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読書感想文『フランダースの犬』あらすじ・伝えたいこと

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あらすじと今回の記事を簡単にお話します

今回も読書感想文です。
本の対象年齢はおそらく小学1年生くらいかと。皆さんご存じの名作、『フランダースの犬』です。その昔アニメ化され、けなげなネロとパトラッシュの姿は目に焼き付いております。
理不尽な大人たち、純粋なネロ。貧しさとは、幸せとは、そんな重たいテーマを持ったお話です。

うちの三男、グレーゾーンボーイです。

私は地方在住の50代。子どもの教育に関わる仕事を週2回ペースでしている”つつじ屋”といいます。

家族:だんな 定年間近の会社員
  長男 大学生 勉強が大好き
  次男 大学生 自由が大好き
  三男 高校生 ウルトラマン大好き

三男は発達障害グレーゾーンで境界知能の持ち主です。

このブログでは、この三男にまつわるエピソードや困り事などを、グチ多めでつづっていきたいと思っています。よろしくお願いします。

以下、感想文です。

読書感想文のイラスト
グレーゾーンの三男には読書感想文はむりでした

お子さんに本をたくさん読んでもらいたいと思っている親御さんに、絵本定期購読がおすすめです

目次

読書感想文『フランダースの犬』 例文

金の星社さん(アマゾンヘ)

フランダースの犬 絵本

わたしがこの本をよんでおもったのは、ネロとパトラッシュがとってもかわいそうだということです。
こんなにかわいそうなことってあるのかというくらいで、わたしまでつらくなってしまいました。

ネロはおじいさんといっしょにミルクをうってくらしていました。とてもまずしくて、ふくもふとんもボロボロです。でもネロはえをかくことが大すきで、いつもえをかいていました。

ある日ともだちのアロアのえをかいていると、アロアのお父さんにもうアロアにはあわせないといわれてしまいます。そして、おじいさんもしんでしまいます。

ひとりぼっちになってもちゃんとミルクをはこんでしごとをして、えもかいて、ネロはとてもがんばります。わたしだったらさみしくてなんにもできないとおもいます。でもパトラッシュがいたから、すこしはさみしくなかったのかな。

またある日、アロアのうちのこやがもえてしまいます。
それをネロのせいにされてしまいます。なんのしょうこもないのにひどいです。そしてミルクをうることもできなくなり、いえもおいだされてしまいます。

しごともなくてすむいえもないなんて、どうやって生きていけばいいのでしょう。たべるものもないし、ねむるふとんもありません。とてもかんがえられません。なにもわるくないネロが、どうしてこんなつらいめにあわないといけないのでしょうか。

コンクールに出したえも、そまつなえだからというりゆうでゆうしょうできませんでした。きれいなえのぐできれいながくに入っていたら、ゆうしょうしたかもしれないのです。がくがきれいとかかんけいないはずなのに。みんな、なにかちがってるとおもいます。

そしてパトラッシュが、ゆきの中からアロアのお父さんのおかねのつまったふくろを見つけます。アロアのうちへとどけて、パトラッシュにごはんをあげてとたのみ、ネロはどこかへいってしまいます。パトラッシュもネロをおいかけました。いきさきはずっとみたかったえのまえです。するとぐうぜんえのまえのカーテンがあいていて、ネロはえをみることができました。

そしてさいごにネロは

「ぼくとってもしあわせだよ。」

といっています。すむいえもたべるものもないし、たよれる人もいなくてひとりぼっちだったのに。

えをみることができたからしあわせだったのかな。パトラッシュがいっしょにいてくれたからしあわせだったのかな。アロアにまたあえたからかな。もうこれでおじいさんのところにいけるとおもったからかな。

ネロがアロアのいえの子だったら、ぜったいちがっていたのに。みんながもうすこしずつやさしかったら、ネロは大すきなえをかいていられたかもしれないのに。

おじいさんのところでネロとパトラッシュがなかよくくらしているといいなとおもいました。

『フランダースの犬』 ウィーダ原作/いもとようこ 絵  金の星社さんより

読書感想文を書いている子どものイラスト
母親の書いた感想文をただ写して提出してました

『フランダースの犬』で伝えたいこと

図書館でお勉強
作者の人ってなにが言いたいのかなぁ・・・。

テレビアニメで有名になったこのお話。アニメも、日本でよく見る絵本も、原作とは違う部分もあるようですね。

日本では、貧しくても懸命に生きたネロと健気なパトラッシュに憐れみを感じたり、美談にもとられますが、海外での評価はまた違うようです。同じお話でも国民性や宗教観によってとらえ方は変わります。

