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読書感想文『じゅげむの夏』あらすじと伝えたいこと

じゅげむの夏サムネイル
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あらすじと今回の記事を簡単にお話します

今回のお話はじゅげむの夏
2024年度夏の青少年読書感想文全国コンクールの課題図書になっています。

あきら、山ちゃん、かっちゃん、シューちゃんの4年生4人組が最高の夏休みを過ごそうと、様々な冒険をするお話です。

4人組のひとり、かっちゃんは筋ジストロフィーという病気にかかっていて、だんだん体が動かなくなっていっています。
幼いころから一緒にいる他の3人にとっては、かっちゃんが歩くのが遅かったりするのは当たり前のこと。だんだん不自由が増えていくこともわかっています。それでも、4人そろってかっちゃんの提案する冒険を、ワクワクドキドキしながら実現させていきます。

小学4年生の夏休みを謳歌する4人の少年。まぶしくて少しの切なさも感じられる、素敵なお話です。

セミのイラスト
うちの三男、グレーゾーンボーイです。

私は地方在住の50代。子どもの教育に関わる仕事を週2回ペースでしている”つつじ屋”といいます。

家族:だんな 定年間近の会社員
  長男 大学生 勉強が大好き
  次男 大学生 自由が大好き
  三男 高校生 ウルトラマン大好き

三男は発達障害グレーゾーンで境界知能の持ち主です。

このブログでは、この三男にまつわるエピソードや困り事などを、グチ多めでつづっていきたいと思っています。よろしくお願いします。

読書感想文のイラスト
「読書感想文」の宿題はうちの三男ぼうずにはむりでした。。。
読書感想文を書く女の子
いつも私(母親)が書いていた読書感想文。
この読書感想文の例文を活用して、文章を「書く価値がある」の?

夏休みといえば頭が痛くなるのが「読書感想文の宿題」ですよね。

親が代筆してまで子どもの読書感想文を手伝う。などは私のグレーゾーンボーイの三男にも行っていました。

じゃあなんで読書感想文なんて書かなければいけないのでしょう。
まぁズバリ言ってしまえば「宿題」だからです。なので難しいことは抜きにして提出しなければならないものはさっさと提出できるように、この読書感想文の例文を活用して下さいね!

また小学生の子どもを持つ親御さんにとって、このブログの読書感想文を使って「書く価値がある」のかもいくつか考えてみました。

1. 子どもたちの参考となる、具体的な読書感想文

この読書感想文により、どのように文章を構成し、どのような内容を盛り込むべきかが明確になるため、子どもが読書感想文を書く際のサポート役として活用することができます。

2.子どもとママのストレス軽減

夏休みの宿題は子どもや親にとって大きなプレッシャーになることがあります。
特に読書感想文は、文章を書くのが苦手な子どもにとっては大きな負担です。子育て世代のママたちは子どものストレスを軽減し、楽しい夏休みを過ごさせたいという気持ちも強いですよね。

3. 忙しいママと子どもの時間を節約

忙しいママや子ども(子どもは暇かな?)にとって、読書感想文の書き方やアイデアを一から考えるのは大変です。
このブログに掲載された読書感想文を参考にすることで、時間を節約し、効率的に宿題を進めることができますよ。皆さんも時間を節約するために、このブログに訪れるかたも多いのではないでしょうか!

 この読書感想文のブログ記事を掲載することで、多くのパパ・ママの手助けができ、子どもたちの学びがより充実したものになると考えています。
私の読書感想文が多くのパパ・ママにとって貴重な情報源となることを願っています。

感謝のイラスト
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目次

『じゅげむの夏』あらすじ

じゅげむの夏 挿絵2
じゅげむの夏

『じゅげむの夏』あらすじ

本としおり
この本のあらすじって・・・?

あきら、山ちゃん、かっちゃん、シューちゃんの4人は仲良しの小学4年生。4人はいつもかっちゃんの家に集まって遊んでいます。ところが、かっちゃんは筋ジストロフィーという病気にかかっていて、だんだん体が動かなくなっていきます。

でも、かっちゃんは明るく、将来は落語家になるのが夢です。そして、かっちゃんの提案で、4年生の夏休みを最高の夏休みにするべく、冒険の夏にしようと話がまとまりました。

まずはむかし熊とたたかった熊吉つぁんをたずねます。
熊吉つぁんはとても怖い人で、ひどい目にあうかもしれないとビクビクしていた4人ですが、実際の熊吉つぁんはひよこを可愛がったり、4人にパインサイダーをくれたりする、案外気のいい人でした。「無我夢中で生きろ。いっぱい楽しいことしろ。」と4人に力強い言葉を伝えます。

