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グレーゾーンの子どもの療育  療育は親も癒してくれます。

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うちの三男、グレーゾーンボーイです。

こんにちは。つつじ屋です。

私は地方在住の50代。子どもの教育に関わる仕事を週2回ペースでしています。

家族:だんな 定年間近の会社員
 長男 大学生 勉強が大好き
 次男 大学生 自由が大好き
 三男 中学生 ウルトラマンが大好き

三男は発達障害グレーゾーンで境界知能の持ち主です。

このブログでは、この三男にまつわるエピソードや困り事などを、グチ多めでつづっていきたいと思っています。よろしくお願いします。

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目次

療育は親も癒してくれます。

療育や言語訓練を受け始めたのは2歳4ヶ月。

1歳6ヶ月健診(実際の月齢は1歳8ヶ月)で落ち着きなく動き回る様子と言語の遅れから、療育を勧められます。そして療育施設の施設長さんと面談をしたのですが、その時にもつま先立ちのことなど気になる点を指摘されました。

実際に療育に通い始めたのは2歳4ヶ月頃。この時、まだまだ言葉は出ていません。なので、療育とは別の時間帯で言語訓練も始まりました。健診を担当してくれた保健師さんや療育の施設長さん、言語聴覚士の先生、こういった専門的な方々に指摘されても、心のどこかで納得したくないというか、モヤモヤした気持ちがありました。

こんなに早い段階で分かることなのか。

ただの性格や癖で、成長するにつれて何でもなくなるのではないか。

自分の子供にレッテルをはったような気がしてなりませんでした。

  そんなモヤモヤした気持ちを抱えながら、療育に通い始めます。
それでもたくさんのお子さんを見ている保健師さんが何か違うと感じたから療育を勧めてくださったわけです。
結果的には保健師さんのアンテナは正しかった。

保健師さんのアンテナは正しかったです。

よく療育は早い時期から始めた方がいいと言います。
我が子への違和感を認めたくないとか、気のせいだと思う気持ちから、療育が遅れるパターンも多いと思います。
でも、療育に行ったから障害が生まれるわけではありません。療育に行ったから、子どもに何かレッテルをはるわけでもありません。
それならネットワークを広げる意味で、遊びに行く感覚で行ってみても損はないかと・・・。
今はそう思います。

もちろん当時はモヤモヤを感じ続けていたわけで、

「何か普通と違うから療育を受けているんだ。」

「もううちの三男は通常発達の子たちとは違う世界で生きていかなくてはいけないんだ。」

というくらい落ちていた時もありました。

でも、療育や言語訓練、児童精神科などに通ったことで、困った時の相談先もできたし、当時のつながりは今でも頼りにさせてもらっています。

そう、療育はただしゃべりに行く、遊びに行くくらいの感覚で。その時はすべてが必死なんですけどね。

療育へ行っても損はないかと・・・。

さてその療育。週2回、午前の2時間くらい、子供発達センターという所で行われました。

1グループ10人くらいで、2~3グループあったでしょうか。

みんな2~3歳。

2~3歳の幼児の子たち

男の子のほうが多かったです。
これも不思議なんですよね。
小・中学校の支援級の生徒さんも男の子のほうが多いのです。
偏見なのか思い込みか、勉強不足で分かりませんが。

 内容は、歌に合わせて体を動かしたり、散歩をしたり、トイレトレーニングをしたり、といった感じです。

その日のスケジュールをホワイトボードに貼りだしてくれて、見える化してくれてあります。
三男は「きゅう~り~がと~れた~きゅ~り~がとれた~。」の歌遊びが好きでした。

療育ではトイレトレーニングをしましたが、、、。

トイレトレーニングはわりとみんな上手にできていたのですが、三男はトイレに行こうともしませんでした。
療育に通っていた間、トイレに行けたことはありません。
その後もトイレ問題には悩まされるのですが、高校生の今はまあ何とかなっているので、どの子もきっといつかは大丈夫になるのかと。

