今回のお話は『子うさぎましろのお話』。あらすじや読書感想文の例文、伝えたいことなどをご紹介しています。
この本は、白うさぎの子”ましろ”が嘘をついて贈り物を2回もらってしまうお話です。対象年齢は3~5歳位からですが、文章量が多いので、自分で読むなら小学校低学年におすすめです。
嘘をついてしまうましろ。お見通しのサンタクロース。わたしたちもサンタクロースのような大きな気持ちで子どもを受け入れ、ゆるし、見守ることができたらどんなにいいでしょう。ましろもサンタクロースの大きな愛があったから、自らの行動を反省し、成長することができたのでしょうね。
お話の中に「イエスさま おたんじょうび おめでとう」という言葉も出てくるように、キリスト教の教えを感じさせるお話でもあります。
親子でましろの行動をあれこれ話し合いながら、「もみの木にこんなおくりものがなったらいいのに。」なんて一緒に考えてワクワクしてみませんか?
クリスマスの時期に是非読んでいただきたい1冊です。
- 嘘をついてしまうましろの後ろめたい気持ちや後悔
- すべてをゆるすサンタクロースの寛大さ
- 贈り物が次々となる、輝くもみの木に感じるワクワク感
この辺りが見どころであり、読書感想文を書く時のポイントにもなりますね。
うちの三男、グレーゾーンボーイです。
私は地方在住の50代。子どもの教育に関わる仕事を週2回ペースでしている”つつじ屋”といいます。
家族:だんな 定年間近の会社員
長男 大学生 勉強が大好き
次男 大学生 自由が大好き
三男 高校生 ウルトラマン大好き
三男は発達障害グレーゾーンで境界知能の持ち主です。
このブログでは、この三男にまつわるエピソードや困り事などを、グチ多めでつづっていきたいと思っています。よろしくお願いします。
この読書感想文の例文を活用して、文章を「書く価値がある」の?
夏休みといえば頭が痛くなるのが「読書感想文の宿題」ですよね。
親が代筆してまで子どもの読書感想文を手伝う。などは私のグレーゾーンボーイの三男にも行っていました。
じゃあなんで読書感想文なんて書かなければいけないのでしょう。
まぁズバリ言ってしまえば「宿題」だからです。なので難しいことは抜きにして提出しなければならないものはさっさと提出できるように、この読書感想文の例文を活用して下さいね!
また小学生の子どもを持つ親御さんにとって、このブログの読書感想文を使って「書く価値がある」のかもいくつか考えてみました。
1. 子どもたちの参考となる、具体的な読書感想文
この読書感想文により、どのように文章を構成し、どのような内容を盛り込むべきかが明確になるため、子どもが読書感想文を書く際のサポート役として活用することができます。
2.子どもとママのストレス軽減
夏休みの宿題は子どもや親にとって大きなプレッシャーになることがあります。
特に読書感想文は、文章を書くのが苦手な子どもにとっては大きな負担です。子育て世代のママたちは子どものストレスを軽減し、楽しい夏休みを過ごさせたいという気持ちも強いですよね。
3. 忙しいママと子どもの時間を節約
忙しいママや子ども(子どもは暇かな?)にとって、読書感想文の書き方やアイデアを一から考えるのは大変です。
このブログに掲載された読書感想文を参考にすることで、時間を節約し、効率的に宿題を進めることができますよ。皆さんも時間を節約するために、このブログに訪れるかたも多いのではないでしょうか!