次は天神橋からの飛び込みです。
4人の住む天神集落には、3年生くらいまでに天神橋から川へ飛び込むという子どもたちの儀式がありました。けれどかっちゃんだけはまだ飛んでいません。心配する他の3人でしたが、かっちゃんは「来年になったら飛べなくなるかもしんねえし。今年がラストチャンスって気がするんだよ。」と言います。かっちゃんを助けるために全力でサポートする3人。飛び込みに無事成功し、満面のキラキラした笑顔のかっちゃんでした。

次はおばけトチノキを見に行くことです。
おばけトチノキとは樹齢が1000年にもなるという巨大なトチノキです。でもそこまで行くのはとても遠く、険しい山道です。足の悪いかっちゃんにはとても困難な道のり。そこで、かっちゃんを手押しの一輪車に乗せていくことにしました。途中で何回も一輪車から落ちてしまうかっちゃん。
一輪車に戻る時もハイハイするほど足は弱くなっていました。それでもなんとかトチノキまでたどり着きます。4人は間近で見るトチノキの大きさに圧倒され、生命感や何か大きなエネルギーを感じとります。そして4人はトチノキの空洞に持ってきた紙とペンで名前と将来の夢を書いて埋めることにします。
かっちゃんの夢は誰よりたくさんでした。

小学4年生の夏休みを謳歌する4人の少年。まぶしくて少しの切なさも感じられる、素敵なお話です。

読書感想文『じゅげむの夏』例文

24年夏 青少年読書感想文全国コンクール課題図書

佼成出版社(アマゾンヘ)↓

じゅげむの夏の表紙

じゅげむの夏 単行本

ぼくがいちばん思ったのは、この4人がとてもうらやましいということです。
いつもなかよくいっしょにいて、冒険やちょっとしたいたずらをして、とても楽しそうです。きっと4人でいたら何もすることがなくても楽しいんだろうなと思います。もちろん筋ジストロフィーにかかっているかっちゃんはかわいそうだけど、それを忘れさせるくらいこの4人のなかのよさは光っています。

うらやましいのはなかのよさだけではなくて、自分の家の近くに川があったり、棚田があったり、大きなトチノキがあることです。
ぼくの家の近くにはありません。川はあるけど入って遊ぶことはできないし、棚田なんて見たことありません。夏休みはグラウンドでサッカーの練習と塾へ行くのが日課です。かっちゃんたちのような冒険なんて考えたことがありません。ぼくの友だちもぼくと同じような夏休みをすごしているけれど、いなかの方へ行けばこんなワクワクする夏休みがすごせるのかな。

それから「かっちゃんのふつうはぼくら3にんのふつうだった。」っていうところがすごいなと思いました。
歩くのがおそかったり歩き方がおかしいと、何となく気をつかったり、へんな目で見てしまいがちだけど、ずっといっしょにいる4人にしてみればあたりまえのことです。だからおたがいにえんりょすることなく、それぞれがやりたいようにやっています。そのうえ、みんながみんなのことをみとめていて、みんなやさしくて、4人みんながさいこうです。

そして、かっちゃんの病気のこともしっかりわかっているから、ちゃんと助けるところは助けています。
それも「助けてあげないと。」ということではなくて、かっちゃんができるように、というすごく自然な気持ちが伝わってきます。

この本についている帯に、「難病の親友の願いをかなえるため」って書いてあるけど、ぼくはあまりそう思いませんでした。
確かにやりたいことを言いだすのはいつもかっちゃんで、それはかっちゃんの願いかもしれません。でもぼくはかっちゃんがていあんするおもしろそうな冒険をやってみたい、楽しみたい、さいこうの夏休みにしたいというみんなの気持ちがいっしょになったんだと思います。かっちゃんの願いはみんなの願いであって、かっちゃんの為ではなく、4人みんながそうしたいと思ったということだと思います。

それにしても、かっちゃんはじぶんの体がだんだん動かなくなることがわかっているのに、どうしてあんなに明るくしていられるのかなと思います。
4年生の今でももうあんまり歩けないし、ケガや病気をすると筋ジストロフィーの進行を早めるから、あぶないことはできません。ぼくだったらこわくてたまらないです。もしかしたら歩き方を気にして、外にも出ないかもしれません。だけどかっちゃんはふつうに友だちと楽しく遊んで、しょうらいの夢もたくさん持っています。

きっとだれも見ていない所で泣いている時もあると思います。
でも4人で冒険している時やくだらないことを話している時のキラキラした思い出が、かっちゃんを強くしている気がします。こんなさいこうの夏休みをすごせたら、ぼくも強くなれる気がします。

