グレーゾーンの子どもの小学校入学、それは大きなステップですよね。
小学校に入学すると、それまでの生活とは大きく変わります。
特に、トイレトレーニングや集団生活への適応など、気になることはたくさんあるのではないでしょうか?
また、子どもだけでの登下校、時間割通りに行われる授業、給食、先生や友達とのかかわり、子どもが自分の力で問題を解決していかなければなりません。
幼稚園や保育園の時は親にべったりだったとしても、親も心配ながらも手を放していくことになります。グレーゾーンのお子さんをお持ちですと、心配事は山ほどあるかもしれません。
この記事では、実際にグレーゾーンの息子(三男)を育てている筆者が、体験談を交えながら、これらの悩みを解決するためのヒントをお伝えできればと思っています。
それでは、実際にわが家の三男がどのように1年生を過ごしたのかをお話ししていきます。
- グレーゾーンの子どものトイレトレーニングの悩み
- グレーゾーンの子どもの特徴と、小学校での学びへの取り組み
- お子様のいびきが気になる方必見!アデノイド手術で健康な呼吸を取り戻したお話
こんにちは。つつじ屋です。
私は地方在住の50代。子どもの教育に関わる仕事を週2回ペースでしています。
家族:だんな 定年間近の会社員
長男 大学生 勉強が大好き
次男 大学生 自由が大好き
三男 中学生 ウルトラマンが大好き
三男は発達障害グレーゾーンで境界知能の持ち主です。
このブログでは、この三男にまつわるエピソードや困り事などを、グチ多めでつづっていきたいと思っています。よろしくお願いします。
グレーゾーンの息子と歩んだ小学1年生 経験談と特徴、学び
- 小学1年生の時の経験談や特徴
- 1年生の出来事でまず思いつくのは、やはりトイレの失敗
- のどと鼻のアデノイドの手術を受ける
小学1年生の時の経験談や特徴
まず、小学校入学前の10月から11月頃に行われる、就学時健診というものがあります。
親子で入学予定の小学校に出向き、子どもは身体測定や知能検査のようなものを受けます。親は子どもとわかれて学校生活や注意点などの説明をを聞きます。
親とあまり離れたことのないお子さんは、少し不安そうな表情をしていました。また、視力検査なども、緊張しているのか、やり方が分からないのか、無言になってしまっているお子さんもいました。既に初めての経験の洗礼です。
一通り終わると希望者には、学校の先生との個別相談の時間があります。当然わが家の三男は相談をしました。
こちらから伝えたのは、保育園では加配の先生がついていたこと、落ち着きがないこと、トイレの失敗が多いことなどです。おそらくは他のお子さんと比べてできないことも多いかもしれないことも伝えました。そういう状況で、普通級でも大丈夫なのか、という所が相談の肝です。
三男も同席しましたが、三男はとりあえずずっと椅子に座っていることができ、受け答えもできていたこともあり、普通級で大丈夫でしょう、ということになりました。
保育園からも三男の特徴などの申し送りはあったようです。
三男が1年生の時、次男は6年生。そのおかげで、次男の友達のお兄ちゃんお姉ちゃんにとてもかわいがってもらいました。これは本当にありがたかったです。
1年生の出来事でまず思いつくのは、やはりトイレの失敗
授業中なんか匂うな~と思うと、三男が椅子にちゃんと座っていない・・・。
座れないのですね。出ちゃったので。そんなことが何回もありました。
心配した担任の先生から呼び出しを受け、家での様子などを聞かれました。「家庭で何か強いストレスを与えていませんか?」というニュアンスをほんの少し含ませながら。出ちゃってもニコニコしている子が、ストレスを感じているのでしょうか・・・。
そう、このニコニコがくせものというか、何というかなのです。
本人、恥ずかしさを全く感じていないのです。1年生ともなれば、失敗することはあっても、友達にばれたら恥ずかしいという気持ちを持つようになっているはず。
けれど、三男にはそういう気持ちは皆無でした。だから、何とかなおそうとかいう気持ちにもなりません。
そして先生に指摘されるまで知らんぷり。出ちゃった、という問題を自分から解決しようという気持ちもさらさらなかったのです。
あまりに続くので、保健室に着替えを何着か置いておき、しばらく様子を見ることになりました。
1年生の後半は少し減りましたが、1年生の間はずっと続きました。帰ってきてランドセルを開けた時、濡れたパンツをみて肩を落とす私でした・・・。
トイレ問題のまとめ記事はコチラから。
のどと鼻のアデノイドの手術を受ける
もう一つ大きな出来事は、のどと鼻のアデノイドの手術を受けたことです。
