今回のお話は『マッチうりの少女』。アンデルセン童話の一つです。
きっと世界中の人が知っているお話ですね。
大みそかの夜に一人ぼっちでマッチを売り歩く女の子。
けれどだれひとりマッチを買ってくれません。
手足はしもやけで真っ赤。寒さに耐えきれず、持っていたマッチに火をつけて温まろうとします。すると、火がついている間だけ幸せな光景を見ることができました。最後にはおばあちゃんが現れ、いっしょに空高く昇ってしまいます。
つぎの日、死んでしまった女の子を見つけた町の人が「かわいそうに」とつぶやく。そんなお話です。
現実にこういった状況を目にすることはまずありませんが、近い状況にいる人はきっとどこかにいるはず。
そして、案外目に入らないだけかもしれない。もしくは見ようとしていない。
町の人々の行動はいつもの自分の行動なんだと、どこか胸に刺さるものがあるお話です。
うちの三男、グレーゾーンボーイです。
私は地方在住の50代。子どもの教育に関わる仕事を週2回ペースでしている”つつじ屋”といいます。
家族:だんな 定年間近の会社員
長男 大学生 勉強が大好き
次男 大学生 自由が大好き
三男 高校生 ウルトラマン大好き
三男は発達障害グレーゾーンで境界知能の持ち主です。
このブログでは、この三男にまつわるエピソードや困り事などを、グチ多めでつづっていきたいと思っています。よろしくお願いします。
この読書感想文の例文を活用して、文章を「書く価値がある」の?
夏休みといえば頭が痛くなるのが「読書感想文の宿題」ですよね。
親が代筆してまで子どもの読書感想文を手伝う。などは私のグレーゾーンボーイの三男にも行っていました。
じゃあなんで読書感想文なんて書かなければいけないのでしょう。
まぁズバリ言ってしまえば「宿題」だからです。なので難しいことは抜きにして提出しなければならないものはさっさと提出できるように、この読書感想文の例文を活用して下さいね!
また小学生の子どもを持つ親御さんにとって、このブログの読書感想文を使って「書く価値がある」のかもいくつか考えてみました。
1. 子どもたちの参考となる、具体的な読書感想文
この読書感想文により、どのように文章を構成し、どのような内容を盛り込むべきかが明確になるため、子どもが読書感想文を書く際のサポート役として活用することができます。
2.子どもとママのストレス軽減
夏休みの宿題は子どもや親にとって大きなプレッシャーになることがあります。
特に読書感想文は、文章を書くのが苦手な子どもにとっては大きな負担です。子育て世代のママたちは子どものストレスを軽減し、楽しい夏休みを過ごさせたいという気持ちも強いですよね。
3. 忙しいママと子どもの時間を節約
忙しいママや子ども(子どもは暇かな?)にとって、読書感想文の書き方やアイデアを一から考えるのは大変です。
このブログに掲載された読書感想文を参考にすることで、時間を節約し、効率的に宿題を進めることができますよ。皆さんも時間を節約するために、このブログに訪れるかたも多いのではないでしょうか!
この読書感想文のブログ記事を掲載することで、多くのパパ・ママの手助けができ、子どもたちの学びがより充実したものになると考えています。
私の読書感想文が多くのパパ・ママにとって貴重な情報源となることを願っています。
お子さんに本をたくさん読んでもらいたいと思っている親御さんに、絵本定期購読がおすすめです
読書感想文『マッチうりの少女』
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このおはなしをよんでいるあいだ、わたしの手足もつめたいようなきもちになりました。
おんなのこのまっかになったゆびさきをみていると、わたしのつまさきもじんじんしてくるみたいでした。がいこくのおはなしだけど、こんなことってほんとうにあったのかなあ。おんなのこがかわいそうでしかたありませんでした。
このおはなしは、おおみそかのよるにおんなのこがひとりぼっちでマッチをうるおはなしです。
でもだれもマッチをかってくれません。さむくてがまんできなくなったおんなのこがマッチに火をつけてあたたまろうとします。そしてマッチに火をつけたときにあらわれたおばあちゃんと、そらたかくのぼっていってしまいます。
どれくらいのあいだごはんをたべられなかったのかなあ。
なにもたべられなくて、さむくてしんでしまうなんて、いまのわたしにはそうぞうできません。ゆきの日なのにくつもはいていません。こどもにごはんもたべさせず、よるにひとりでマッチをうりにいかせるなんて、おとうさんはひどいです。
マッチがうれないとおとうさんにぶたれる、とかいてあります。
だからおんなのこはひっしでマッチをうろうとします。おとうさんはなにをしているんだろう。おしごとしてないのかなあ。おかあさんはなにをしているんだろう。もしかしたらおかあさんはいないのかなあ。
さむいよるにそとでマッチをうっているのはとてもつらいとおもいます。
でもうちにかえってもつらかったんだろうなとおもいます。たべるものもないし、おこってばかりのおとうさんがいるなんて、わたしだったらたえられません。それでもおんなのこはほかにいくとことがないから、うちにかえるしかありません。まい日どんなきもちでいたかとおもうと、むねがきゅっとなります。
