今回のお話は『おしいれのぼうけん』。あらすじや読書感想文の例文、この本で伝えたいことなどをご紹介しています。1974年の発行以来、ずっと読み継がれているお話です。
保育園の先生に怒られて、押し入れに閉じ込められてしまったさとしとあきら。その押し入れの中でさとしとあきらが繰り広げる大冒険。男の子に人気のあるストーリーです。
”押し入れに閉じ込める”というのも時代を感じますね。
今ではそんなことやらないでしょうが、子どもにとっては”押し入れはちょっと怖いもの”というイメージは変わらずにあるのではないでしょうか。同時に同じくらいワクワクするものでもありますね。
うちの三男、グレーゾーンボーイです。
私は地方在住の50代。子どもの教育に関わる仕事を週2回ペースでしている”つつじ屋”といいます。
家族:だんな 定年間近の会社員
長男 大学生 勉強が大好き
次男 大学生 自由が大好き
三男 高校生 ウルトラマン大好き
三男は発達障害グレーゾーンで境界知能の持ち主です。
このブログでは、この三男にまつわるエピソードや困り事などを、グチ多めでつづっていきたいと思っています。よろしくお願いします。
お子さんに本をたくさん読んでもらいたいと思っている親御さんに、絵本定期購読がおすすめです
この読書感想文の例文を活用して、文章を「書く価値がある」の?
夏休みといえば頭が痛くなるのが「読書感想文の宿題」ですよね。
親が代筆してまで子どもの読書感想文を手伝う。などは私のグレーゾーンボーイの三男にも行っていました。
じゃあなんで読書感想文なんて書かなければいけないのでしょう。
まぁズバリ言ってしまえば「宿題」だからです。なので難しいことは抜きにして提出しなければならないものはさっさと提出できるように、この読書感想文の例文を活用して下さいね!
また小学生の子どもを持つ親御さんにとって、このブログの読書感想文を使って「書く価値がある」のかもいくつか考えてみました。
1. 子どもたちの参考となる、具体的な読書感想文
この読書感想文により、どのように文章を構成し、どのような内容を盛り込むべきかが明確になるため、子どもが読書感想文を書く際のサポート役として活用することができます。
2.子どもとママのストレス軽減
夏休みの宿題は子どもや親にとって大きなプレッシャーになることがあります。
特に読書感想文は、文章を書くのが苦手な子どもにとっては大きな負担です。子育て世代のママたちは子どものストレスを軽減し、楽しい夏休みを過ごさせたいという気持ちも強いですよね。
3. 忙しいママと子どもの時間を節約
忙しいママや子ども(子どもは暇かな?)にとって、読書感想文の書き方やアイデアを一から考えるのは大変です。
このブログに掲載された読書感想文を参考にすることで、時間を節約し、効率的に宿題を進めることができますよ。皆さんも時間を節約するために、このブログに訪れるかたも多いのではないでしょうか!
この読書感想文のブログ記事を掲載することで、多くのパパ・ママの手助けができ、子どもたちの学びがより充実したものになると考えています。
私の読書感想文が多くのパパ・ママにとって貴重な情報源となることを願っています。
『おしいれのぼうけん』のあらすじ
さくらほいくえんには怖いものがふたつあります。ひとつは押し入れで、もうひとつはねずみばあさんです。ねずみばあさんは人形劇の登場人物です。
さくらほいくえんでは、悪いことをすると押し入れに入れられてしまいます。ある日、さとしとあきらがお昼寝の時間に走り回り、押し入れに入れられてしまいました。さとしは「押し入れの外で考える」とみずの先生に言いますが、問答無用で入れられてしまいます。これにさとしは腹を立て、絶対に謝りません。
そうは言ってもだんだん怖くなってきたふたりの前にねずみばあさんが現れ、ふたりをねずみたちに食べさせるとおどかされます。必死で逃げるふたり。薄暗い森の中、夜の高速道路、下水道と、ふたりで励ましあいながら逃げていきます。最後には大きくなったミニカーとデゴイチに乗って、ねずみばあさんを追い払います。
やっと押入れを開けてもらい、外に出られたふたり。みずの先生はふたりに謝ってくれました。ふたりはみんなに冒険の話をします。それ以降、押し入れはみんなが大好きな場所になりました。
そして、押し入れとねずみばあさんはさくらほいくえんの楽しいものになりました。
読書感想文『おしいれのぼうけん』例文
勇気と友情の冒険ファンタジー! 累計230万部を超えるロングセラー絵本
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1974年の刊行以来、多くの子どもたちが夢中になり、何度も版を重ねてきた名作絵本。
おしいれの中をかけぬけるように大冒険をしながら展開する、ふたりの物語。
