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読書感想文 絵本『スイミー』あらすじと伝えたいこと

スイミーサムネイル
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今回の記事を簡単にお話します

今回のお話は『スイミー』です。
このお話のあらすじや読書感想文の例文、伝えたいことなどをご紹介しています。

教科書にも取り上げられており、対象年齢は小学校1年生くらいです。

赤い魚の兄弟の中で一匹だけ真っ黒なスイミー。
一人で海をあちこち泳いでいろんなものを見て成長します。

作者のレオ=レオニは『アレクサンダとぜんまいねずみ』でも知られています。特徴的で版画のようにも見える絵は穏やかで美しいものです。そして、谷川俊太郎さんの翻訳が詩的で各ページに余韻を与えているような気がします。

スイミーのように広い世界を知り、自分が主役の人生を歩んでいけるといいですね。

水草のイラスト
海の中の水草のようす
うちの三男、グレーゾーンボーイです。

私は地方在住の50代。子どもの教育に関わる仕事を週2回ペースでしている”つつじ屋”といいます。

家族:だんな 定年間近の会社員
  長男 大学生 勉強が大好き
  次男 大学生 自由が大好き
  三男 高校生 ウルトラマン大好き

三男は発達障害グレーゾーンで境界知能の持ち主です。

このブログでは、この三男にまつわるエピソードや困り事などを、グチ多めでつづっていきたいと思っています。よろしくお願いします。

読書感想文のイラスト
「読書感想文」の宿題はうちの三男ぼうずにはむりでした。。。
読書感想文を書く女の子
いつも私(母親)が書いていた読書感想文。
この読書感想文の例文を活用して、文章を「書く価値がある」の?

夏休みといえば頭が痛くなるのが「読書感想文の宿題」ですよね。

親が代筆してまで子どもの読書感想文を手伝う。などは私のグレーゾーンボーイの三男にも行っていました。

じゃあなんで読書感想文なんて書かなければいけないのでしょう。
まぁズバリ言ってしまえば「宿題」だからです。なので難しいことは抜きにして提出しなければならないものはさっさと提出できるように、この読書感想文の例文を活用して下さいね!

また小学生の子どもを持つ親御さんにとって、このブログの読書感想文を使って「書く価値がある」のかもいくつか考えてみました。

1. 子どもたちの参考となる、具体的な読書感想文

この読書感想文により、どのように文章を構成し、どのような内容を盛り込むべきかが明確になるため、子どもが読書感想文を書く際のサポート役として活用することができます。

2.子どもとママのストレス軽減

夏休みの宿題は子どもや親にとって大きなプレッシャーになることがあります。
特に読書感想文は、文章を書くのが苦手な子どもにとっては大きな負担です。子育て世代のママたちは子どものストレスを軽減し、楽しい夏休みを過ごさせたいという気持ちも強いですよね。

3. 忙しいママと子どもの時間を節約

忙しいママや子ども(子どもは暇かな?)にとって、読書感想文の書き方やアイデアを一から考えるのは大変です。
このブログに掲載された読書感想文を参考にすることで、時間を節約し、効率的に宿題を進めることができますよ。皆さんも時間を節約するために、このブログに訪れるかたも多いのではないでしょうか!

 この読書感想文のブログ記事を掲載することで、多くのパパ・ママの手助けができ、子どもたちの学びがより充実したものになると考えています。
私の読書感想文が多くのパパ・ママにとって貴重な情報源となることを願っています。

感謝のイラスト
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目次

絵本『スイミー』のあらすじ

本としおり
この本のあらすじって・・・?

