今回は春をイメージさせる言葉、”入学式”をテーマにした詩を作ってみました。
春をイメージさせる言葉には、卒業、入学、桜、出会い、別れ、花見、春の嵐など、感情を動かされるものが多いですね。詩を作る際にも比較的書きやすいテーマとなる言葉がたくさんです。希望とワクワクがたくさん、そしてちょっと切ない、そんな季節です。
詩の内容としては中学生が書いたものと想定しています。
日常生活の中でのほんのひとコマ、リアルな気持ちをつらつらと書いていくだけで詩になります。難しく考えず、見たまま、感じたままを言葉にしてみましょう。
うちの三男、グレーゾーンボーイです。
私は地方在住の50代。子どもの教育に関わる仕事を週2回ペースでしている”つつじ屋”といいます。
家族:だんな 定年間近の会社員
長男 大学生 勉強が大好き
次男 大学生 自由が大好き
三男 高校生 ウルトラマン大好き
三男は発達障害グレーゾーンで境界知能の持ち主です。
このブログでは、この三男にまつわるエピソードや困り事などを、グチ多めでつづっていきたいと思っています。よろしくお願いします。
詩は難しく考えず、見たまま、感じたままを言葉にしよう
詩は書きやすいテーマで
”詩”というのも結構とりかかりにくいものかもしれませんね。
読書感想文や作文は書いたことがあっても、どうも詩は苦手だ、というお子さんもいるのではないでしょうか。
わが家のグレーゾーンボーイの三男も詩なんてさっぱりでした。
作文より短いんだし思ったこと書けばいいんだよ、と言っても何をどう書けばいいのかさっぱり分からない。なので、夏休みの詩の宿題もすべてわたしが作っていました。
あまり難しく考えず、見たまま、感じたままを言葉にする。
きれいにまとまらなくてもいいし、上手い言葉遣いも必要ありません。空は青い。青いは海。海は広い。広いは世界。なんて感じで連想ゲームをしても、りっぱな詩になっていると思いますよ。
春の詩 『入学式』
今日は入学式
すごくドキドキする
あの子と同じクラスになれるかな
知らない子と仲良くなれるかな
担任の先生、怖かったら嫌だな
髪、なんか変じゃない?
やっぱり前髪切りすぎた
けっこう緊張しながら学校に着いた
さて クラス発表は
ああ、あの子とクラス別れちゃった
でもこの子とは一緒だから一安心
向こうからあの子が走ってきた
「クラス別れちゃったね。」
お互い少しさみしくあいさつして
それぞれの教室へ向かった
当たり前だけど 知らない子ばっかりだな
突然前の席の子が振り返った
「わたし○○。前髪かわいいね。」
「え~、切りすぎたんだよ。わたしは○○。よろしくね。」
ちょっとの別れとたくさんの新しい出会い
窓の外には散り果て寸前の桜
わたしの新しいスタートまで踏ん張ってくれてありがとう
なんかね 日差しがやわらかいよ
入学式での少しの不安を詩にしてみました
入学式には期待や楽しみといった気持ちとともに、不安や緊張感もともないます。
新しいステージへ踏み出すことは、それまで築いてきた友達との関係性や自分の立ち位置を新たに更新するということ。新たな環境や人間関係の中で過ごしていくことになります。少し勇気がいりますね。
新しい友達はできるのか。
今までの友だちとも変わらずに仲良くいられるのか。勉強についていけるのか。
どうしても不安は付きまといます。でも、そう感じているのは自分だけではなく、誰もが同じ不安を感じています。
そしてその不安は案外簡単に消えてしまうこともあります。
案ずるより産むが易し。あなたはあなたでいればいい。切りすぎた前髪も、人から見れば可愛く見えるかもしれないのです。
こんな経験を通して、また一つ成長していくのでしょうね。
↓こちらは読書感想文と詩の一覧表です。
↓こちらは夏休みの詩の宿題です
↓ここから下は夏休みの読書感想文です
出典 文部科学省 これからの時代に求められる国語力について