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グレーゾーンの子ども 泊まり込み療育合宿!小学校入学前

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うちの三男、グレーゾーンボーイです。

こんにちは。つつじ屋です。

地方在住の50代。子どもの教育に関わる仕事を週2回ペースでしています。

家族:だんな 定年間近の会社員
  長男 大学生 勉強が大好き
  次男 大学生 自由が大好き
  三男 中学生 ウルトラマン大好き

三男は発達障害グレーゾーンで境界知能の持ち主です。

このブログでは、この三男にまつわるエピソードや困り事などを、グチ多めでつづっていきたいと思っています。よろしくお願いします。

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目次

泊まり込み療育合宿! どらえもんハウスの巻

2歳半頃、病院やら療育やら言語訓練やら、あれこれと通っていた時、泊まり込みで行う療育合宿があることを知りました。
そこは、子供の発達に関わる診療をしている大きな病院を中心とした、いろんな施設があるところでした。

そこを知ったのは、確か通っていた療育施設に張り紙がしてあって、簡単なパンフレットがおいてあったことからです。普段はそういった張り紙など気に留めないのですが、グレーな我が子と私に何か救いがないのかと悩んでいた時だけに、とても興味をそそられました。

つつじ屋

泊まり込み療育合宿って何かしら?

そして早速その施設に連絡を取り、申し込みをしました。

当時、合宿のパターンは3通りありました。一つは私が参加した4泊5日のコース。もう一つは2泊3日の短縮バージョン(病院受診はありません)。もう一つはお父さんと子どもでの参加コース。いろんな病院の先生の見方を知りたかった私は、迷わず4泊5日のコースにしました。

4泊5日の合宿です

その施設は町の中心部からは少し離れた場所にあります。わが家からは車で2時間くらい。送られてきたパンフレットを見てみると、結構驚きの内容が・・・。

一度そこへ入ったら、原則的に外出はできません・・・。

とってもビックリ!

当然ちょっとコンビニに…っていうのもダメです。

宿泊する部屋には、お風呂もトイレもテレビも冷蔵庫もありません!お風呂は共同で順番に、洗濯機も共同、冷蔵庫は食堂にあるもので、名前を書いて入れます。

つつじ屋

あ~、これじゃ何処にも
 逃げれない…(私)

当時は今のようにインターネットが一般的だったわけではありません。

スマホもないし、YouTubeもありません。

そしてテレビもない・・・。なかなか経験することのないシチュエーションです。

パンフレットを眺めながら、大丈夫か?私・・・。何して過ごすんだろう…。暇な時間って、他のお母さんとおしゃべりしないといけないのかなあ・・・。と、コミュ障な私は若干不安になっていました。

私はとっても不安でした

はいえ、行くと決めたら行くしかない!出発前、家に残る長男と次男の分の着替えや必要なものなどを紙に書きだしたり、準備できるものは準備しておきます。

自分たちの荷物も相当な量です。

三男は好きだった絵本とお気に入りのおもちゃ(戦隊ものの武器だったかなー。)を持って。

お菓子もいっぱい。チョコレート必須。

私は本や雑誌を何冊か。車に全部詰め込んで、行ってきまーす!

だんなは一緒には行ってませんが、、、

合宿場所は「陸の孤島」

行ったのは真冬。

その施設は少し小高い場所にあり、日陰には雪が残っていました。大袈裟に言えば、陸の孤島にきたイメージです。

「うわー。ホントに何もないところだなー。」しばらく外界には出られないという謎の覚悟を感じながら到着。

施設の職員さんが待っていてくださって、荷物を運ぶのを手伝ってくれました。

建物はパンフレットなどで見てはいましたが、なかなか年季が入ったもの。

長年たくさんの親子がお世話になったのですね。

つつじ屋

あぁ、「テレビも無い、電話もない、車もそれ程走ってねぇ」
これじゃ吉幾三だわ(古い)

部屋は6畳くらいの和室で、テーブル以外何もありません。

シンプル。

個室が8部屋位あったでしょうか。あとは食堂、風呂、トイレ、娯楽室、です。

娯楽室は好きな時間につかえて、おもちゃがたくさん置いてありました。お昼ご飯や夕ご飯の後は娯楽室で過ごすことも多かったです。当然ほかの親子もいるので、おもちゃの取り合いを止めながら、お母さん達とのコミュニケーションをとりながら、の時間です。やはりコミュ障炸裂!笑顔で会話しながらも、勝手に気疲れしている。…情けない。