わたしにはちゃんとかえるいえがあります。
おとうさんとおかあさんもやさしいし、ごはんもまい日たべられます。わたしがなにもしなくてもおこられないし、たまにすこしおてつだいするだけでありがとうっていってもらえます。おんなのこのまい日とくらべると、すごいちがいです。
わたしはこういうまい日しかしりません。
でももしかしたらこのおんなのこみたいなせいかつをしている子がいるかもしれません。そうかんがえるとちょっとつらくなってしまいます。
つぎのあさ、つめたくなったおんなのこをみて、まちの人たちが
「かわいそうに。」
といいます。もしまえの日のよるにそうおもってマッチをみんなでかってあげていたら、おんなのこはしなずにすんだかもしれません。
おおみそかのよるだったからたくさんの人がいました。一本ずつでもかってあげていたら、おんなのこはうちにかえってなにかたべることができていたかもしれません。ちょっとのやさしいきもちをわけてあげることはできなかったのかなあ。
でもおばあちゃんとそらへのぼっていくおんなのこはとてもうれしそうでした。
だからおんなのこにとってはこれでよかったのかなあ。そらのうえでは、あたたかいいえで、ごはんもいっぱいたべられるといいね。
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大切なこと
「読書感想文」を書くためには、まずは本(本物:現物・電子書籍)を一度は読んだ方がよいですね。
皆さんにこの「読書感想文」の記事を参考にして頂けることは、大変ありがたいと思っています。
しかし、本(本物)を読まずに、この読書感想文の記事だけをたよりに文章を書けば、皆さんの書く読書感想文の内容がチグハグになってしまうからです。
図書館で借りればOKなので、必ず本(本物)に触れて、読んでから読書感想文を書くことが大切ですね。
マッチうりの少女で伝えたいこと
困っている人は助けてあげよう
いちばん分かりやすいのは困っている人がいたらすぐに助けてあげよう、ということでしょうか。誰かがやってくれるだろうではなく、まず自分でできることをしよう。見て見ぬふりをすれば、後で自分の胸が痛むことにもなる、ということです。
また同時に、案外人のことは見えてない、ということもあります。自分のことで精一杯だったり、目には入っても画像として見えているだけで、ある特定のものを認識することとは違っていたりします。
その人にとっての幸せとは何なのか
町の人々は少女が死んでかわいそうだと言っていましたが、本当にかわいそうだったのでしょうか。もしもあの時死なずにいたとして、少女は父親にもひどい扱いをされ、ずっとつらい毎日を送り続けたことになります。少女にとってそれは幸せと言えるものでしょうか。むしろ大好きなおばあちゃんと一緒にいられるようになって、穏やかな気持ちになって天に昇っていったのです。
幸せはその人の置かれた環境などによって変わります。町の人々が考える幸せと少女の願った幸せは違ったかもしれません。
変えられない現実
また、マッチを1本買ってあげたとして、少女は救われたのか、という考えも出てきます。たとえ少女が持っていたマッチをすべて買ってあげても、次の日にはまた雪の中をマッチを売って歩くことになります。少女の置かれた状況は何一つ変わらないでしょう。
辛いことですが、子どもが自分の環境を変えるのはとても難しいことです。その中で生きていかなければならない現実もあるのです。
正解を考えることに意味がある
だからといって少女を放っておけば、見て見ぬふりをした自分が情けなくもなる。「助けてあげる」と思っても、それは自分の自己満足と傲慢かもしれない。何が正解だったのか。それを考えることに大きな意味がありますね。
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今回も400字詰め原稿用紙3枚分です。(1200文字)
マッチに火を灯した時だけ目の前に広がる夢のように幸せな光景。
でも、女の子にとっての夢のように幸せな光景というのは、温かい家と温かい食事。私たちにとってはあたりまえのありふれた光景です。
これは本当は遠い昔の遠い国の出来事ではないのかもしれません。
もしかしたら気付いていないだけかも。困っている人や助けを必要としている人に手を差し伸べることは、案外難しいことかもしれませんね。気づかないふりをして通り過ぎた後、誰かが助けているのに気づき、心がチクッと痛むこと、経験があります。
幼いお子さんの感想としては、私はご飯が食べられてよかったくらいで充分ですね。
私だったらお小遣いをつかっていっぱいマッチを買ってあげるのにとか。うちに招待して、一緒にご飯を食べようって誘ったのにとか。私の手袋をあげたのにとか。子供らしくて素敵な感想。
教訓めいた感想はいりません。”わたしだったら”という視点、結構使えますよ。
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↓ここから下は夏休みの読書感想文です
↓こちらは夏休みの詩の宿題です
出典 文部科学省 これからの時代に求められる国語力について