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「ランドセルの詩」に込めた子どもの成長を祝う思い、心温まる詩 2選

オリジナル ランドセルの詩 2選アイキャッチ
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今回の記事を簡単にお話します

今回はランドセルをテーマにした詩を2編作ってみました。

ひとつは「新入学を控える新1年生の視点での詩」、もうひとつは「ランドセルからの視点での詩」になっています。

新1年生の方はワクワクする気持ちやお気に入りのランドセルを背負える嬉しさを表現してみました。ランドセルからの視点での詩では、こき使われたことを思いかえしながら、少し寂しく感じているランドセルの気持ちを表現してみました。

小学校の6年間もの間お世話になるランドセル。丈夫にできていますよね。そして最近は色もデザインも豊富です。子どもの希望と親の意向の折り合いをつけながら選んで、ずっと大切にしたいものです。

ランドセルは小学校時代の象徴ですからね。

うちの三男、グレーゾーンボーイです。

私は地方在住の50代の主婦。子どもの教育に関わる仕事を週2回ペースでしている”つつじ屋”といいます。

家族:だんな 定年間近の会社員
  長男 大学生 勉強が大好き
  次男 大学生 自由が大好き
  三男 高校生 ウルトラマン大好き

三男は発達障害グレーゾーンで境界知能の持ち主です。

このブログでは、この三男にまつわるエピソードや困り事を、グチ多めでつづっていきたいと思っています。よろしくお願いします。

読書感想文のイラスト
「詩」の宿題はうちの三男ぼうずにはむりがありました。。。
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目次

詩は見たまま、感じたままを言葉にしてみよう

図書館でお勉強
詩は見たまま、聞いたまま、感じたまま!

”詩”というのも結構とりかかりにくいものかもしれませんね。

わが家のグレーゾーンボーイの三男にも書けるはずはなく、宿題ではいつも私が作ったものを書き写していました。

見たこと、感じたことをそのまま書けばいいと言われても、そのままってどういうことよ、となってしまうかもしれません。

見たまま、ということは見たまま、「ランドセルは黒い 大きくて重くてぶかぶかだ ランドセルの表面はなんで輝いているの?」といった感じで、観察日記のように書けばオッケー。

難しく考えずに、今日楽しかったことを短い文で日記にしてみたら、案外詩になっていると思いますよ。

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想いを込めて!オリジナル ”ランドセルの詩” 2選

  1. 詩「水色のランドセル
  2. 詩「おれはランドセル

1. 詩「水色のランドセル」

かわいい水色のランドセル
やさしくてやわらかい水色のランドセル

お姉ちゃんは赤 あの子はピンク

あの子は黒 あの子は緑

みんなのせなかにはカラフルなランドセル

私が買ってもらったのは水色

空の青や海の青よりもっとやさしくてもっとやわらかい

本当にきれいな水色

お姉ちゃんには「赤にしておきなよ」と言われたけれど

この水色に一目ぼれしてしまったから

だれに何と言われても この色しかありえない

この中に何が入るのかな

教科書 ノート 筆箱

家を出るときはワクワクの気持ちを入れて

帰ってくるときは楽しかったことをいっぱい詰め込んで

6年間 いつもわたしの背中から

きっとわたしをはげまして守ってくれる

お姉ちゃんがせおうランドセルは小さく見える

お姉ちゃんが大きいからだ

わたしのランドセルも小さく見えるようになるのかな

この水色のランドセルをせおったら

うれしくてスキップしてしまうかもしれない

そうしたらはずみすぎて 空までとんでいくかもしれない

空とぶランドセルってちょっといい

空とぶランドセルはわたしのランドセル

お気に入りのきれいな水色の

さくらウサギ
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2.詩「おれはランドセル」

黒いランドセル
ずいぶんとこき使われた黒いランドセル

おれは黒いランドセル

あいつのせなかにせおわれてもう6年

ずいぶんこき使われたもんだ

1年生の時はきちんとふたを閉めないから

あいさつしたら中から教科書がぜんぶ出てしまった

2年生の時はダンゴムシを入れられた

3年生の時は大雨でもかさをささないから びちょぬれになった

4年生の時は友だちとはでにケンカして

おれはその友だちのとびげりをくらった

5年生の時はあいつがお母さんにしかられて

そのとばっちりを受けてぶん投げられた

6年生の今はもうだいぶくたびれてきたけど

あいつの大きいせなかにへばりついている

でもどうやらそれも明日で終わりらしい

やっとあいつの世話から解放される

もう乱暴に扱われることもない

ゴミ箱がわりにわれることもない

雨でびしょぬれになることもない

せいせいする

でもあいつ おれがいなくて大丈夫か

ああ あいつには新しいカバンがいるからいいのか

あれ もしかしておれ さみしがっているのか

そうかもしれないな

頼むから 中学校でも楽しんでくれよな

おしいれのすみっこから祈っているからさ

使い終わった黒いランドセル
さみしがってる、、、黒いランドセル
小学生にもわかる!詩の書き方 >>>

小学生にもわかる!詩の書き方

  • 詩とは?
  • 詩を書くための3つのステップ
  • 詩の例
  • 詩の書き方 まとめ
詩を書く少女
詩を書いています

詩とは?