小さな魚のスイミー。兄弟はみんな赤いのに、スイミーだけ真っ黒です。

真っ黒な魚
スイミーは真っ黒な魚です

ある日、赤い魚たちはみんなマグロに食べられてしまいます。逃げられたのはスイミーだけです。

スイミーは怖くて寂しくて悲しかったけれど、一人で海の中を泳ぎまわりました。
すると海には初めて見る素晴らしいものがいいっぱいありました。虹色のくらげ、ブルドーザーみたいないせえび、ドロップみたいな岩から生えている昆布やわかめの林、長いうなぎ、ヤシの木みたいないそぎんちゃく、見たことのないものばかりです。

赤い魚
赤い魚は食べられちゃいましたが…。

そしてスイミーは岩陰に赤い魚の兄弟たちを見つけます。
スイミーは岩陰から出てくるように誘いますが、「大きな魚に食べられてしまう。」と怖がっています。するとスイミーは魚たちに「いつまでもそこにじっとしているわけにはいかないよ。なんとかかんがえなくちゃ。」と言います。

スイミーはどうしたら食べられないか考えました。
そして、大きな魚のふりをして、みんな一緒に動くことを提案します。みんなが一匹の大きな魚のように動けるようになると、スイミーは「ぼくがめになろう。」と言います。そしてみんなで一緒に泳ぎ、大きな魚を追い出しました。

マグロ
今度は大きな魚にも負けません!

読書感想文 絵本『スイミー』例文

読書感想文『スイミー』小学校低学年向け(1年生~)

↓好学社(アマゾンヘ)↓

絵本スイミー表紙

スイミー―ちいさなかしこいさかなのはなし ハードカバー – 1969/4/1

スイミーは一人だけ真っ黒な見た目だけど、とてもかっこいい魚です。自分が広い海を見ていろんなことを知ったから、赤い魚たちにも見てほしくて、どうしたらいいかいっぱい考えて、あいであをみんなにはなして

スイミーは一人だけ真っ黒な見た目だけど、とてもかっこいい魚です。自分が広い海を見ていろんなことを知ったから、赤い魚たちにも見てほしくて、どうしたらいいかいっぱい考えて、アイデアをみんなに話して怖がりのみんなを動かします。「はなればなれにならないこと。もちばをはなれないこと。」とみんなに教えてまとめていくところがとてもかっこいいです。

スイミーは自分だけ真っ黒なことはあまり気にしていなかったみたいです。わたしだったら周りがみんな赤いのに一人だけ黒かったら、かなり気になります。いじめられないか心配して、目立たないようにおとなしくしていると思います。でもスイミーは普通に過ごしているし、いじめられてもいません。スイミーが誰よりも速く泳げたからなのかもしれません。泳ぎでは負けないという自信があったから、スイミーは真っ黒でも気にしないでいられたんだと思います。

わたしには何かいい所があるか考えてみました。じまんになるか分からないけれど、私は本が好きです。図書館に行って本を選んでいるのがとても楽しいです。きっと同じクラスの子の中では一番たくさん読んでいると思います。スイミーみたいにかっこよくはないけど、少しは自信を持ってもいいのかなと思います。

そして、スイミーが泳いでまわった海で出会う生き物たちのたとえかたがおもしろかったです。「にじいろのゼリーのようなくらげ」「すいちゅうブルドーザーみたいないせえび」「ドロップみたいないわ」といったように、ちょっと思いつかないような言い方です。海の中で見たら本当にくらげはにじいろのゼリーみたいに見えるのか、岩もドロップみたいに見えるのか、、海の中に入って確かめてみたいと思いました。

スイミーは小さな体でたった一人で海の中を泳ぎまわって、それまで見たことのないものをいっぱい知ることができました。寂しかったり怖いこともあったと思うけど、それを乗り越えると新しい発見があるし、楽しさも増えました。兄弟の赤い魚たちもスイミーみたいにいろんなことを発見できるといいなと思います。

最後の方で、赤い魚たちも広い海へ出られるように、いっしょうけんめい考えてあげるスイミーはたよりになります。「みんないっしょにおよぐんだ。うみでいちばんおきなさかなのふりをして。」なんてすごくいいアイデアを出します。広い世界を知っているのは自分だけでいい、とひとりじめするのではなく、知らないのはもったいないとみんなも連れ出してあげようとするのがスイミーのすごい所です。

そして、スイミーのアイデアをみんなで力を合わせて実行して、大きな魚を追い出すことに成功します。みんながスイミーのアドバイスを守ってきちんと練習したから、きれいに泳げるようになりました。たくさんの赤い魚がいっしょにがんばったからうまくいったのです。