おもちゃはたくさんありました

日程は、午前と午後のそれぞれ2時間ずつくらい、子供たちは子供たちだけで、その建物からまた少し離れたところにある建物まで歩いて行って、そこでなにやら活動をします。

母親たちはその時間、食堂に集まって勉強会(座談会)です。

今困っていることや悩んでいることを打ち明けあったり、こんな時はこうしてみたよ、とアイデアをもらったり。

市の福祉課の職員さんみたいな方が来て、お話をしてくれたような気も・・・。

つつじ屋

私と同じで、みんな困っているんだわ。。。

子供たちが戻ってくる時間の少し前で切り上げ、玄関で子供たちを迎えます。

そうすると、子供たちが嬉しそうに走ってきます。

この時のかわいいこと!子供と離れる事、お母さんと離れることなど、ほとんどない親子ばかりです。

ほんの2時間でも離れてみると、「あ、うちの子かわいいじゃん。」って思えるんです。

いつもは「うっとおしい」と思ってました(ごめんね)

子供たちが帰ってくると、担当の職員さんからその日にやったこと、子供の様子、食べたおやつなど、いろいろ教えてくれます。

「こうしたらもっといいかもしれませんよ。」みたいなアドバイスももらえます。

ダメなことは強くダメとつたえましょう(職員さん)

ある時、昼寝から起きた三男は機嫌がとても悪く、次の予定に進むことができないでいました。怒って私の頭をバシバシ叩いてきます。

それを見ていた職員さんが三男を強く𠮟りました。私はやめてよ~と言いながらも、怒ってはいけないと我慢していたわけです。

「言っても分からないことはありません。ダメなことは強くダメだとつたえましょう。」

とおっしゃっていました。いろんな考え方があると思いますが、たまにこうやって叱られるのも三男にとって貴重な体験だったと思います。そのあと、何とか活動に参加できていました。

たまにはしっかりと怒られないといけませんね
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児童精神科の病院も受診できます

もう一つの特徴として、病院を受診できることがあります。

専門性の高い病院を受診できることは、私にとってはありがたいことでした。

事前のアンケートや当日の子供の様子などもみながら、しっかり時間を取って診察してくださいました。

その時の先生の話では、「すごく突出した特徴があるわけではないけれど、いろんな特徴を持ち合わせていますね。

成長していくにつれて状況は変わるかもしれませんが、今のお子さんの様子からすれば、『特定不能の広汎性発達障害』にあてはまるとおもわれます。」ということでした。

つつじ屋

特定不能の広汎性発達障害 ???
 それって、なぞ過ぎる…。

診断名を言われたのは初めてでした。

診断が下りたからと言って、何か変わるわけでもありません。悲しいとか残念とか、そんなことはない、とかいう感情はありませんでした。

ただ何となく、「あー、やっぱりそうなんだな。」と腑に落ちた感じでしょうか。

”広汎性発達障害” 自体、境界がはっきりしないグレーなものだと思うのですが、”特定不能” なので余計にグレーですね。

三男は4泊5日の間、元気に楽しく過ごしていました。

そして、この時初めてトイレでおしっこすることができました!毎回成功とまではいきませんでしたが、かなりの確率で成功することができていました。家ではまーったく無理だったのに・・・・。

三男
三男

今日は、
 おしっこできたよー!
(2歳6ヶ月)

つつじ屋

やっと、1人で出来たよ。
 はぁ、、、。

当然、大きい方(うんち)は出来ないので、ずっとオムツです。

今ではその施設の名称も変わり、建物も設備も新しくなったようです。

より快適な環境の中で、たくさんの親子が充実した楽しい時間を過ごされるといいなあと思います。

つつじ屋

そういえば、子どもたちが行っていた施設は確か
ドラえもんハウスとか言っていたかなぁ!

子どもたちが遊んでいた部屋はドラえもんハウスって呼ばれていました

↓こちらは中学生になって支援級と普通級のどちらが良いかを考えてみた記事です。

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