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夏休みの読書感想文 『四角いクラゲの子』

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あらすじと記事を簡単にご説明します

今回は『四角いクラゲの子』。切ない顔をしたクラゲの子の表紙が目を引きます。

たくさんのクラゲがうまれた中、一人だけ四角い頭でうまれてしまったユラ。みんなにいじめられ、自分の居場所を探して旅に出ます。それでもどうしても自分の仲間が見つかりません。

途方に暮れたユラはある日お月様に祈ります。すると、大きな真ん丸なクラゲになることができました。

そうなった途端、昔ユラをいじめた仲間も何もなかったようにユラと仲良くなろうとしてきます。ユラは何も言わず、ただみんなと一緒に居続ける、というお話です。

中身はずっとユラのままなのに、見た目が変わるだけで対応は真逆。お話でも現実でもよくありますね。冷たい周りの人たちに負けずに、自分の居場所を探すユラの強さはなかなか真似できないのではないでしょうか。

ユラを見ていると、切なくやるせない気持ちと、きちんと本当のことを見極められる力が欲しいと思わずにはいられません。

うちの三男、グレーゾーンボーイです。

私は地方在住の50代。子どもの教育に関わる仕事を週2回ペースでしている”つつじ屋”といいます。

家族:だんな 定年間近の会社員
  長男 大学生 勉強が大好き
  次男 大学生 自由が大好き
  三男 高校生 ウルトラマン大好き

三男は発達障害グレーゾーンで境界知能の持ち主です。

このブログでは、この三男にまつわるエピソードや困り事などを、グチ多めでつづっていきたいと思っています。よろしくお願いします。

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目次

小学3・4年生くらいの時に読書感想文の宿題で使った本

本当はおそらく小学1年生くらい向けの本かと思います。

この本は、グレーゾーンボーイの三男が、小学3・4年生くらいの時に読書感想文の宿題で使った本です。

感想文なんて全く書けない三男に代わって、私が作ったものです。当時の文章はそのまま残ってはいないので、こんな感じだったかなあと思い出しながら書いてみました。

読書感想文
いつも親(わたし)が書いていた読書感想文

感想文の内容としても小学1年生のものとしていけるかなと思いますし、グレーゾーンの小学生が学年問わずこのくらいの内容でもいいのかなと思います。

以下、その感想文です。(例文)

↓文研出版さん(アマゾンヘ)↓

いつも親(わたし)が書いていた読書感想文

わたしは水ぞくかんがすきです。とても大きなさかなやかわったさかながいて、おもしろいです。その中でも、クラゲがいちばんすきです。ふわふわしていて、たくさんいるときれいだからです。

だからこの本をみてよんでみたいとおもいました。大すきなクラゲのおはなしみたいだけど、四角いクラゲってなんだろうとふしぎにおもったからです。

ユラはたくさん生まれたクラゲの中の一ぴきです。でもユラだけあたまが四角いのです。水ぞくかんで四角いクラゲなんてみたことがないので、ほんとうにいるのかしんじられません。でも、クラゲはいちどにとてもたくさん生まれるので、一ぴきくらいは四角いのがいるかもしれません。

でもユラはほかのクラゲにいじめられてしまいます。ユラだけまるくないからです。いっしょに生まれたのに、まるくないだけでなかまはずれにされて、かわいそうです。ユラはへんなことをいったり、きらわれるようなこともしていません。みためがちがうだけです。

『あぶくのように、シュンときえたほうがいいな。』

とユラはいっています。とてもかなしくてさみしかったとおもいます。わたしがそうだったらおなじようにおもったとおもいます。

それでもユラはすごいです。じぶんのなかまをさがしにいろんなところをたずねてまわるからです。あきらめないでなかまをさがすユラはとてもつよいなあとおもいます。

それでもやっぱりなかまはいなくて、ユラはお月さまにおいのりするようになります。あるひはとてもきれいなまん月でした。

『お月さま、こんやはとってもきれいね。』

とユラがいうと、お月さまがわらったようにみえたそうです。そしてユラもおもわずわらいかえします。ユラがわらったのははじめてだったのです。

じぶんが四角いことでなやんでわらうこともできなかったなんて、ユラはほんとうにつらかったとおもいます。でもお月さまのおかげでわらうことができ、やさしいきもちになれました。ユラがゆめの中でみたたくさんの花にかこまれているえがとてもすきです。なんだかわたしまでふわふわするみたいなえです。

つぎの日目をさますと、ユラは大きくてうつくしいまるいクラゲになっていました。みんなにほめられるけど、ユラはだまってみんなのれつに入るだけです。ユラはそれまでいじめていたみんなにおこったりしませんでした。みためがいっしょになっただけなのに。なかみはなんにもかわってないのに。

でももしかしたら、ユラはずっとつまらなそうなかおをしていたのかな。みんなはなしかけにくかったのかな。お月さまにおいのりして、ユラがわらうこととかやさしいきもちをもててよかったなとおもいます。

『四角いクラゲの子』 今江祥智・文  石井聖岳・絵

母親の書いた感想文をただ写して提出してました

以上、これで原稿用紙3枚分です。1200文字

このお話、実はとっても深いと思っています。

ここからはわたしが勝手に考えたことです。

某 〇ろ〇き氏

それって、あなたの感想ですよね。

ここからはわたしが考えた感想です。

まず、”お月さま”の存在。文中では『やさしい、なつかしい おかあさんのにおいのする わらいでした。』と書いてあります。そう、まさしく”お月さま”はお母さんを象徴しているように思えます。ユラにはお月さまはいつも静かに笑っているように見えていました。
お母さんにとってはどの子もみんな大切な子どもなのです。

そして重要だと思うのが、月は満ち欠けするということです。見た目はどんどん変わるけれど、”月”であることに変わりありません。三日月でも半月でも、まったく見えなかったとしても、いつも本当はまん丸の月なのです。そしてまん丸の満月は文句なく美しい。
どの形の月も美しいけれど、本当の姿である満月はやっぱり格別に美しい。

あほ面のだんな

おごるなよ 丸い月夜も ただ一夜
 満ちれば 欠ける 世の習い(合掌)

もう一点、ユラの気持ちについて思うこと。仲間に入れなかったことでだんだん自分の気持ちが落ちていって、笑えなくなってしまうユラ。ほかのクラゲの中には、もしかしたら、ユラにどのように接したらいいのか分からない、と思ってしまったクラゲがいたかもしれません。”仲間外れにされた”と思い込んでしまったユラには、そういうクラゲがいたことに気付けなかったかもしれません。
”笑う余裕” ”自分はこれでいい”と思える力。
いい意味での鈍感力があれば、ユラはもっと楽だったのかなと・・・。

うちの三男くん。この鈍感力が半端ないので、日々わりと楽しく過ごしております・・・。

鈍感力が半端ない三男
だんな

こんな深い読書感想文は
 三男には立派すぎるね・・・(笑)

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こちらは夏休みの詩の宿題です

↓ここから下は夏休みの読書感想文です

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