この作戦は赤い魚たちががんばってくれなかったらせいこうしませんでした。でも、スイミーがいなかったらこの作戦もなくて、赤い魚たちは岩陰にかくれたままだったと思います。

この後、赤い魚たちが広い海をいっぱい泳ぎ回ってくれるといいなと思います。

スイミー』レオ・レオニ (著) 谷川 俊太郎 (翻訳) 好学社より

大切なこと チャットGPT編

「読書感想文」を書くためには、まずは本(本物:現物・電子書籍)を一度は読んだ方がよいですね。

皆さんにこの「読書感想文」の記事を参考にして頂けることは、大変ありがたいと思っています。

しかし、本(本物)を読まずに、この読書感想文の記事(ある意味贋作:偽物)だけをたよりに文章を書けば、皆さんの書く読書感想文の内容がチグハグになってしまうからです。

実際に皆さんもたくさんの読書感想文のブログ記事を見ながら、読書感想文を書こうと思っているのではないでしょうか。

そして危険なのが、グ-グルのランキング(5位以内)に入るような読書感想文の記事でも、ウソが書いてあることです。

まあ、実際に本を読めばその読書感想文の記事が間違っているのが分かるのですが、もう書いてあることがデタラメです。

ひどい記事になると作者や主人公の名前自体が違ってますし、主人公がとった行動も違います。また架空の人物を作って物語に出演させたりもしています。

学校の先生に見せたら「何の本を読んだの?」と言われちゃいそうです。

チャットGPTを使って、適当に記事を量産しているのがうかがえますね。

ですから図書館で借りればOKですので、必ず本(本物)に触れて、読んでから読書感想文を書くことが大切です。

本をかる~く読んでから、チャットGPTを使い読書感想文を書いてみましょう。

そうすればAI風の?最強の読書感想文が出来上がります。新しい道具も上手に使っていきましょう!(このサイトの読書感想文はチャットGPTは使用していませんが、チャットGPTの学習には利用されていました…。微妙)

もちろん自分の頭で考えるのが、無敵なのは言うまでもありません!!

スマホばかりを見ている少年
本を読むのがイヤだからこのサイト見てるんだけど…。

英語でもよめるスイミー【英語+日本語版もあります】

小学校国語の教科書でも掲載されている「スイミー」を原文と翻訳両方でたのしめます

スイミー英語版
Version 1.0.0

英語でもよめる スイミー (レオ=レオニの絵本) 大型本 – 2013/6/28

スイミーバイリンガル絵本

英語と日本語両方でよめる!バイリンガル絵本!

小学校の国語の教科書で長年親しまれている「スイミー」レオ=レオニの書いた原文と、翻訳を併記しました。

英語学習にはもちろん、谷川俊太郎氏の訳の素晴らしさも味わえ、親子で楽しめる1冊です。

絵本「スイミー」が伝えたいこと

  • 世界は広くて美しい。その目で確かめよう
  • まわりの人と違っても大丈夫 輝ける場所がある
  • 大勢の中のひとりになると主人公にはなれない
  • 協力することで困難を乗り越えられる
図書館でお勉強
作者が伝えたいことって・・・。

世界は広くて美しい。その目で確かめよう

良い地球環境
私も世界をこの目で見ないといけませんね

スイミーは一人になって寂しく悲しい気持ちになりましたが、みんなと群れていては見られなかったかもしれないものをその目でたくさんみることができました。

いつもの自分の居場所は安全で穏やかなところです。でもそこに居続けては、何の成長もありません。またせっかくの広い世界のことも知らずに終わってしまいます。もともと賢いスイミーでしたが、広い海を知ることでより成長したと言えます。

世界には危険なこともありますが、それ以上に美しく素晴らしいものがあふれています。自分の世界から一歩踏み出し、その目で広い世界を確かめ、自分の人生をより素晴らしいものにしましょう。

まわりの人と違っても大丈夫 輝ける場所がある

スイミーの兄弟はみんな赤いのに、スイミーだけは真っ黒でした。でもスイミーはそのことを気にしてはいなかったようです。泳ぐのは誰よりも速かったから、いじめられることもなかったのでしょう。

