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読書感想文『きたかぜとたいよう』あらすじ・伝えたいこと

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あらすじと、記事を簡単にご説明します

今回のお話は『きたかぜとたいよう』。イソップ童話の一つです。

旅人の服を脱がせる競争をする北風と太陽。
北風は強い風を吹かせて旅人の服を脱がせようとしますが、うまくいきません。
一方太陽は、どんどんあたためてついには旅人を裸にしてしまいます。結果は旅人をあたためた太陽の勝ちです。

力づくで自分の思い通りにしようとしても上手くいかない、相手が何を望んでいるのかをその人の立場に立って考えること、思いやりをもって行動することの大切さが描かれていると言われています。

私はひねくれものなのか、あまりそういった印象は受けず、ただただ太陽の持っている力がその競争にはあっていただけ、なんて思ってしまいます。

なので、感想文もそういった内容になっています。
感想文なので、自分の思ったことをそのまま書いていいですよね・・・。

うちの三男、グレーゾーンボーイです。

私は地方在住の50代。子どもの教育に関わる仕事を週2回ペースでしている”つつじ屋”といいます。

家族:だんな 定年間近の会社員
  長男 大学生 勉強が大好き
  次男 大学生 自由が大好き
  三男 高校生 ウルトラマン大好き

三男は発達障害グレーゾーンで境界知能の持ち主です。

このブログでは、この三男にまつわるエピソードや困り事などを、グチ多めでつづっていきたいと思っています。よろしくお願いします。

グレゾーンの三男には読書感想文はムリなんです。。。

お子さんに本をたくさん読んでもらいたいと思っている親御さんに、絵本定期購読がおすすめです

以下感想文です。

目次

読書感想文 『きたかぜとたいよう』

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きたかぜとたいよう 絵本

このおはなしはきたかぜとたいようがけんかをして、さきにたびびとのふくをぬがせたほうがかち、というきょうそうをしたときのおはなしです。
きたかぜはかぜをびゅうびゅうふかせるけれど、ふくをぬがせることはできません。でもたいようはひかりをいっぱいてらしてあつくさせ、ぬがせることができました。

はじめはふたりでいっしょにあそんでいたのだから、なかはいいはずなのに、どうしてけんかしちゃったのかなあ。ともだちなんだから力くらべなんかしてもしかたないとおもいます。どっちがつよくてもよわくても、ともだちだったらそんなことはどうでもいいとおもいます。

きたかぜはつよいかぜをおくるのがとくいだから、それをぶきにしてたびびとのふくをぬがせようとします。じぶんの力をいっぱいにつかってがんばったけど、ぬがせることはできませんでした。きたかぜはかぜだから、かぜをおくることしかできません。ほかにできることはありません。でもじぶんのもっている力はつかいはたしました。それでもできないことはあるんだなとおもいました。

たいようはひかりをおくってあたたかくするのがとくいです。だからどんどんあたためて、あつくなったたびびとはどんどんふくをぬいでいきました。だからきたかぜとのきょうそうはたいようのかちです。

たいようもじぶんのもっている力をつかっただけです。たいようだってひかりをてらすこといがいはできません。でも、たびびとのふくをぬがすのにはたいようの力のほうがあっていたんだとおもいます。

きたかぜとたいようのけんかのせいでめいわくしたのはたびびとです。
きたかぜにはつよいかぜをおくられてさむくさせられたし、たいようにはぐんぐんてらされてあつくてたまらなくなってしまいました。まふゆとまなつがほんのすこしのあいだにやってくるなんて、たまらないです。たびびとはさむくもないしあつくもない中をあるきたかったはずです。ふくをぬぎたかったわけではないし、みずあびをしたかったわけでもないとおもいます。けんかにまきこまれてしまったけれど、みずあびをしているたびびとのえをみると、とてもたのしそうだからよかったのかなあ。

このおはなしではふくをぬがせるきょうそうだったからたいようがかったけれど、ふくをたくさんきせるきょうそうだったらきたかぜがかっていたとおもいます。
だから、けんかやきょうそうってあんまりいみがないとおもいます。とくいなことだったらかてるけど、もっていない力もあるから、かてないことはおおいです。じぶんがまけたときあいてはかっているけど、それはあいてがとくいなことだったというだけだとおもいます。じぶんがだめだったわけではないとおもいます。

きょうそうにかってもあんまりじまんすることはやめたほうがいいし、まけてもおちこむことはないとおもいます。
ちがうきょうそうだったらかてるかもしれないし、またまけるかもしれません。じぶんのもっている力をたいせつにして、じしんをもってすごしていけるといいなとおもいます。

『きたかぜとたいよう』 蜂飼 耳 (著) 山福 朱実 (イラスト) 出版社: 岩崎書店

『きたかぜとたいよう』伝えたいこと

図書館でお勉強
作者の人ってどういう気持ちで書いたの? 伝えたいことってなに?