さとしとあきらのぼうけんは、すこしこわくてドキドキしたけど、おなじくらいワクワクしました。
ゆめの中でもこんなぼうけんはなかなかできません。ふたりともこわいきもちにまけずにねずみばあさんにたちむかっていて、すごくつよいなとおもいました。
さくらはいくえんでは、わるいことをするとおしいれにいれられます。
そしてあやまるまでだしてもらえません。みんなそれをとてもこわがっています。さとしとあきらも、おひるねのときにはしりまわっていたからおしいれにいれられました。
おしいれにとじこめてしまうなんて、すこしやりすぎなきもします。
どうしてはしりまわっていたのかをふたりにきいて、どうしたらよかったのか、いっしょにかんがえればよかったとおもいます。
さとしもあきらもすぐにあやまればよかったのに。
ぼくだったらぜったいにすぐにあやまります。あんまりはんせいしていなくても、きっとすぐにあやまったとおもいます。こわいおもいをするのはいやです。あんまりおこられるのもいやだから、とりあえずあやまります。どちらかというと、あきらはあやまりたそうでした。でもさとしにはげまされて、なんとかがまんします。
どうしてそこまであやまりたくなかったのかなとおもいます。
おひるねのときにはしりまわっていたことはわるかったのだから、おこられるだろうし、あやまったほうがいいとおもいます。ふたりはそのことはわるかったとおもっていたのかな。わるかったとはおもったけど、むりやりおしいれにいれられたことがなっとくできなかったのかな。なんかいもやめなさいといわれてもやめなかったのだから、むりやりいれられてもしかたなかったきもします。
さとしはいたずらっ子でやんちゃなイメージだけど、やさしいところもあります。
あきらをはげましたり、ミニカーをかえしてちゃんとごめんねとあやまっています。そしてねずみばあさんのまえでは「ごめんなさいなんていうもんか。」とすごくつよきです。
あきらはちょっときがよわいけど、さとしにはげまされていっしょにぼうけんをのりこえます。
あきらひとりだったらすぐにあやまったりあきらめたりしそうだけど、さとしといっしょだったからさいごまでぼうけんをつづけられました。
きっとふたりは大しんゆうになったとおもいます。
さとしもあきらもひとりだったらぼうけんはできなかったとわかったとおもいます。ふたりだったから、ともだちがいてくれたから、ねずみばあさんとたたかうことができて、にげきることができたんだとおもいます。
おしいれからふたりがでたとき、みずのせんせいがふたりにあやまって、やさしくなってよかったです。そしてふたりははしりまわったときにふんでしまった子にあやまりました。でも、さいごまでみずのせんせいにはあやまりませんでした。さとしはまだおこっていたのかな。
ミニカーやデゴイチのおもちゃが大きくなってほんとうにのれるようになるなんて、ぼくもたいけんしてみたいです。
うちにはおしいれがないから、おばあちゃんのいえのおしいれにしのびこんでみたいです。まっくらでこわいのかな。おもちゃはなにをもってはいろうかな。
おかあさん、おこるかな。でもぼくもあやまらないぞ。
大切なこと チャットGPT編
「読書感想文」を書くためには、まずは本(本物:現物・電子書籍)を一度は読んだ方がよいですね。
皆さんにこの「読書感想文」の記事を参考にして頂けることは、大変ありがたいと思っています。
しかし、本(本物)を読まずに、この読書感想文の記事(ある意味贋作:偽物)だけをたよりに文章を書けば、皆さんの書く読書感想文の内容がチグハグになってしまうからです。
実際に皆さんもたくさんの読書感想文のブログ記事を見ながら、読書感想文を書こうと思っているのではないでしょうか。
そして危険なのが、グ-グルのランキング(5位以内)に入るような読書感想文の記事でも、ウソが書いてあることです。
まあ、実際に本を読めばその読書感想文の記事が間違っているのが分かるのですが、もう書いてあることがデタラメです。
ひどい記事になると作者や主人公の名前自体が違ってますし、主人公がとった行動も違います。また架空の人物を作って物語に出演させたりもしています。
学校の先生に見せたら「何の本を読んだの?」と言われちゃいそうです。
生成AI を使って、適当に記事を量産しているのがうかがえますね。(ただ最新の生成AI は正確です!)
ですから図書館で借りればOKですので、必ず本(本物)に触れて、読んでから読書感想文を書くことが大切です。
本をかる~く読んでから、チャットGPTを使い読書感想文を書いてみましょう。
そうすればAI風の?最強の読書感想文が出来上がります。新しい道具も上手に使っていきましょう!(このサイトの読書感想文はチャットGPTは使用していませんが、チャットGPTの学習には利用されていました…。微妙)
もちろん自分の頭で考えるのが、無敵なのは言うまでもありません!!
