まずは、児童精神科の先生についてお話します。2歳の頃から。
療育を受け始めるのとほぼ同時期に、児童精神科の病院を受診したり、言語訓練にも通うようになりました。
言語訓練は療育を受けるときに同時に勧められたのですが、児童精神科の受診は私が受けたいと思って、病院を探して受診するようになりました。
児童精神科は予約が取りにくく、初診までに2ヶ月くらい!
自分の子どもの発達に疑問や不安を感じている親御さんはとても多いのですね。最近は情報もたくさんあふれています。プラスになる情報もありますが、不安を増大させるような情報もあります。専門家の意見を聞いてみたいと思うのは当然ですよね。
初診前に問診票のようなものを送るのですが、この時写真を送ってほしいと言われ、一番写りのいい写真を厳選しました。(笑)
初診の日、どんな先生だろうか考えていました。
もしかしたら、おじいちゃんかなあ、厳しかったらやだなあ、と勝手に考えていたら順番が来ました。
「お願いしま~す。」診察室のドアを開けると、目の前にたくさんのシャボン玉が・・・!先生、一生懸命吹いているではありませんか!三男、一気ににこにこです。初めての診察室。子どもが怖がらないように、いつも通りの姿が見られるように、配慮して下さっていました。
先生は私よりもお若い方でしたが、落ち着いた、親しみやすい先生でした。
先生に「おいで。」と言われ、
三男なんと先生の膝の上に!(膝の上にとは言われていませんが) 先生も思わず「かわいいな~。」と言ってくれました。
まずは三男がおもちゃで遊ぶ様子や先生からの問いかけへの反応などを観察。それから私が気になっていることや不安に思っていることなどを聞いてくださいました。
「彼は多分、私がここで担当しているお子さんの中では、とても軽度なお子さんだと思いますよ。」
そんなふうにおっしゃっていました。
↓ 下のリンクは、2歳のグレーゾーンの子どもが中学生になった時の成績です。(ご参考)
そして発達検査の予約を取って、初回の受診は終わりました。
今でもこの先生にお世話になっています。
4ヶ月に1回くらいのペースで。
近況報告とその時点で困っていることなどを話しています。
困っていることに対して、割と具体的なアドバイスや対処法を提案して下さるので、助かっています。
先生は児童精神科なので、三男が児童でなくなった時は違う病院に行くことになるのかもしれませんが、こうした相談できる所はできるだけたくさんキープしておきたいですよね。
次に、言語訓練の先生についてお話します。こちらも2歳の頃から。
言語に訓練は月に2回くらいだったと思います。
訓練の具体的な内容はあまり覚えていませんが、毎回いろんなことをやっていました。
ゲームみたいなこともやったかなあ・・・。
飽きないようにいろんなことを考えてくださっていましたね。
でも、本人の気分が乗らないことも多く、脱走しようとしたり、ふてくされて何もしないようなこともありました。
「あ~、先生ごめんなさい。」と申し訳なく思うのですが、先生はちゃんと付き合ってくれるんですね~。
本当に頭が下がります。
私のようなヒステリックマザーはもう怒り爆発のような場面でも、さらーっと、本当にさらーっと流していきます。
無視じゃなく。そういう忍耐力というか知識というか技術って、たくさんの子供を見てきたからこそなんですね~。
先日、病院の受診(児童精神科)に行ったとき、偶然当時言語訓練を受けていた先生にお会いしました。
「わー!大きくなって・・・。」と先生、少し涙ぐんでいらっしゃいました。
まぁ、こんなに大きくなって、、、
先生の事、覚えてる?(うるうる)
ん?知ってるよ。
せんせ、おはよ!
療育にしても言語訓練にしても、当時私は前向きだったり積極的だったわけではありません。
むしろ、「あー、今日も走りに行くだけだよなー。」とか「今日も先生困らせるのかなー。」とか、けっこう嫌々でした。
でも、先日言語訓練の先生にお会いした時の先生の言葉や表情から、「あー、ずっと前からこんないろんな優しい人たちが近くにいてくれていたんだなあ。」といまさらながら実感。
今思えば、それぞれの時期・場面で、ラッキーな出会いや協力が得られていたのですね。
今だから思えます。
今だから・・・。当時はただただバタバタしてましたので・・・。
先生、あの時は本当に
ありがとうございました。(感謝)
↓こちらはグレーゾーンの子どもに向けて書いた読書感想文の一覧です。