じゅげむの夏』 最上一平 (著), マメイケダ (イラスト) 佼成出版社より

山ちゃん、シューちゃん、かっちゃん、ぼくの仲よし4人組は、天神集落で同じ小学校に通う4年生。かっちゃんは筋ジストロフィーという病気だけれど、小さい頃から一緒にいるぼくらにとって、かっちゃんは特別な存在ではない。親友のひとりだ。そのかっちゃんが、4年生の夏休みに、川へダイブしたいと言い始めた。天神集落の子どもにとって、川へのダイブは、大人への階段を一歩上がるような、そんなならわしだった。「だいじょうぶ、どぼんて落ちるだけだからさ。来年になったらとべなくなるかもしんねえし」。人なつっこい笑顔でそう言うかっちゃんの願いをきいてあげたくて、ぼくらは綿密に計画を練ったのだけれど……。
夏の匂いが濃く立ちこめる山あいの村で、死という確かで曖昧なものを共有しながら、めいっぱいいのちを謳歌する少年たちの夏の日をみずみずしく描いたさわやかな作品です。

引用元:佼成出版社(アマゾン)

「じゅげむの夏」のおすすめポイント

友情と助け合いの大切さ

4人組の主人公たちが共に冒険しながら「かっちゃん」の筋ジストロフィーという難病に立ち向かう姿勢は感動的です。友情や助け合いの大切さが描かれています。

「じゅげむの夏」の読みどころ

かっちゃんの強さ

「かっちゃん」は重い病気にもかかわらず、明るく友達と楽しく遊ぶすがたが印象的です。「かっちゃん」の心の強さと前向きな気持ちが心に残ります。

自然との触れ合い

トチノキの大木や清らかな川の流れ、夏の風景があざやかに物語に登場します。これらの自然の描写が物語の魅力を高めてくれます。

大切なこと チャットGPT編

「読書感想文」を書くためには、まずは本(本物:現物・電子書籍)を一度は読んだ方がよいですね。

皆さんにこの「読書感想文」の記事を参考にして頂けることは、大変ありがたいと思っています。

しかし、本(本物)を読まずに、この読書感想文の記事(ある意味贋作:偽物)だけをたよりに文章を書けば、皆さんの書く読書感想文の内容がチグハグになってしまうからです。

実際に皆さんもたくさんの読書感想文のブログ記事を見ながら、読書感想文を書こうと思っているのではないでしょうか。

そして危険なのが、グ-グルのランキング(5位以内)に入るような読書感想文の記事でも、ウソが書いてあることです。

まあ、実際に本を読めばその読書感想文の記事が間違っているのが分かるのですが、もう書いてあることがデタラメです。

ひどい記事になると作者や主人公の名前自体が違ってますし、主人公がとった行動も違います。また架空の人物を作って物語に出演させたりもしています。

学校の先生に見せたら「何の本を読んだの?」と言われちゃいそうです。

古い生成AI を使って、適当に記事を量産しているのがうかがえます。(最新AIは正確な記事が書けてますね)

ですから図書館で借りればOKですので、必ず本(本物)に触れて、読んでから読書感想文を書くことが大切です。

本をかる~く読んでから、チャットGPTを使い読書感想文を書いてみましょう。

そうすればAI風の?最強の読書感想文が出来上がります。新しい道具も上手に使っていきましょう!(このサイトの読書感想文はチャットGPTは使用していませんが、チャットGPTの学習には利用されていました…。微妙)

もちろん自分の頭で考えるのが、無敵なのは言うまでもありません!!

スマホばかりを見ている少年
本を読むのがイヤだからこのサイト見てるんだけど…。

『じゅげむの夏』で伝えたいこと

図書館でお勉強
作者が伝えたいことって・・・。

生きていることのありがたさ

お見舞いにきた友達
かっちゃんは筋ジストロフィーです

言うまでもなく、この本の大きなテーマはかっちゃんが筋ジストロフィーという難病にかかっているということです。まだ小学生の子どもに突き付けられている厳しい現実があります。

だんだん動かなくなっていく自分の体に、かっちゃんはどんな気持ちでいたことでしょう。自由に走り回る友達をうらやましく思うことは多いはずです。

けれど、誰もがもしかしたら明日、突然事故にあったり、病気になってしまうこともあり得ます。普通に歩けること、話ができること、目が見えること、これらすべてが何不自由なく生活できることは、ある意味奇跡かもしれません。生きていることそのものが奇跡。