詩は、自分の気持ちや考えたことや景色や物の見た目の様子などを、言葉で表現したものです。短歌や俳句も詩の一種と言えます。

嬉しいとき、悲しいとき、楽しい時など、様々な感情を詩にすることができます。また、感情だけでなく、景色の美しさを表現したり、例えば昆虫の動き方などをじっくり観察した様子なども詩になります。

思いついた言葉を並べただけでも詩になるとは思いますが、もっと上手に書こうと思ったら、ただ言葉をつなげるだけでなく、比喩やリズムを使って、心に響くように書くのがポイントになります。例えば、「嬉しい」を「心がぴょんぴょん跳ねるみたい」のように表現したり、「雨が降る」を「空が泣いているみたい」のように表現すると、より心に響いてきますよね。

詩を読むと、心が温まったり、新しい発見があったり、想像力が広がったりします。あまり難しく考えずに、浮かんだ言葉をまっすぐ書き出して、オリジナルの詩を作ってみましょう!

詩を書くための3つのステップ

1.テーマの決め方・探し方

まずは何について書くのか、テーマを考えましょう。例えば、「好きな食べ物」「楽しかった思い出」「見ている景色」など、何でもOKです。”チョコレート”とか”かみなり”といったように、より具体的にしたほうが書きやすいです。

虫眼鏡で観察する少女
テーマを探しています

テーマの探し方のポイント

身の回りを見てみよう!
今日の出来事、好きな食べ物、楽しかった思い出…身の回りのことから、面白いテーマが見つかるかもしれません。

先生に怒られてシュンとしたこと、給食の好きなメニューランキング、家で飼っているねこの様子など、題材はいたるところにあります。

五感を頼りにしよう!
見たもの、聞いた音、触れたもの…五感を使って、感じたことを言葉にしていきましょう。大雨の音、流れる川の水の冷たさや透明度、焚火の炎の色や熱さなど、「ああ、すごいな」と感じたことはもう詩のテーマです。

テーマを具体的にして、イメージを広げよう
「幸せ」というテーマなら、「友達と遊んだ時の幸せ」のように、もっと具体的に考えてみましょう。「雨」というテーマでも、「雨の日の憂鬱」「雨上がりの虹」「大雨警報」など、バリエーションはどんどん広がります。

大切なのは、自分の心に素直になること!
こんなこと思うのは自分だけかもしれない、などと遠慮してしまうことはありません。むしろ、人と違う考えや感じ方のほうが面白い詩になります。

2.言葉を書き出す

テーマが決まったら、それについて頭の中に浮かんだ言葉を書きだしてみましょう。ポイントはできるだけたくさんの言葉を出すことです。連想して出てきた言葉もどんどん書きとめていきましょう。それらの言葉の一つ一つが詩を作る時の材料です。絵を描くとき、いろんな色の絵の具があった方がいいですよね。言葉を選ぶのは、絵を描くときにどんな色を選ぶか、と同じです。

詩を書く女性
言葉を書き出します

言葉を書き出すときのポイント

心に響く言葉を選ぼう!
例えば、「嬉しい」を「心がぴょんぴょん跳ねるみたい」のように、より具体的で様子が分かるような言葉を使ってみましょう。浮かばない時は連想ゲームです。「月→丸い→明るい→三日月→欠ける→うさぎ→・・・」のように連想した言葉を書きとめていくと、使える言葉に出会えるかもしれません。

五感を使いながら言葉を選ぼう!
「甘い」「ふわふわ」「キラキラ」など、五感(視覚、聴覚、触覚、味覚、嗅覚)を使った言葉を使うと、よりリアルに感じられます。

同じ太陽でも、夏の刺すような光と冬の温かな日差しとでは感じ方が全く違いますよね。スマホの音楽をイヤホンで聞いているのは楽しいですが、音漏れしていて周りに聞こえてしまっている場合、周りの人には気になる音でしかありません。

その時に自分がどう感じているのか、どう見えているのか、自分の感覚を大事にして言葉にしてみましょう。

3.詩を組み立てる

言葉という材料をそろえたら、次はそれらを組み合わせて一つの詩にしましょう!

椅子を組み立てる少女

詩を組み立てるコツ

順番を考えよう!
言葉の順番を変えるだけで、全く違う印象になります。例えば「空」というテーマの場合、「空は青い」と詩がはじまると空の青さがとても強調される詩になります。「空は広くていいな」とはじめれば、空の自由さや大きさにあこがれている主人公の気持ちが強調されます。

一番伝えたいことが強調されるように、言葉の順番を考えていきましょう。

リズムを作ろう!
同じような言葉の並べ方をしたり、言葉の数を揃えたりすると、詩にリズムが生まれます。例えば入学式の詩だとすると、「ピカピカの1年生、ピカピカのランドセル、ピカピカのくつ、ピカピカの笑顔」といったようにすると、リズムがうまれ、読みやすく楽しい詩になりますね。

リズムを作るヒント

  • 同じ言葉を繰り返す
  • 言葉の数を揃える
  • 短い言葉と長い言葉を混ぜる

比喩を使ってみよう!

