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読書感想文『マッチうりの少女』あらすじ・伝えたいこと

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あらすじと、記事を簡単にご説明します

今回のお話は『マッチうりの少女』。アンデルセン童話の一つです。

きっと世界中の人が知っているお話ですね。

大みそかの夜に一人ぼっちでマッチを売り歩く女の子。
けれどだれひとりマッチを買ってくれません。
手足はしもやけで真っ赤。寒さに耐えきれず、持っていたマッチに火をつけて温まろうとします。すると、火がついている間だけ幸せな光景を見ることができました。最後にはおばあちゃんが現れ、いっしょに空高く昇ってしまいます。
つぎの日、死んでしまった女の子を見つけた町の人が「かわいそうに」とつぶやく。そんなお話です。

現実にこういった状況を目にすることはまずありませんが、近い状況にいる人はきっとどこかにいるはず。
そして、案外目に入らないだけかもしれない。もしくは見ようとしていない。

町の人々の行動はいつもの自分の行動なんだと、どこか胸に刺さるものがあるお話です。

うちの三男、グレーゾーンボーイです。

私は地方在住の50代。子どもの教育に関わる仕事を週2回ペースでしている”つつじ屋”といいます。

家族:だんな 定年間近の会社員
  長男 大学生 勉強が大好き
  次男 大学生 自由が大好き
  三男 高校生 ウルトラマン大好き

三男は発達障害グレーゾーンで境界知能の持ち主です。

このブログでは、この三男にまつわるエピソードや困り事などを、グチ多めでつづっていきたいと思っています。よろしくお願いします。

どうしてもグレーゾーンの三男には読書感想文はムリでした。。。

お子さんに本をたくさん読んでもらいたいと思っている親御さんに、絵本定期購読がおすすめです

目次

読書感想文『マッチうりの少女』 例文

以下感想文です。

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マッチ売りの少女 絵本

このおはなしをよんでいるあいだ、わたしの手足もつめたいようなきもちになりました。
おんなのこのまっかになったゆびさきをみていると、わたしのつまさきもじんじんしてくるみたいでした。がいこくのおはなしだけど、こんなことってほんとうにあったのかなあ。おんなのこがかわいそうでしかたありませんでした。

このおはなしは、おおみそかのよるにおんなのこがひとりぼっちでマッチをうるおはなしです。
でもだれもマッチをかってくれません。さむくてがまんできなくなったおんなのこがマッチに火をつけてあたたまろうとします。そしてマッチに火をつけたときにあらわれたおばあちゃんと、そらたかくのぼっていってしまいます。

どれくらいのあいだごはんをたべられなかったのかなあ。
なにもたべられなくて、さむくてしんでしまうなんて、いまのわたしにはそうぞうできません。ゆきの日なのにくつもはいていません。こどもにごはんもたべさせず、よるにひとりでマッチをうりにいかせるなんて、おとうさんはひどいです。

マッチがうれないとおとうさんにぶたれる、とかいてあります。
だからおんなのこはひっしでマッチをうろうとします。おとうさんはなにをしているんだろう。おしごとしてないのかなあ。おかあさんはなにをしているんだろう。もしかしたらおかあさんはいないのかなあ。

さむいよるにそとでマッチをうっているのはとてもつらいとおもいます。
でもうちにかえってもつらかったんだろうなとおもいます。たべるものもないし、おこってばかりのおとうさんがいるなんて、わたしだったらたえられません。それでもおんなのこはほかにいくとことがないから、うちにかえるしかありません。まい日どんなきもちでいたかとおもうと、むねがきゅっとなります。

わたしにはちゃんとかえるいえがあります。
おとうさんとおかあさんもやさしいし、ごはんもまい日たべられます。わたしがなにもしなくてもおこられないし、たまにすこしおてつだいするだけでありがとうっていってもらえます。おんなのこのまい日とくらべると、すごいちがいです。

わたしはこういうまい日しかしりません。
でももしかしたらこのおんなのこみたいなせいかつをしている子がいるかもしれません。そうかんがえるとちょっとつらくなってしまいます。

