今回グレーゾーン三男が、小学生・中学生時代の”夏休みの宿題”のためにイヤイヤ書いた(ほんとは母親が書いた)”詩” について、第4回目のお話をします。
こんにちは。つつじ屋です。
地方在住の50代。子どもの教育に関わる仕事を週2回ペースでしています。
家族:だんな 定年間近の会社員
長男 大学生 勉強が大好き
次男 大学生 自由が大好き
三男 高校生 ウルトラマン大好き
三男は発達障害グレーゾーンで境界知能の持ち主です。
このブログでは、この三男にまつわるエピソードや困り事などを、グチ多めでつづっていきたいと思っています。よろしくお願いします。
読書感想文と同様、詩を作る宿題も毎年ありました。
夏休みには読書感想文とともに、生活作文や体験文などが宿題で出されますね。その中に”詩”というものもあります。日々の生活の中で感じたことを言葉にする。長くない文章で。読書感想文とはまた違った難しさがあります。
当然うちの三男に書けるはずもなく、毎回私が作ったものを写すだけでした。
今回は思春期に差し掛かった中学生の気持ちを書いた詩です。塾にあまり行きたくない子どもと行かせたい母親。普段はあまり話すことはないけれど不思議と車では話せる。ちょっとイラつきながらも、どこか楽しげな母親とまんざらでもない子どもの一場面です。
以下その詩です。
『送迎の時間』
塾への行き帰り
いつも母が送迎してくれる
自転車で行けないこともないんだけど
塾へあまり行きたがらない私を
「ホラ、もう時間だよ。」
と、半ば強制的に連行する
不思議なんだけど
車だといろいろしゃべる
家のリビングではしゃべらないのに
先生への愚痴や友達のこと
学校帰りに見かけたトカゲのこと
大したことじゃないんだけどね
母は聞いているのかいないのか
適当に相槌を打っている
車内で母は私の顔を見ないし
私も母の方は見ない
二人ともずっと前だけ見てる
たまにきれいな夕焼けに出会う
一緒になって感動する
塾に行って勉強するのは好きじゃない
けどこの送迎の時間は嫌いじゃない
今日も「ホラ行くよ。」の声
半分ふてくされて車に乗る
ふと母を見る
あれ、笑ってんじゃん
この「詩」の生まれた背景は?
この詩は昔うちの長男や次男を塾へ送迎していた時のことを思い出して作りました。
特に次男は無口であまり話さなかったのですが、車の中では「この曲のここのドラムがいいよね。」などと本当に些細なことを話していました。
子供たちがどう思っていたのかは分かりませんが、私はこの送迎の時間が結構好きだったので、子どももそうだったらいいなあと思って詩にしました。
例えば、子どもが「塾へ行きたくない」と言ったとします。
それが詩の種です。どうして嫌なのか。勉強が嫌い。分からない。先生が嫌い。眠たい。家でスマホ見ていたい。そういう理由をつなげたら、もう詩ができてきます。
そう、詩は多分何でもありです。どう書いても。
読書感想文より自由です。とつつじ屋は勝手に思っています。
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↓こちらは夏休みの詩の宿題です
↓ここから下は夏休みの読書感想文です
出典 文部科学省 これからの時代に求められる国語力について