問題解決には強引さより穏やかさが勝る

何としても旅人の服を脱がせたい北風は、ありったけの力で風を送り続けます。ダメならさらに強く、それでもダメならもっと強く・・・。自分の力をただただぶつけますが、一向にうまくいきません。一方の太陽は、直接の力で服を吹き飛ばすのではなく、穏やかにあたためて、旅人自らに服を脱がさせることに成功します。

自分の気持ちやしたいことばかりを押し付けても、相手にはなかなか伝わりません。それどころか、旅人がさらにコートをおさえつけたように、相手の気持ちも頑ななものになってしまいます。

力技ではなく、優しい気持ちが大切ですね。

相手の立場に立った行動をとろう

少し考えれば分かりますが、旅人の気持ちになれば、あたたかくなれば当然服を脱ぐわけです。風で服が吹き飛ばされそうになれば、飛ばされないように押さえつけるのも当然です。

相手が何を欲しているのか、自分が相手だったらどうしてほしいかを念頭に置いた行動がとれるといいですね。毎回そんな穏やかな話し合いはできないかもしれませんが、ほんの少し相手のことを考えるだけで、大きなトラブルは回避できると思います。

焦らずじっくり取り組む

北風と太陽の違いの一つは、その忍耐力にもあります。とにかく早く脱がせたくて、風を送り続けた北風は、自分のありったけの力を使い果たしてしまったら、早々に他にできることがなくなってしまいます。

一方の太陽は、そこまで焦ることなく、自分の力を少しずつ出していきます。でも休むことなく、光を送り続けるのです。

目的を達成したければ、焦らず、諦めず、じっくり取り組むことが大切ですね。

適材適所 誰でも力を発揮できる場面はある

このお話のシチュエーションでは、太陽の方が有利だったわけです。これが逆に服をたくさん着させる競争や帽子を飛ばす競争だったら、恐らく北風が勝っていたでしょう。

誰にでも得意・不得意があります。能力の優劣ではありません。その人が持っている力を、一番発揮できる場面で使えたらOK。

太陽の方がイメージ的にもいいので、太陽が”いい人”と思われがちです。でも、真夏の太陽は決して”いい人”ではないですよね。北風あっての太陽、太陽あっての北風。

私たちも一緒です。誰かが素晴らしいアイデアを出す。それを実現可能な計画にできる人がいる。その計画を実行できる人がいる。その計画に参加する人がいる。誰が抜けても成り立ちませんよね。

↓いろんな本にふれる機会があるといいですね! ↓

今回も400字詰め原稿用紙3枚分です。(1200文字)

きたかぜとたいようのイメージですね。

先にも書きましたが、このお話から学べることとして、力よりも優しさ、相手のことを考えた行動すること、などがよく言われます。穏やかに、焦らずにアプローチすることも大切な点として考えられています。

でも、このお話の中で、太陽は本当に旅人の気持ちを考えて、あまりあるほどの優しさを発揮して行動したのでしょうか。
私にはそう思えないのです。ひねくれものですね。
太陽はただ北風に勝ちたかっただけ。自分の持っている力を使っただけ。本当に旅人のことを考えていたのなら、あそこまで暑くはしないのではないでしょうか。

実際の肌で感じる温かさは、気持ちの温かさと連動する気もします。
イメージ的に太陽の方がいい人になりがち。でも本当はその時の設定が太陽に有利だっただけのことだと思うのです。

一人の人が持てる力には限りがあります。
すべてのことに万能な人なんていません。自分が得意な場面では持てる力を存分に発揮し、そうでない時はできる人の力を借り、その力を讃える。それでいいいかなと。

お子さんの感想としてはもちろん、太陽はいつもあたたかく照らしてくれているから、きっととても優しいのだろうなあ、とか、北風はそんなにムキにならなくてもいいのに、といった素直なものでいいですね。
私も太陽のように人をあたたかくできるようになりたいです、みたいな感想もよいのでは。北風と太陽が仲直りして、またいっしょに仲よく遊んでいたらいいなあ、といった感想もかわいらしいですね。

また、この本の絵はとても力強いものです。絵が変わっていておもしろい、といった違う視点からの感想もいいですね。

まあ、あくまで感想文。あなたの、お子さんの感想でいいのです・・・。

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↓こちらは夏休みの詩の宿題です

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