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グレーゾーン中学生の進路~学校での面談~ 専修学校を受験することになりました

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専修学校を受験することに決定!

前回の学校での面談から約1ヶ月。12月の初め、進路を決定するための面談がありました。

これまで受験パターンを3つ考えていました。

専修学校の推薦入試での受験 

支援学校の産業科+専修学校の一般受験 

支援学校の産業科+支援学校の普通科

結果から言うと、①の専修学校の推薦入試での受験のパターンに決定しました。

支援学校はやはり手帳のない状況では難しいのでは?という学校の先生、私たち双方の判断です。

手帳がないのなら、せめて病院の医師の診断書が必要になります。三男がずっとお世話になっている病院の先生は、三男のことをとても高く評価してくれているので、診断書の話をしても、

「今はまだいいんじゃないでしょうか・・・」

と、診断書を出すことにも支援学校へ行くことにも消極的でした。

そのうえ、今年度から支援学校の募集定員も減ってしまうそうです。

そうしたことから、支援学校を受験するのはあまり現実的ではない、ということになったわけです。

2つの専修学校から1つに決めます

さて、専修学校に絞りましたが、考えていたのは2校ありました。

2つの学校の違い

「勉強が全然できなくても大丈夫です。」という学校。規模も大きくなく、運動場や体育館もありません。

授業の内容も少し難しくて、生徒数は多い。体育館があり、設備は充実している学校です。

何度も三男に「どっちがいい?」と聞くのですが、「どっちでもいい。」としかいいません。体育館のある方が少しいいのかな?という印象を受けましたが、結局は、どっちでもいいのだそうです。

体育館のイラスト
やはり学校には体育館はあった方がいいです。

とは言ってもどちらかに決めなくてはなりません。そして結局は、勉強が比較的易しい、規模の小さい方の学校に決めました。

決め手はやはり学習内容。2つの学校のカリキュラムを比較し、少し易しそうだったこと。私としては、勉強が大嫌いな三男にこれ以上勉強させるのはかわいそう、という気持ちもありました。同時に、難しい勉強になれば、今後もずっと私がフォローして課題などをこなさなくてはならないという、私自身の負担も正直なところなくしたかったです。

そして、生徒数があまり多くなく、先生との距離感も近いかなという点。

そして、同じ中学校からその学校へ行く生徒さんがいるという点。

2つの専修学校を比較した時、三男の能力や特性により合っているのでは、と思われる方の学校に、担任の先生と親の判断で決めました。

自分の意見を言わない三男

担任の先生との面談時、先生は何とか三男本人の口からどの学校にするのかを聞き出そうとして下さいました。ところが三男は私の方を見てニヤニヤするだけ。

「何もない。」

と絶対に自分の口からは言いません。” 〇〇学校に行きます。”と言うだけなのに。どんな気持ちでいるのでしょう。

あイラストのイラスト

確かに、何かを決定するのはとても難しい。自分の進路ともなれば、決めにくいのも分かります。でも、家で「こっちにしようか。」と決めて臨んだ面談です。決めたことを言うだけなのに、結局言いませんでした。

家で進路の話をする時、「〇〇の意見はないの?どっちがいいとかないの?」と聞くと、

「何もしたくない。家でフラフラしとる。」

となかば少しキレながら言います。

「こっちの学校は体育館あるよ~。こっちは勉強がちょっと簡単かな~。」

と考えるきっかけをつけて聞いても答えは同じでした。

家でゴロゴロ
お家でゴロゴロ。。。

受験方法を決めます

さて、受験校は何とか決めましたが、受験方法はまだ考える必要があります。三男が受ける学校はAO、推薦、一般の3パターンがあります。

<必要書類と試験> 

① AO入試
  調査書、AO入学受験証明書 特別面接、作文 

② 推薦入試
  調査書、推薦書  面接、学科試験(国語、数学) 

③ 一般入試
  調査書      面接、学科試験(国語、数学)

受験勉強イラスト
受験勉強なんてできません。。。

AO入試は、不登校だった生徒さんなどを対象としています。三男に選んだのは②推薦入試です。AO入試にある作文は絶対に無理、と思ったことと、中学からの推薦がもらえるのなら推薦がいいのでは、と先生とも相談して決めました。

通知表”1”と”2”しかない、しかも”1”のほうが多い三男。

でも実際に推薦していただけるのでしょうか?推薦と言っても、当然各高校の推薦基準は違うわけで、三男が受験する学校なら、推薦もとれるのでは?ということでした。(勉強だけでない部分も考慮してもらえるのでしょうか・・・?)

通知表の内容
通知表は悲惨です。。。

この面談の日、推薦願を書くことが宿題に出されました。どうしてその学校に行きたいのか、その学校で何をしたいのかなどを作文しなければなりません。

「え・・・作・・・文・・・ですか・・・?」

無理なんですけど~、の感じで先生に聞いたのですが、さすが先生、三男のことをよくわかっていらっしゃる。

「そーなんですが・・・。お母さんが作文、下書きしてくださってだいじょうぶですよ~。」

ありがたや~。

家に帰って早速作文、下書きし、三男にその上から書かせました。なぞるだけでも一苦労。

作文のイラスト
作文なんて無理なんです。。。

↓こちらは作文などができない息子のために書いていた、読書感想文と詩の一覧です。

正解の分からない決断の連続

今回の進路の決定。正解かどうかはわかりません。

今回だけでなく、これまでの小・中学校生活の各場面でいろんな選択と決断がありました。そのすべてがそれでよかったのかは、今のところ全く分かりません。

三男が決められないのか、本当に何も考えていない、分からないのか、三男の考えていることや気持ちも、多分私にはわかっていません。何とかわかろうとしているつもりですが、”つもり”にしかなれません。

今後もいろいろな場面で決断しなければならない時があります。そのたびに迷いに迷って、多分こっちかなとあやふやな中、決めていくことになるでしょう。

” 迷ったら困難な方に進め ” みたいな言葉がありますが、ウチにはその言葉は当てはまらないようです。
「迷ったら・・・そーだね~、なやむよね~・・・」
とこんな感じ。迷いと悩みはエンドレス・・・。

↓つづきはこちらです。

↓こちらは体調の悪さを誰にも伝えられない不安について考えた記事です。

↓こちらは中学生になって支援級と普通級のどちらが良いかを考えてみた記事です。

↓こちらは境界知能の三男がどんな高校に行けばよいのかを考えてみた記事です。

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