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どうする学費? 日本政策金融公庫の教育ローン申し込み方法とスケジュール「グレーゾーン高校生編」

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今回の記事を簡単にご説明します

今回は中学3年生のグレーゾーン三男が、高校(専修学校)に入学する際に申し込んだ「日本政策金融公庫の教育ローン」の申し込み方法について解説します。

うちの三男、グレーゾーンボーイです。

こんにちは。つつじ屋です。

地方在住の50代。子どもの教育に関わる仕事を週2回ペースでしています。

家族:だんな 定年間近の会社員
  長男 大学生 勉強大好き
  次男 大学生 自由大好き
  三男 高校生 ウルトラマン大好き

三男は発達障害グレーゾーンで境界知能の持ち主です。

このブログでは、この三男にまつわるエピソードや困り事などを、グチ多めでつづっていきたいと思っています。よろしくお願いします。

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目次

志望校決定(中学3年生の2学期ころ)

中学3年生の2学期になると、進路選びが本格化します。どんな学校があるのか、自分に合っているか、成績との兼ね合いは、考えることは様々あります。体験入学に行ったり先生と面談したりしながら、自分の目指す学校を決定していくことになりますね。

中学3年生の2学期、進路選びの季節です

そして志望校決定とともに大切なことは学費をどうするかという問題。公立高校なら入学金はかかりませんが、制服、教科書、毎月の集金(ワーク購入や課外活動など)など、ちょこちょこと出ていくお金があります。入学時にかかるお金は最低でも10万円。補講や模試などの費用も結構かかります。年間にすると10~15万円(入学時費用を除いて)。本当はこれらプラス授業料もありますが、就学支援金の制度があるので、多くの世帯で授業料は免除されます。

学費や備品代、ちょこちょこお金が出ていきます

私立高校や専修学校になると、入学金、施設費といった名目でかなりの金額(学校によりますが、三男の学校だと20万円位)を入学手続き時に納めなくてはなりません。授業料も毎月4万円位で、半年分をまとめて入学時に納めるパターンが多いです。

当然、制服、教科書などの入学時費用もかかります。合計すると70万円以上!(入学時)これだけの金額を入学手続き時に納めます。推薦入試で合格した場合、1月末~2月初めには手続きになります。合格から手続き締め切りまであまり期間がないので、事前にしっかり準備しておかなければなりません。就学支援金や入学金補助の制度もあるのでかえってくるお金もありますが、それは入学後しばらくたってからなので、いったんは払い込まなければならないのです。

  • 入学金   (6万円)
  • 施設費  (16万円)
  • 制服   (12万円)
  • 教科書  (3万円)
  • 授業料(毎月4万円×6か月分)
  • 教材費・検定料等 (10万円)

合計 : 70万円以上(入学時)

入学費用でお金が飛んでいきます

わが家は3兄弟。兄2人はそれぞれ大学生で一人暮らしをしています。学費も仕送りもあって結構キビシー!兄2人には日本学生支援機構の奨学金を借りてもらっています。(奨学金については賛否あると思いますが、今回はひとまず置いておいて・・・)

奨学金は子どもの借金になります

そんなこともあって、三男はどうしようと考え、国の教育ローン(日本政策公庫)を借りることにしました。

選んだ理由として、民間の教育ローンと比べても金利が低かったからです。(条件有り)
≪固定金利 約1~1.5%ほど低い≫

教育ローン資料請求(10月中)

日本政策金融公庫の教育ローンは、子ども1人につき350万円まで融資を受けられ、世帯年収により利用できるかどうかが決まってきます。

三男は10月には受験するのはどこかの専修学校だろうと考えていたので、10月中に資料請求をしました。資料はすぐに届きます。

提出書類は、借入申込書、住民票の写し、運転免許証のコピー、源泉徴収票(または確定申告書)、ローンや公共料金の直近6ヶ月分の支払い状況が分かるもの。また、使いみちが確認できる書類として、学校案内や授業料納付通知書、合格後に合格通知書の提出も求められます。

教育ローン申し込み(11月10日)

こうした書類をそろえ、公庫に郵送したのが11月10日。しばらくすると公庫から本人確認(?)の電話がかかってきます。

融資のお知らせ(融資OK)(11月20日)