この読書感想文のブログ記事を掲載することで、多くのパパ・ママの手助けができ、子どもたちの学びがより充実したものになると考えています。
私の読書感想文が多くのパパ・ママにとって貴重な情報源となることを願っています。
『子うさぎましろのお話』あらすじ&おすすめポイント
- 『子うさぎましろのお話』あらすじ
- お話の見どころ・読みどころ&おすすめポイント
『子うさぎましろのお話』あらすじ
クリスマスがやってきました。
白うさぎの子”ましろ”はサンタクロースのおじいさんから贈り物をもらいました。大きなお菓子ときれいな飾りです。ましろはそのお菓子をあっという間に食べてしまい、もっと何か欲しくなりました。
そこでましろは別のうさぎの子になろうと思いつきます。そして炭を体にこすりつけて、黒くしました。そしてサンタクロースに「ぼくにもクリスマスの贈り物ちょうだい。」とお願いします。
サンタクロースにはそれがましろだと分かっていましたが、種をひとつとサンタクロースが食べるつもりだったサンドイッチをあげました。ましろは喜んでサンドイッチを食べ、帰っていきます。
ましろはサンタクロースは自分がましろだと気づていないと思っています。でも、サンタクロースが気づかないなら、お母さんも見間違えて家に入れてくれないかもしれない、と不安になります。そこで、体につけた黒い炭をとろうとしますが、いっこうにとれません。
ましろの目から涙がこぼれます。ましろは「うそをついたから黒いのがとれなくなっちゃったんだ。」と考えます。そしてたねを土に埋めて、神様にお返しすることにします。一生懸命穴を掘っていると、いつしか黒いのはとれて、元のましろに戻れました。
ましろが埋めた種は春に芽を出し、ぐんぐん伸びて、12月には立派なもみの木になりました。
ましろが外へ出ると、もみの木の林の方からきれいな音がします。走っていくとキラキラ輝くもみの木がありました。ましろがまいたもみの木です。枝にはベルやリボン、絵本、お菓子などがなっていました。
驚いたましろは、サンタクロースの家へとんでいきました。サンタクロースが「お前のその素晴らしい木を見せてもらおうかな。」と言うと、ましろは「ぼくの木じゃなくて神様の木だよ。」と言いました。そして去年のクリスマスにうそをついてしまったことを話します。するとサンタクロースはましろの頭を優しく撫でました。
そして一緒にもみの木のところに行きました。もみの木にはたくさんの贈り物がなっていました。ひとつとると、みるみる次の贈り物がなって、とりきれないほどです。そこでましろも近くの動物たちも手伝って、クリスマスの贈り物の用意をしました。
クリスマスの日がやってくると、もみの木のベルが「イエスさま おたんじょうび おめでとう!」と美しく響きあって鳴りました。
そしてサンタクロースは世界中へ贈り物を届けに出かけていきました。それから毎年、ましろは一番初めにサンタクロースのところへお手伝いに行くようになりました。
お話の見どころ・読みどころ&おすすめポイント
- 嘘をついて贈り物をもらったましろの気持ち
- 嘘をついたことへの後ろめたさと後悔
- すべてをお見通しでましろをゆるすサンタクロースの寛大さ
- ワクワクする”贈り物のなるもみの木”
お話の中に「イエスさま おたんじょうび おめでとう」という言葉が出てくるように、キリスト教の世界を感じさせる本でもあります。この本のテーマとして”ゆるし”というものが浮かんできます。
ゆるすこと、ゆるされること、双方向に愛情が不可欠です。
読書感想文『子うさぎましろのお話』例文
『子うさぎましろのお話』対象年齢は5才くらい~
わたしはサンタクロースはトナカイと2人だけでプレゼントを用意していたり運んでいると思っていました。でも本当は、白うさぎのましろやいろんな動物もたくさんお手伝いをしてくれているみたいです。
といっても、わたしはサンタクロースのことは信じていなくて、プレゼントはお父さんかお母さんがそっと置いてくれているんだと思っています。でも、サンタはいる、と思った方がワクワクするし、ましろたち動物が手伝っている姿を想像する方が楽しいから、このお話も楽しく読めました。
たくさんのプレゼントが欲しくなってしまうましろの気持ち、とてもよくわかります。もしかしたらほしいものじゃないこともあると思います。だから、ちょっとズルをして何とかもっとプレゼントをもらおうと思ってしまいました。
でも、体につけた黒い炭がとれなかった時は、すごくあせったと思います。神様からの罰だと思ったかもしれません。怖くなったかもしれません。サンタにうそをついた時からずっと悪いことをしたという気持ちを持っていただろうから、炭がとれなかったことは「やっぱり神様は見ている。」と感じただろうと思います。
うそをついた相手にあやまることは勇気がいります。すごく怒られるかもしれないし、もう二度と話してくれなくなるかもしれません。でもましろは、隠し通さずにきちんとサンタにあやまることができました。もしかしたらそのまま隠し通しておくこともできたかもしれなくても、本当のことを全部サンタに話しました。
ましろもえらかったけど、すごいのはやっぱりサンタだと思います。サンタは最初にましろにうそをつかれた時も、うそだと分かっていたのにまたプレゼントをあげました。そしてましろの話を聞いた時も、まったく怒らずにましろの頭を優しくなでただけです。
普通の大人だったら、最初にましろにうそをつかれた時に「うそをつくんじゃない!おまえはましろだし、もうプレゼントはもらっただろう!」と怒ると思います。ましろの言うことを信じてあげるはずがありません。そして本当のことを話しても「やっぱりうそか!わるいやつだな!」と怒って、許してなんてもらえないと思います。
