グレーゾーン三男が、小学生・中学生時代の”夏休みの宿題”のためにイヤイヤ書いていた(ほんとは母親が書いた)”詩” の内容について、第10回目のお話をします。
今回は”終わらない宿題”について書いています。
こんにちは。つつじ屋です。
地方在住の50代。子どもの教育に関わる仕事を週2回ペースでしています。
家族:だんな 定年間近の会社員
長男 大学生 勉強が大好き
次男 大学生 自由が大好き
三男 高校生 ウルトラマン大好き
三男は発達障害グレーゾーンで境界知能の持ち主です。
このブログでは、この三男にまつわるエピソードや困り事などを、グチ多めでつづっていきたいと思っています。よろしくお願いします。
読書感想文と同様、”詩”を作る宿題も毎年ありました。
当然うちの三男に書けるはずもなく、毎回私が作ったものを写すだけでした。
今回の詩もグレーゾーンのお子さんだけでなく、割と幅広く使えるものになっています。
以下その詩です。
詩『終わる夏休み 終わらない宿題』
夏休みは40日間の自由時間だ
7月31日
読書感想文とポスターが終わった
8月15日には
ワークも自由研究も終わった
お盆にはおじいちゃんの家に行った
家族で旅行にも行った
友達と近くのプールで何回も遊んだ
宿題はすべて終わっているから
どれだけゲームをやっても怒られない
明日は何をして過ごそうか
ああ 40日間の自由時間は最高だ
という夢を見た
今日は8月31日だ
なぜだ いつの間に 何が起きたんだ
おれの40日はどこに行ったんだ
当然宿題なんて終わっていない
朝から母の小言がどしゃぶりだ 台風だ
毎年思うんだ
今年こそは宿題を早く終わらせて
自由気ままに過ごすんだって
それが現実にできたことなんてないんだけど
ヤバイ、眠くなってきた
こうなったらもう一回夢を見るか
今度目覚めたら
ほんとうは宿題全部終わってました、っていうことを期待して
『終わる夏休み 終わらない宿題』は、どんな気持ちで作ったの?
私自身は心配性で肝っ玉も小さいので、宿題は早く終わらせないと落ち着きませんでした。
なのでたいてい7月中にほとんどが終わっていたという、可愛げのない小中学生でしたね。
友達は最終日になっても終わっていないという子がたくさんいたのですが、そういう子たちに対して勝手にあこがれていたものです。
終わっていない宿題を目の前にして途方に暮れる様子、現実から逃げたい気持ち、そんなあたりを言葉にしてみました。
「~だ」とか「~た」という文末表現を多く使っていますが、こうすることで前半は詩にリズムを持たせ、後半は何を言っても変わらない現実に対してのあきらめ感のようなものを出せるかと思います。
8月31日に追い込みをかけているということは、宿題をやる暇もないくらい楽しかった、あるいは休みなんだから休みを満喫したということですよね。
そう、休みなんだから、こなすだけの宿題はなくしてもいいんじゃないでしょうか。
本当に意味のある宿題って、多分ないですよね・・・。
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↓こちらは夏休みの詩の宿題です
↓ここから下は夏休みの読書感想文です