スイミーは”自分は自分”と自信を持っていたようです。他人と違うことはとかくコンプレックスになりがちですが、自分が思っているほど周りの人は気にしていないものであることが多いです。また、何か一つでも自信を持てるものがあるとより強くいられますね。

スイミーは、最後にみんなで大きな魚のように泳ぐシーンで、”目”の役をかってでます。体の黒いスイミーだからできることです。このように、誰でもきっと輝ける場所はあるはず。コンプレックスは裏返せば他の誰も持っていない長所にもなりえます。そんな場所を見つけるには、やっぱり自分で動いて確かめるしかありません。

大勢の中のひとりになると主人公にはなれない

このお話の主人公は言うまでもなくスイミーです。一人だけ真っ黒で、一人だけ生き残って、一人で海を泳ぎまわって、大きな魚の目になったからこそ、主人公になれたのです。大勢の赤い魚では主人公にはなれません。

かっこいいヒーローものの主人公になる必要はありません。でも、自分の人生は自分だけのストーリーで、主人公は必ず自分です。それでも、大勢の中にいるとそれが感じられなくなってきます。思ったようなストーリーが描けなくなって、息苦しくなるのです。

だれかに気を遣う必要はありません。多数を外れても、自分に自信を持ち、自分の人生の主人公であり続けましょう。

協力することで困難を乗り越えられる

壁をよじ登る
困難を乗り越えられますか・・・?

これはこの本でよく言われることだと思います。
最後、みんなで協力したから大きな魚を追い出すことができました。さすがのスイミーでも、一人だけでは無理なことでした。でも、スイミーが先頭に立って、みんなできれいに泳ぐ練習をし、はなればなれにならないこと、持ち場をはなれないことを徹底することで、赤い魚たちの周りは安全な海になったのです。

赤い魚たちがあんなに怖がっていた広い海も、知恵を絞って考え、みんなで力を合わせることで、、行動範囲が広がり、目にする世界も変わっていくはずです。

みんなが力を合わせると、その力はとても大きなものになりますね。

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絵本『スイミー』読書感想文とあらすじのまとめ

今回も400字詰め原稿用紙3枚分です。(1200字)

真っ黒な魚
スイミーは賢いリーダーです

スイミーはとても賢く、統率力もあり、まさしくリーダーと呼ぶにふさわしい存在です。
自分だけ真っ黒でも、卑屈になることなく、その行動力で広い海を渡り、自分の世界を広げます。自分の人生をより楽しくする方法や自分が輝ける場所を知っている、うらやましい存在でもあります。

実際のところ、スイミーのように自ら世界を広げようと行動したり、人と違う所を受け入れるのは難しいことです。たいていは赤い魚たちのように、大勢の中の一人でいることに甘んじていることが多いのです。それが楽だし安全だから。

でも、それでは人生に輝きがありません。
輝かせるにはほんの少しの一歩、例えば、昨日と違う道で帰る、一人でご飯を食べに行く、そんな些細な行動から始めていくといいかもしれません。

最後の場面、みんなで協力して大きな魚を追い払ったわけですが、赤い魚だけだったらいくら数が多くても成功しなかったでしょう。スイミーというリーダーがいて、みんなをまとめて導いたからこそうまくいったのです。数という物理的な力と、リーダーの知恵という知力の両方が備わって、大きな困難に打ち勝つことができたと言えます。

大きな魚を追い払ったあと、赤い魚たちは広い海へ泳いで行ったのでしょうか。自分の行きたいルートで。みんな一緒に動いていたら、それはそれでちょっと違う気がしますが。

子どもには、”みんなで力を合わせれば、困難も乗り越えられる”という面が分かりやすく感じられることでしょう。
逆にそれ以外の感想はあまり出てこないかもしれませんね。子どもの感想を無理に誘導しないで、ひたすらそのことを強調した感想文でもいいと思います。

「海は広くてきれいでした。」と一言ふれておけばじゅうぶんかもしれませんね。

はげましのイラスト
海は広くてきれいよね!
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↓こちらは読書感想文と詩の一覧表です。

↓ここから下は夏休みの読書感想文です

↓こちらは夏休みの詩の宿題です

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