比喩とは違うものを比べて表現することです。

例えば、「雲は綿菓子みたい」とか、「彼は太陽みたいに明るい」のように、全く違うものを結びつけて表現することをいいます。

比喩を使うと、詩がもっと面白くなったり、読んでいる人が「なるほど!」と驚くような表現ができます。

他にも、「雨が降っている」を「空が泣いているみたい」と表現したり、「風が吹いている」を「木が髪をなびかせているみたい」と表現したり、イメージを膨らませてみましょう。

比喩は言葉遊びのようでもあります。はじめは慣れないかもしれませんが、これも決まりはないので自由に遊んでみましょう。

五感を使って表現し、自分の気持ちを込める!
詩を読んだ人に、どんなことを伝えたいのか考えてみましょう。雪のきれいさを伝えたいのならそれを強調する言葉を集め、セミのうるささを伝えたいならどれほどの騒音なのかを伝えるなど、一番伝えたいことを頭に置きながら、言葉を構成していきます。

そして、目で見たり、耳で聞いたり、鼻で匂いをかいだり、舌で味わったり、手で触ったりして自分の五感を使って感じたことをたくさん言葉にして入れていきましょう。

五感を使った表現をすると、読んでいる人に情景がより伝わる詩になります。例えば、「甘い匂いがする」とか、「風が気持ちいい」のように表現すると、読んでいる人もその情景の中に入り込むことができます。

誰かに読んでもらおう!
詩が完成したら、家族に読んでもらって、どんな感想を持ったか教えてもらいましょう。 「面白い!」「気持ちが分かった!」などとほめてもらえるかもしれません。

また、思ってもみなかったことを指摘してくれたり、違う視点に気づくかもしれません。新しい発見で、その詩がより良いものになるかもしれませんね。

詩の例

ラーメンのイラスト
ラーメンの詩(うた)

次にとても簡単に短い詩の例をあげてみます。難しく考えないでも、これくらいで充分詩になっていますよ!

ラーメンの詩

熱々のラーメン、ズルズルとすする。 コショウを少し、ピリ辛がたまらない。 つるつるの麺が、口の中に踊り込む。 チャーシューは、とろけるように柔らかい。 幸せいっぱい、ラーメン大好き!

詩の書き方 まとめ

詩を書くことは、自分の気持ちを言葉で表現する楽しい活動です。 大切なのは、自由に想像力を膨らませて、言葉遊びを楽しむこと。詩を書いていくうちに、どんな言葉を使ってどんな表現をしたら読む人に共感してもらえるのかが、少しずつ分かってくると思います。

そして、自分の気持ちを言葉にすることで、自分の考えていることを客観的にとらえることができ、改めて自分自身を知るきっかけにもなります。

まずはたくさんの言葉を書き出すこと。たくさんの言葉を知ること。美しい日本語を楽しむこと。きまりはありません。自由に、好きな言葉を使って、 いろんな詩を書いてみましょう!

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【感動】想いを込めて!オリジナル ”ランドセルの詩” 2選 まとめ

お気に入りのランドセルを背負う日を楽しみにしている子どもの気持ちと、卒業を前に少し寂しくなっているランドセルの気持ちを詩にしてみました

ランドセルを初めて背負う瞬間もあれば、最後に背負う瞬間もあります。

初めての時は期待や喜び、ワクワクした気持ちにあふれ、最後の時はやはりさみしさがあふれます。

わが家の三男は発達障害グレーゾーンで境界知能ということもあって、物の扱い方がとても乱暴で雑です。「ランドセル、6年もつかなあ・・・」と不安に思ったものですが、何の問題もなく卒業を迎えました。ランドセルの丈夫さ、素晴らしいです。

高級なものではなく、何なら一番安かったと思います。
でもしっかり6年もったし、そんなにくたびれた感じにもなりませんでした。なので、卒業時に寄付をしました。きっとどこかの誰かがもう少し使ってくれたと思います。

今はランドセルの色もデザインも豊富ですよね。ランドセルを買う時期も年々早まっているようで。女の子は特にお気に入りの物を見つけたいかもしれませんね。

ランドセルは小学校の6年間を一緒に過ごす大切な相棒です。楽しかったこと、悔しかったこと。いろんな思い出がどんどん詰まっていきます。思い出はどれだけ詰めても重くはなりませんね。

どうか楽しい6年間を過ごせますように。そして卒業する時には一言「ありがとう」と声をかけてあげましょう。

お答えしますイラスト
ランドセルさん、どうもありがとう!
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↓こちらはグレーゾーンの子どもに向けて書いた読書感想文と詩の一覧です。

↓こちらは夏休みの詩の宿題です

お子さんに本をたくさん読んでもらいたいと思っている親御さんに、絵本定期購読もおすすめです 〉〉

↓こちらはグレーゾーンの子どもに向けて書いた読書感想文と詩の一覧です。

↓ここから下は夏休みの読書感想文です

第2   国語力を身に付けるための読書活動の在り方

出典 文部科学省 これからの時代に求められる国語力について
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