サンタはどうしてうそだと分かっているのにプレゼントをあげたのでしょうか。どうして怒らずにいられるのでしょうか。きっとサンタには、ましろが悪い子ではないこと、うそをついて後悔していること、そのうち正直に話してくれるだろうということ、こういうことがお見通しだったのだろうと思います。
ましろのことを信じていたから、ましろが本当のことを話してくれるのを待っていたんだと思います。だからましろが本当のことを話してくれた時、サンタは怒るどころか嬉しかっただろうなと思います。
どんな人も間違うことはあります。その時、もう許してもらえないのはつらすぎます。うそをつかれるのは嫌だけど、許してあげれば自分も相手も気持ちが楽になるような気がします。
そして、本当にプレゼントがなるもみの木があったらいいのにと思いました。でも、わたしのほしいものがなればいいけど、ならなかったらちょっと残念かな。それでもやっぱり、プレゼントは何でも嬉しいです。あげる方も嬉しいんじゃないかなと思います。
クリスマスはみんな笑顔で幸せなのが似合います。
お客様はこの絵本について、絵がかわいくて大好きだったと高く評価しています。
引用元:子うさぎましろのお話(アマゾン AI)
状態も綺麗で、可愛らしいストーリーや可愛らしい絵柄を愛着を持って読み続けているようです。また、クリスマスの名作絵本として知られており、子どもに優しい内容だと好評です。小さい子どもの心の動きがわかりやすく書かれており、クリスマスを楽しみにできるお話だと言及されています。
絵本『子うさぎましろのお話』が伝えたいこと
- 噓をついても心から反省すればゆるされる
- 嘘も受け入れてゆるす、寛容な心を持とう
- クリスマスはみんなにやってくる!幸せを分け合おう
嘘をついても心から反省すればゆるされる
ましろのついた嘘は、子どもにはよくあるものです。はじめはプレゼント欲しさに、欲に目がくらんだ形になってしまいますが、炭の黒がとれないことを一種の罰と受け取り、少し怖くなり、心から反省します。
すべての噓がゆるされるわけではありませんし、反省すればすむものでもない嘘もあるでしょう。でも、噓をつくことはその人も苦しいはずです。その苦しさこそが、嘘をついたことへの戒めでしょう。うそを口に出した時点で、その人には罰が与えられると言えるかもしれません。
子どもに伝えるのなら、嘘をついてしまっても正直に話そう、謝ろう、心から謝ればきっとゆるしてもらえるよ、という前向きなメッセージがいいでしょう。大丈夫。悪い子だなんて思われないから。そんな安心感を持ってもらいたいです。
嘘も受け入れてゆるす、寛容な心を持とう
本文中に「イエスさま おたんじょうび おめでとう」という言葉が出てくることからも、キリスト教の思考が感じられる本です。なので、この本の大きなテーマがとして「ゆるし」があると言えます。
サンタはましろの嘘を受け入れてゆるし、ましろの告白を聞いた時も、頭を優しくなでただけです。ゆるしたことでましろはより反省し、もらったものを神様に返し、サンタを懸命に手伝うようになりました。サンタにゆるしてもらったことで、ましろの心は少し成長したようです。
子どもの嘘を突っぱねることは簡単です。嘘をつくのは褒められたことではありませんが、子どもも心がチクチクと痛んでいるはずです。そんな子どもの気持ちをいったん受け入れ、「全部お見通しだよ」というスタンスを隠しつつ、大きな心でゆるしてあげる。そんなサンタのような寛容な心を持ちたいものです。
クリスマスはみんなにやってくる!幸せを分け合おう
ましろたちが一生懸命サンタのお手伝いをしてくれているので、世界中の子どもたちに贈り物が届きます。もみの木になる贈り物はどれだけとっても次から次へとなるので、心配ご無用です。
「この前ちょっと怒られちゃったからな・・・」なんて心配もいりません。大丈夫なんです。クリスマスはみんなゆるされます(きっと・・・)。世界中の子どもたちに幸せな時間が訪れるはずです。
読書感想文『子うさぎましろのお話』あらすじと伝えたいこと まとめ
今回は400字詰め原稿用紙3枚分です(1200字)
プレゼントがたくさんほしいましろの気持ち、よくわかりますよね。サンタをうまくだませたと思っても、本当はバレていて、すべてはサンタの優しさでましろは救われました。
ましろのように、まずいことになった時、何とかごまかそうとしても上手くいかず、どうにもならなくなってしまうこと、あると思います。はじめから正直に言えばいいのですが、つい嘘を言ってしまって、自分がつらくなってしまうのです。
でも大丈夫。ちゃんと謝って、誰かのために一生懸命尽くせば、神様は見ていてくれるようですよ。
今も世界中の子どもたちに届くプレゼントは、やっぱりましろのもみの木になっているものなのでしょうか。だとしたら、今でもましろはサンタのお手伝いをしているのでしょうか。
「何かひとつ欲しいものを願ってごらん」と言われたら「あのもみの木」と答えそうなよこしまなおばさんには、プレゼントは届きません・・・。
皆さんのもとに幸せなクリスマスがやってきますように・・・。
お子さんに本をたくさん読んでもらいたいと思っている親御さんに、絵本定期購読もおすすめです
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出典 文部科学省 これからの時代に求められる国語力について