはじめはおどろいたとおもいます。でもひづめのようなおとがして、やぎだとおもいこんでしまいます。でもそのかんちがいのおかげで、ヤギはひとばんじゅうあんしんしてすごせたとおもいます。オオカミだってわかったら、あらしの中をまたそとへでてにげなくてはなりません。それもあぶないはずだから、ヤギにとってはあいてがヤギだとかんちがいしてよかったんだとおもいます。
でもオオカミはたぶんはながきくから、においでわかるんじゃないのかな、とおもいました。そうしたら2ひきともはなかぜをひいていて、においもわからなくなっていたそうです。このこともヤギにみかたしました。オオカミがはなかぜをひいていなかったら、すぐにヤギだとばれてたべられてしまったとおもいます。
オオカミは目のまえにおいしいエサがあるのに、それがわからなくてそんしたことになるのかなあ。それでもオオカミもケガをしたりこころぼそかったとおもうから、いっしょにはなせるあいてがいていいこともあったとおもいます。
それからもじぶんたちのすんでいるところのはなしをしたり、こえをきいて、あいてがヤギとオオカミだとわかりそうなばめんはたくさんあります。オオカミはどうしてきづかないんだろう。それだけいろいろわかったら、あいてがヤギだってわかりそうなのに。かみなりのおとにおどろいて、からだをよせあっているのに。さわったらぜったいわかるとおもます。
もしかしたらオオカミはきづいていないふりをしていたのかもしれません。いなづまがひかったときもほんとうはヤギのことがみえていたのかもしれません。でもおなかもすいていたのだから、やっぱりヤギだとわかっていたらがまんできずにたべてしまうのかなあ。
すがたがみえなかったらなかよくなれるのかなあ。おたがいにヤギとオオカミだとわかっていたら、なかよくなれるなんてぜったいにおもわなかったはずです。ヤギはすぐににげだしたし、オオカミはすぐにたべようとしたとおもいます。そういうてんてきどうしでも、はなしてみたらきがあってなかよくなれることなんてえるのかなあ。
ぼくがこわいとおもっているせんせいやおかあさんも、ほんとうはやさしかったりなかよくなれたりするのかなあ。まわりのともだちも、ぼくがみているのとはちがうところもあるのかなあ。
きづかないふりをいていたやさしいオオカミだといいなとおもいます。つぎの日のやくそくも、きっととおくからヤギのすがたをみていたんじゃないかな。たぶんとおくはなれたところでおたがいに
「あらしのよるに」
っておおごえでさけんでいたんじゃないかな。ほんとうのともだちにはなれないかもしれないけど、あらしのよるにはともだちだったことはまちがいないです。
![](https://www.grayzone.blog/wp-content/uploads/2023/04/ehon_hahako.png)
ただただ写して提出するだけでした、、、。
今回も400字詰め原稿用紙3枚分です。(1200文字)
本来ならば決して友達になどならない2人。
友達を裏切るのか、本当の仲間を裏切るのか。
友達になったヤギのそのまた友達のヤギなら食べてしまえるのか。
友情とは何なのか、自分の大切なものは何なのか。
自分はどうしたいのか。
いろんな葛藤が生まれます。
自分の大切なものを守ろうとするとき、犠牲を払わなければならないこともある。
自分の中の何かを失っても守りたいものなのか。
時に、自分の命までもかけなければいけない状態にもなってしまう。
そこまでの価値があるものなのか。
身近な例でいえば、例えば友達がいじめられてしまったとします。
その子を守れば今度は自分がいじめられてしまうかもしれない。
でもその子は昔からの友達。
その子のいい所もいっぱい知っている。
こんな時、自分の身を犠牲にして、その子の味方になれるでしょうか。
それがどんなに勇気のいることか。
オオカミとヤギはそんなギリギリのところでつながっていました。
『あらしのよるに』1冊ではそこまでのストーリーは出てきませんが、是非シリーズ通して読んでいただきたいと思います。
低学年のお子さんとしては、2人が本当の友達になれるといいなあといった見たままの感想でいいですね。
オオカミも案外こわがりなんだなあとか、何で仲間とはぐれてしまったのかなあとか、オオカミの足は治ったのかなあとか。
小難しい解説的な感想はいりません。
見たままの疑問、感想を言葉にしてみましょう。
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↓こちらは夏休みの詩の宿題です
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