残念ながら、普段はいろんなことができて当たり前と思っているので、失わないと分からないことかもしれません。それでも時々かっちゃんを思い出せると、自分の恵まれた状況を認識できるでしょう。

子どもの頃の友達の大切さ

仲の良い友達
かっちゃんと3ん人のなかま達

動かなくなっていく自分の体に、絶望感や不安を抱えていたはずのかっちゃんですが、そんな気持ちを和らげていたのは、あきら、山ちゃん、シューちゃんの3人の友達でしょう。

親や兄弟もかっちゃんのことを心配し、大切にしてくれていたことは間違いありません。
でも家族は心配のあまりかっちゃんの行動を制限するし、かっちゃんも親に心配をかけないようにそっと気をつかうことでしょう。

その点友達はずっと変わらずにただ馬鹿なことを言ったり、無意味な計画にも付き合ってくれます。
それもかっちゃんの状況を理解したうえで。子ども同士でしか分からない感情やエネルギーを共有できる友達はやはり大切です。
「何馬鹿なことやってるの!」と言われるくらいのキラキラした経験は、大人になってもまぶしいものです。

かっちゃんの強さ

車いすの男の子
かっちゃんは明るくてつよい男の子です。

かっちゃんの強さや明るさも印象的です。
まだ小学生のかっちゃんが筋ジストロフィーという難病を抱え、不安がないはずがありません。それでも、誰よりも明るく活動的で、将来の夢もたくさん持っています。それは限られた自分の命を輝かせようと、知らず知らずに生き急いでいるようにも見えます。

友達の前でも自分の体の状況を隠すことなく、ありのままを見せます。
歩けない姿やハイハイする姿は、本当はあまり見せたくはないでしょう。でも、それを貫くかっちゃんは、自分には恥ずべきものは何もない、という強さと、心から友達を信頼している気持ちが見て取れます。

かっちゃん自身、泣きたい時や実際に泣いている時もあるでしょう。それでも笑顔を見せ、将来の夢を語るかっちゃんの命は輝いています。

自然の素晴らしさと夏休みの意味

田舎の自然な風景
自然は素晴らしいですね。

この本を通して感じられるのは、自然の素晴らしさです。
現代ではあまり経験できなくなったような少し田舎の夏休みが描かれています。小学生の夏休みにはやはり自然が似合います。

子どもたちは、川、山、巨木、土、太陽、そのすべてから命のエネルギーを感じ、吸収します。
そこに言葉や解説はいらなくて、ただ自然の中に身を置くことで確実に成長するものです。

そしてせっかくの夏休み。こんな長期の自由時間を持てるのは子どもの特権です。
宿題を早く終わらせようと計画的に過ごすのも素晴らしい。すべての親の願いかもしれません。
でも、でもですよ。
「夏休みはもっと大切なことをする休み」かもしれませんよ。
大切なことは人それぞれ。かっちゃんたちのようなキラキラした夏休みの思い出ができたら最高ですね。宿題が終わらなくて8月31日に泣くのも最高の思い出になります・・・。

じゅげむの夏 挿絵3
じゅげむの夏
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今回も400字詰め原稿用紙3枚分です。(1200字)

『じゅげむの夏』読書感想文とあらすじのまとめ

虫を採る男の子
カブトムシやクワガタも町ではなかなか縁遠いですね…。

この本を手に取った時、ついている帯に書かれてあったのは「難病の親友の願いをかなえるため、ぼくたちの夏休みの冒険がはじまる!」という言葉でした。
どんな切実な願いかと思ったのですが、それは小学4年生4人組の好奇心を満たすための4人そろっての願い、単にやってみたいことでもありました。

もちろん、筋ジストロフィーにかかっているかっちゃんのことは大きなテーマです。
それぞれがかっちゃんのことを気にはしているものの、4人は対等な仲間です。かっちゃんのために動いているのではなく、4人で楽しい夏の思い出を作りたかったからとった行動でした。

4人にとってはすべての行動がいたって真剣で、まさしくその瞬間を生きているわけです。
先のことは分からないけれど、今日はトチノキを見に行かなければならないのです。無駄なことかもしれませんが、無駄なことをいっぱいしていくことが小学生男子の生きる道。

かっちゃんの体の自由が利かなくなっていっていることはずっと描かれているので、そのテーマから離れることはありません。なので、単純な子ども4人の中に流れている切ない気持ちもずっと感じられます。

4人はきっと素敵な大人になるのではないでしょうか。

読書をする女性イラスト
私は読書がだいすきです。
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↓こちらは読書感想文と詩の一覧表です。

↓ここから下は夏休みの読書感想文です

↓こちらは夏休みの詩の宿題です

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