ひどいいびきが気になって受診した耳鼻科で、アデノイドの肥大を指摘され、大きな病院で手術をすることになりました。
手術の前には無呼吸の状態を調べるために泊りがけで検査を受けます。体中にコードをいっぱいつけ、呼吸の状態、脳波、手足の動きなどを調べます。
この検査、三男は全く嫌がることなく、ニコニコで受けました。まあ、寝るだけなんですけどね。結果は完璧な睡眠時無呼吸症でした。
そして大きな病院で手術です。
手術後、麻酔が切れた時の三男のあばれようはひどいものでした。ベッドから落ちそうになるし、点滴も抜きそうになるので、私が後ろから抱え込むのですが、ものすごい力ではねのけようとします。
「はなせ‼はなせ‼ぶっ〇〇すぞ‼」
もう大騒ぎ。30分くらい大暴れしてまた眠りに落ちていきました。
同室の親子さんに「お騒がせしてすみません。」と謝ったら、お子さんはニコッとしてくれて、お母さんからは
「こっちは全然大丈夫ですからね~。大変ですよね。」
と優しい言葉をかけてもらいました。
入院期間は1週間くらい。案外長い入院期間です。なので、夏休みなどの長期休みに手術するお子さんが多いようです。うちは9月でしたが。
そんなこんなでしたが、いびきは劇的に改善。酸欠状態で眠っていたのが正常値になりました。
手術前はしっかりとした睡眠はとれていなかったはずですが、昼寝したりすることもなかったです。起きている間は脳が異常に活発に活動していたような感じさえします。脳が休息をとれず、暴走していたのでしょうか。
静かに眠れるようになり、脳がきちんと休息をとれるようになって何か変わったのかというと、能力的にはあまり変わりませんでした。
それでもあのまま睡眠がきちんととれていない状態が続けば、さらにいろんな問題が出てきた可能性もあります。寝ればだいたいの問題は解決できるとも思っているのですが、眠れないのは心身両面で好ましくないですね。
睡眠時無呼吸症が子どもの発達にも影響を及ぼす可能性があるかも、という話を後になって知りました。
母のカンで何かおかしいと思ったら、大袈裟だと思われても早めに受診した方がいいと思います。後悔はしたくない。
グレーゾーンの息子と歩んだ小学1年生の学びと特徴 まとめ
小学校1年生の学習(学び)を振り返って
1年生の時の通知表は、できた○もうすこし△の2種類の評価でした。
各教科ごとに目当てが細分化されていて、それぞれに○と△で評価をしてあります。1年生の前期は○と△が半々でしたが、後期になると△のほうが多くなりました。
この頃は算数が好きで、チャレンジテストもやる気をもって取り組んでいました。字も今よりきれいだったかもしれません。
三男を見ていても勉強にそこまで困っているようには見えませんでした。通知表にも
「いつもニコニコと明るい笑顔で生活しています。元気に大きな声であいさつができます。」
と書かれています。
恥ずかしいという気持ちがない
問題を自分で解決しようという気持ちがない
とにかく落ち着きがなく、集中力もない
ありのままの自分を完全に出し切っている
もしかしたら、三男が一番輝いていた時かもしれません・・・。
あ、ごめん、今も輝いているよ。スーパーポジティブ人間だもんね。。
生まれてから~保育園までのできごと
↓こちらの記事は、生まれて間もないころのお話です。
グレーゾーンの三男にはこんな「あるある」な特徴もありました。
保育園時代に気になっていたことの記事を書いてみました。よろしければお読み下さい。
【発達障害】グレーゾーンの子供のひどいいびきは、アデノイドによる睡眠時無呼吸症かも?治療で劇的改善!発達にも影響!?治療費は?
小学生時代
こちらは小学1年生、小学校でおもらしばかりしていた頃のお話です
小学1年生、勉強やおもらし、のどの手術(アデノイド除去)について書いてます
小学4年、普通級の子どもさんと上手くコミュニケーションが取れなかったお話です。
中学生時代
↓療育手帳の取得を申請しても、交付を受けることが叶わなかった時のお話
↓高校(専修学校)入学までの紆余曲折についてお話
↓義務教育の終わりが見えはじめ、将来について考えてたころのお話
↓三男の中学生時代について書いています。(現在、高校生です)
進路と将来
↓中学生になって支援級と普通級のどちらが良いかを考えてみた記事
↓体調の悪さを誰にも伝えられない不安について考えた記事
↓高校(専修学校)入学までの紆余曲折
↓こちらは日本政策金融公庫で借りた学費のお話です↓
高校生時代
↓こちらは高校(専修学校)へ入学してから初めての中間テストの結果です。
↓こちらは”専修学校各種学校連合会”についての記事です
出典:文部科学省公式サイトより