そして11月20日ごろには「融資のお知らせ」が届きました。このお知らせが来たら融資をしてもらえるということです。書類を送ってからこのお知らせが届くまで10日間くらい。結構早いなという印象です。

さらにここから、借用証書、印鑑証明書、送金先口座の通帳の表紙と1ページ目のコピー、収入印紙(1000円)、預金口座振替利用届を送付します。この時融資希望日も申告することになります。ここまでくればとりあえず手続きは整ったことになります。

私立高校 合格発表(1月17日)

うちは合格前に申し込んだので、最終的に融資が実行されるのは”合格を証明する書類”を提出してからになります。三男が受験した学校の合格発表は1月17日。合格通知が送られてくるのは早くて1月18日。入学手続きの締め切り日が1月24日。実際の融資は合格通知を公庫に提出してからおおむね1週間後(土日を除いて)。これでは入学手続きの締め切りに間に合いません。

日本政策金融公庫からの融資開始(1月20日)

当面払い込むだけの金額はあったものの、間に合ったらいいなあと考えていたので、公庫に電話して相談したのが12月末位。すると

「状況は伺いましたので、合格通知がお手元に届き次第公庫に持参してください。」(公庫さん)

と協力的なお返事。

そして18日に合格通知が届いたので、その足で公庫に出向きました。担当の方、

「通常最低4~5営業日かかりますが、間に合った方がいいですよね。1月23日にはお振込みできるようにしますね。」(公庫さん)

なんて素晴らしい。おかげで何と1月20日には振り込まれました。

つつじ屋家の場合  進路決定と教育ローン申し込みスケジュール

STEP
志望校決定(中学3年生の2学期ころ)

 公立高校 or 私立高校

STEP
教育ローン資料請求(22年10月中旬)

 国の教育ローン(日本政策公庫)など

STEP
教育ローン申し込み(22/11/10 木曜)

 借入申込書、住民票の写し、運転免許のコピー、源泉徴収票、ローンや公共料金の支払い状況

STEP
融資のお知らせ届く(融資OK)(22/11/20 日曜)

 借用証書、印鑑証明書、送金先口座コピー、収入印紙(1000円)、預金口座振替利用届を返送

STEP
私立高校 合格発表(23/1/17 火曜)

「合格通知」は合格発表の約1日後(1/18)

STEP
日本政策金融公庫からの融資開始(23/1/20 金曜)

重要 実際の融資は「合格通知」を公庫に提出してから、おおむね1週間後(土日を除いて) 

「合格通知」をもらってから入学手続き締め切り日まで1週間しかありませんでした。
  私の家庭では、実際に公庫に出向き書類提出(2日後に融資開始)

STEP
入学手続きの締め切り日(23/1/24 火曜)

締め切り日までに全額(約70万円)を準備

※学校への支払いは、非常にタイトなスケジュールとなっています。

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その他の「注意点」

保証料を差し引かれた金額が、振り込み額です

注意すべき点は、例えば100万円の融資を申し込んだとすると、保証料の4~5万円を引かれた金額、つまり95~96万円の振り込みになります。

奨学金と公庫の融資対象者は違います

また、奨学金は学生本人名義の融資ですが、公庫は保護者対象です。つまり、奨学金は学生本人の借金で、公庫は親の借金です。

重要:固定金利はあっという間に上がって来ています

そして金利は固定です。契約時の金利が完済まで続きます。
私が検討し始めた時は1・65%でしたが、あっという間に1・95%に上がりました。
うちは1・95%です。
令和5年6月現在は2・25%まで上がっています。
上がったとはいえ他の教育ローンと比べればまだ低いと言えます。

返済は最長で18年間。在学中は利息のみの返済も可能です。

恐ろしい事に金利が上がって来ています

2~3月は当然申し込みが殺到し、公庫の方も忙しくなって、個々の対応が難しくなるかもしれません。申し込み後融資を受けない選択もできるので、融資を考えるのであればかなり早めに動くことをお勧めします。

もちろんスマホから申し込むこともできます。書類を郵送する手間もないので、慣れた方ならWEBからの申し込みの方が早いですね。スマホ音痴の私は、アナログ一辺倒です・・・。

私はとってもスマホ音痴です

↓こちらは奨学金の借り方についての記事です。

↓こちらは支援級と普通級のどちらが良いかを考えてみた記事です。

↓こちらは体調の悪さを誰にも伝えられない不安について考えた記事です。

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