『おしいれのぼうけん』が伝えたいこと&刊行50周年キャンペーン
- 自分の主張を通したい子どもの気持ちに寄り添う
- 子どもが自分の力で困難に立ち向かい克服する意味は大きい
- 同じ目標に向かって一緒に頑張れる人の存在を大切に
- 刊行50周年 おしいれのぼうけん 読者応募キャンペーン
自分の主張を通したい子どもの気持ちに寄り添う
さとしは「謝れない困った子ども」ではありません。
あきらからミニカーをとってしまったことも、走り回って友達の手足を踏んでしまったことも、ちゃんと謝っています。自分が悪かったと納得したことにはちゃんと謝れるのです。
でも、「押し入れの外で考える」という自分の主張を全く無視したみずの先生には謝りません。当然、何も悪いことをしていないのに、ねずみばあさんにも謝ることはありません。
みずの先生に何回も注意されてもやめなかったのだから、さとしが悪いとは思うのですが、さとしとしては自分の主張が認められなかったことへの不満がつのっていったのです。
「自分はこうしたい、こう思う。」ということを主張できるのは大きな成長。多少屁理屈じみていても、大人の余裕を見せて聞いてあげようではないですか。
子どもが自分の力で困難に立ち向かい克服する意味は大きい
押し入れの中でさとしとあきらが経験した冒険に大人は出てきません。
頼れる大人の助けはありません。二人で何とかするしかないのです。
もうダメだと思う時もあるし、諦めてしまいたい時もあったでしょう。それでも二人は励ましあいながら自分たちだけでねずみばあさんという大きな困難に立ち向かい、克服したのです。
その経験がもたらす自信と勇気、自己肯定感はとても大きいものでしょう。まさしく一回り大きく成長したといえます。
同じ目標に向かって一緒に頑張れる人の存在を大切に
仮に押し入れに閉じこめられたのがどちらか一人だったら、ねずみばあさんには勝てなかったかもしれません。そもそも冒険が始まることもなかったかもしれません。友達でも家族でも、隣で頑張っている人がいることは心強いですよね。そして、その人をリスペクトして大切にすることで、自分も成長でき目標に近づけます。
刊行50周年 おしいれのぼうけん 読者応募キャンペーン
ことし刊行50周年をむかえる絵本『おしいれのぼうけん』。それを記念したプレゼントキャンペーンを実施します!
まっくらやみを照らすとねずみばあさんがあらわれる!? 楽しいミニ投影ライトを計500名の方にプレゼントします。●応募方法:
パソコン、携帯電話、スマートフォンより、下記リンクより必要事項をご入力ください。●募集期間:
引用元:童心社販売部
応募期間 2024年5月~2024年10月末
応募締切 1次締切:2024年6月末、2次締切:2024年7月末、3次締切:2024年8月末、4次締切:2024年9月末、5次締切:2024年10月末
もうすぐ終わってしまうのですが、『おしいれのぼうけん 50周年キャンペーン』が開催されています。
アンケートに答えると上記イラストの「ミニ投影ライト」が当たるかもしれませんよ。みなさんぜひアンケートにお答えくださいね!
↓いろんな本にふれる機会があるといいですね!↓
『おしいれのぼうけん』読書感想文とあらすじのまとめ
今回も400字詰め原稿用紙3枚分です。(1200文字)
実はこのお話、私はそこまで面白いとは思っていませんでした。
でも、この『おしいれのぼうけん』を見た旦那が「この本、めっちや好きだった。すごいワクワクした。」と口にしました。
「え、ワクワクするんだ。」と私はちょっとびっくり。男子うけのするお話のようです。
私なんかは本の絵をみて時代を感じています。保育園の遊具やみんなの服装。”押し入れに入れる”という行為そのものにも。今それをやったらちょっと問題になりそうです。
とはいえ、押し入れへの憧れみたいな気持ちもよくわかります。「押し入れの上の段をベッドにして寝たい!」と思ったことのある人は多いですよね。秘密基地みたいに使ってみたいとも思ったし。だいたい親に却下されるのですが。
押し入れって子どもにとっては特別な空間。想像力をかきたてる存在です。
さとしとあきらの冒険は他の子どもからしたら憧れでしょう。”謝らない”ことをつらぬき、冒険をやり遂げたさとしとあきらは大きく成長したに違いありません。
余談ですが、、最初の絵で保育園の門に「あそびにはいらないでください」と書いた看板がかかっていますが、最後の絵ではその看板がなくなっています。
みずの先生はじめ、大人の側も思う所があったのでしょうね。
↓こちらは読書感想文と詩の一覧表です。
↓ここから下は夏休みの読書感想文です
↓こちらは夏休みの詩の宿題です
出典 文部科学省 これからの時代に求められる国語力について