トイレ、本当は大丈夫か心配です。

大変なのが散歩です。なにせ、ただただ走り回るわが子。

こっちはもういい年のおばさんです。

あのダッシュ力にはかないっこありません。

ただただ、走り回ります。2~3歳

とはいえ、放っておけば道路に飛び出したり、危ない目にあうことは確実。

こちらも全力ダッシュでつかまえます。

全力で追いかける私。30代後半。

「よし、捕獲!」と手をつなぎ5~6歩進むと、器用に手を振りほどき、再度ダッシュ!こちらもダッシュ!・・・。

毎回ヘトヘトです。でも、他にも三男のように走り回るお子さんもいて、あちこちで追いかけっこが開催されていましたね。

 よし! にげる。さささーーー。
 (ダッシュ)

三男
三男

まてーーー!(はぁはぁ)
 …アラフォー主婦(当時)

つつじ屋
つつじ屋

室内での活動でも、じっとしていることはありません。

膝に座らせておくだけでも一苦労。

これで何か改善されるのか疑問に感じつつも、追いかけっこを繰り返していました。

〇リ〇モンの多動力半端ない!
つつじ屋

あ~、うちの三男
”多動力(たどう)”半端ないよ…

 

このころ、私の心身の状態はよくなく、いつもひどく胃が痛み、鬱っぽい気持ちで過ごしていました。
何でこうなったのか、この先どうなるのか、不安でたまらなかったのです。

私自身がいろいろ病院のお世話になり、ちょっとつらい時期でした。

つつじ屋

はぁ、だんなが悪いあそび? ばかりするで辛すぎるw。。。

あれ~?最近辛そうだね!
 がんばってよw!!(笑顔)

だんな
だんな
つつじ屋

くそっ!だんな、 ころす!!!

ただ、療育に通ってよかったこともあります。

優しく母親の大変さに寄り添ってくれる先生方や、同じような悩みを持つほかのお母さんたちと出会えた事です。

先生方はいつも「お母さん、すごいよね~。そのダッシュ力、欲しいわ~。」などと、母親をねぎらい、ほめてくれます。

子供じゃなくて、親の心のケアをしてくれている気さえしました。

つつじ屋
つつじ屋

実は、昔から足は速い(キリッ

そうなんだ~。
 じゃあ、がんばってよ!期待しとるで!

だんな
だんな

 

つつじ屋

はぁ(*´Д`)  いい加減にしろ!ゴラァ

ほかのお母さん達とも愚痴や不安を言い合ったりして、「そうだよね~。」と分かり合え、自分だけじゃないんだと心強く思ったものです。

 

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この療育には保育園の年少で入園するまで、1年2ヶ月ほど通いました。

療育に通ったことで三男の状態が改善されたのかと言えば、正直わかりません。

療育は必要ありませんと断っていたら、今とは違う三男がいたのかもしれません。
それはいい方向にだったのかもしれないし、もっと困った方向だったかもしれません。

言語訓練も保育園入園まで続きました。2歳4ヶ月で訓練を始めた時はほとんど発語がなかったのですが、保育園に入園する頃には通常発達のお子さんと同じくらいに話せるようになっていました。これも、三男の年齢的な成長によるものなのか、訓練によるものなのか、正直分からないと言ってしまえば分からない。

でも、療育と同様、通っていなかったらもしかしたらもっとお話が下手くそだったかもしれない。

療育も言語訓練も、当時の私には辛く感じるときがありました。療育も言語訓練も、即効性のあるものではありません。今日言語訓練を受けたからといって、明日から発語が倍増することはありませんよね。そういうジレンマ、ここに来ていて何かいいことがあるのか、という思いが常に頭にあったからです。

でも今の三男を見ていて、いつもニコニコ笑っている姿を見て、多分間違ってはいなかったと思うのです。いろんな思いを抱えながらではあったけれど、いい方向につなげてくれたのではないかと思っています。

その時に知り合ったお母さんとは、子供の保育園も一緒になり、今でも交流が続いています。

↓こちらはグレーゾーンの子どもに向けて書いた読書感想文の一覧です。

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