つぎのあさ、つめたくなったおんなのこをみて、まちの人たちが

「かわいそうに。」

といいます。もしまえの日のよるにそうおもってマッチをみんなでかってあげていたら、おんなのこはしなずにすんだかもしれません。
おおみそかのよるだったからたくさんの人がいました。一本ずつでもかってあげていたら、おんなのこはうちにかえってなにかたべることができていたかもしれません。ちょっとのやさしいきもちをわけてあげることはできなかったのかなあ。

でもおばあちゃんとそらへのぼっていくおんなのこはとてもうれしそうでした。
だからおんなのこにとってはこれでよかったのかなあ。そらのうえでは、あたたかいいえで、ごはんもいっぱいたべられるといいね。

『マッチうりの少女』 ハンス・クリスチャン アンデルセン (著) いもとようこ(文絵) 金の星社より

まっちうりの少女
だれでも知っている「マッチうりの少女」悲しいお話です

マッチうりの少女で伝えたいこと

図書館でお勉強
作者の人って何を伝えたかったのかなぁ・・・。

困っている人は助けてあげよう

いちばん分かりやすいのは困っている人がいたらすぐに助けてあげよう、ということでしょうか。誰かがやってくれるだろうではなく、まず自分でできることをしよう。見て見ぬふりをすれば、後で自分の胸が痛むことにもなる、ということです。

また同時に、案外人のことは見えてない、ということもあります。自分のことで精一杯だったり、目には入っても画像として見えているだけで、ある特定のものを認識することとは違っていたりします。

その人にとっての幸せとは何なのか

町の人々は少女が死んでかわいそうだと言っていましたが、本当にかわいそうだったのでしょうか。もしもあの時死なずにいたとして、少女は父親にもひどい扱いをされ、ずっとつらい毎日を送り続けたことになります。少女にとってそれは幸せと言えるものでしょうか。むしろ大好きなおばあちゃんと一緒にいられるようになって、穏やかな気持ちになって天に昇っていったのです。

幸せはその人の置かれた環境などによって変わります。町の人々が考える幸せと少女の願った幸せは違ったかもしれません。

変えられない現実

また、マッチを1本買ってあげたとして、少女は救われたのか、という考えも出てきます。たとえ少女が持っていたマッチをすべて買ってあげても、次の日にはまた雪の中をマッチを売って歩くことになります。少女の置かれた状況は何一つ変わらないでしょう。

辛いことですが、子どもが自分の環境を変えるのはとても難しいことです。その中で生きていかなければならない現実もあるのです。

正解を考えることに意味がある

だからといって少女を放っておけば、見て見ぬふりをした自分が情けなくもなる。「助けてあげる」と思っても、それは自分の自己満足と傲慢かもしれない。何が正解だったのか。それを考えることに大きな意味がありますね。

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今回も400字詰め原稿用紙3枚分です。(1200文字)

フランダースの犬にも負けず劣らぬ悲しいお話です。
いもとようこさんの優しい絵が切なさを倍増させます。

マッチに火を灯した時だけ目の前に広がる夢のように幸せな光景。
でも、女の子にとっての夢のように幸せな光景というのは、温かい家と温かい食事。私たちにとってはあたりまえのありふれた光景です。

これは本当は遠い昔の遠い国の出来事ではないのかもしれません。
もしかしたら気付いていないだけかも。困っている人や助けを必要としている人に手を差し伸べることは、案外難しいことかもしれませんね。気づかないふりをして通り過ぎた後、誰かが助けているのに気づき、心がチクッと痛むこと、経験があります。

幼いお子さんの感想としては、私はご飯が食べられてよかったくらいで充分ですね。
私だったらお小遣いをつかっていっぱいマッチを買ってあげるのにとか。うちに招待して、一緒にご飯を食べようって誘ったのにとか。私の手袋をあげたのにとか。子供らしくて素敵な感想。

教訓めいた感想はいりません。”わたしだったら”という視点、結構使えますよ。

「わたしだったら」なんて書こうかな。

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↓ここから下は夏休みの読書感想文です

↓こちらは夏休みの詩の宿題です

悲しいお話です。
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