とは言え、私はどストレートの日本人。絵本の中のネロの懸命な姿には、やはり心を打たれます。

貧しさで人を判断してはいけない

貧しいイラスト
ごはんはお腹いっぱい食べたいですね。

”貧しい”とはどういう状態でしょう。当然、経済的な貧しさは筆頭に上がります。それ以外にも、心の貧しさ、人間関係の貧しさ、といった表現もあります。

人々に伝わりやすい経済的な貧しさは、差別や偏見を生みがちです。経済的な貧しさの背景には様々な事情があります。それは多くの場合、子どもにはどうしようもないことです。

ネロも貧しいからという理由であらぬ疑いをかけられ、責められます。経済的な貧しさは、まるで”悪”のように扱われてしまうことがあります。しかし、経済的に貧しい状況にあるからといって、その人の人格までが否定されることは間違いです。外からは見えない心の貧しさには、意外と無頓着なのですけどね。

本質を見抜ける目を持とう

本質を見抜く
本質が見抜けるかなぁ。。。

経済的な貧しさを感じると、とたんにその人に対してフィルターがかかりがちです。「仕事ができないのでは。」「すごく性格が悪いのでは。」「物の良さとか分からないのでは。」「かわいそう。」・・・。これはその人に対してとても失礼ですよね。

なので、このフィルターを外して、きちんとその人の本質を見ることがとても大切です。

ネロの絵も、その良さを分かってくれる人はいました。でも、大人の事情でネロの絵の良さはなかったことにされてしまいます。貧しいからという理由で、ネロの才能は軽んじられ、称賛を集めることができなくなってしまいました。

ネロの心の美しさを分かっていた人もたくさんいたはずです。でも、それを周りの人に伝えることはしません。自分の気持ちに正直になって、「良い」ものをきちんと「良い」と表明できる勇気を持つことも必要ですね。でもこれ、結構難しい。多数に流される私には、到底できそうにない・・・。

残念ながら変えられない環境もある

環境イラスト
環境に閉じ込められています。

ここまでの考えはきれいごとかもしれません。実際の世の中は差別と偏見に満ちています。自分の置かれた環境もそうやすやすと変えられるものではありません。なので、その中で生きていくしかない、という面もあります。

それでも、ネロは自分の人生に絶望していたわけではないと思います。ネロの希望は絵でした。少なくとも、おじいさんと一緒にいた時のネロは、幸せも感じていたはずです。おじいさんが亡くなった後も、パトラッシュがいてくれました。最期ではあったけれど、見たかった絵を見ることもできました。

自分の価値、幸せを決めるのは、他ならぬ自分自身ですね。

↓いろんな本にふれる機会があるといいですね! ↓

今回も原稿用紙3枚分(400字)の読書感想文です。

小さい頃は語彙(ごい)も多くありません。
例えばお子さんが ”かわいそう” という言葉を何回も使っていたとしても、それでいいんじゃないかなと思います。かっこいい文章である必要はないのです。
おじいさんが死んでかわいそう。疑われてかわいそう。絵が優勝できなくてかわいそう。死んでしまってかわいそう。正直、それが一番まっすぐな感想だと思います。

アロアのお父さん嫌い、とか、みんなミルクを買いに行ってあげたらいいのに、なんて感想も素敵ですね。
反対に、全然意味が分からない、なんて感想が出てくることもあるかもしれませんね。だとしたら、どの部分の意味が分からないのか、それを書くだけでも立派な感想文だと思います。

感想文は国語の読解問題ではありません。正解なんてないのです。

アニメフランダースの犬(日本アニメーションより)
日本アニメーションさんより転載
だんな

アニメ「フランダースの犬」の最終回は涙ぼろぼろだったよ

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