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グレーゾーンの子ども 小学3年生の時のできごとと特徴

支援級のイラスト
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今回の記事を簡単にお話しします

小学2年生まで普通級だった三男が、支援級に移りました。素敵な先生に恵まれ、無理なく自分の力と良さを発揮して、伸び伸びと学校生活が送れていたようすをお話します。

うちの三男、グレーゾーンボーイです。

こんにちは。つつじ屋です。

地方在住の50代。子どもの教育に関わる仕事を週2回ペースでしています。

家族:だんな 定年間近の会社員
  長男 大学生 勉強が大好き
  次男 大学生 自由が大好き
  三男 高校生 ウルトラマン大好き

三男は発達障害グレーゾーンで境界知能の持ち主です。

このブログでは、この三男にまつわるエピソードや困り事などを、グチ多めでつづっていきたいと思っています。よろしくお願いします。

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目次

小学3年生から支援級に移りました。

小学1、2年生は普通級でしたが、、、。

2年生の時の担任の先生からは

「どうにも合わなかったり、うまくいかなかったらまた普通級に戻れるから。」

とても頼りがいのある、2年生の先生

と言われていたので、とりあえずやってみようと思えました。

2年生の時に児童精神科の先生からは「普通級のままでいいと思いますよ。」という話をされ、三男本人も「普通級のままでいい。」と言っていたので、迷いは当然ありました。しかし、その後支援級の先生と出会い、三男の生き生きとした表情を目の当たりにし、間違いではなかったと思えた一年でした。

支援級イラスト
支援級の生徒たち(知的・身体・情緒)

支援級の生徒さんは10人。先生は3人。細かく言うと、肢体、知的、情緒の各面でクラスわけもされていたようです。三男くんは情緒面での支援という位置づけでした。

三男と同じ学年の子が他に3人。同級生が多かったのも三男が楽しくやれた一因だったかもしれません。

先生は主任クラスの女の先生と、おっとりとした男の先生、もう一人は三男が1年生の時の担任だった先生でした。

この主任クラスの先生が、頼りがいがあって行動力もある先生で、私の相談にもたくさん乗って頂きました。少人数だったからかもしれませんが、本当にきめ細かく支援していただいたと思います。

先生と仲間イラスト
主任クラスの先生

後で先生から聞いたのですが、三男が

「2年生の時は大変だった。勉強もそうだしいろいろ・・・。」

三男

勉強とかクラスメイトとか、大変だよ・・・。

と言っていたそうです。私が聞いたときはぜんぜん普通級でいけるというニュアンスの返事だったのに…。

つつじ屋

えっ、大丈夫じゃなかったの・・・?

まあそう言えるくらい3年生の支援級は居心地がよかったようです。明るくのびのびと過ごしていたように思います。

楽しむイラスト
心地の良い支援級

支援級に在籍していましたが、”交流学級”と言って英会話や体育の授業など普通級の生徒さんと一緒に受けさせてもらっていました。おかげで2年生までの交友関係もある程度保てていたように思います。普通級の生徒さんもたまに来る三男を受け入れてくれていたようです。

三男も交流学級での時間もそれなりに楽しみ、交流学級で覚えた英語を支援級に戻って嬉しそうに披露していたそうです。たくさんの友達がいるからこそ学べることや、楽しさも、ちゃんと経験できていたと思います。

ただやはり、国語はまず漢字が超苦手。算数も理解に時間がかかる。図工もどこから始めるのかわからないなど、普通級のレベルとスピードについていくのは難しかったようです。

ボーっとしているイラスト
普通級のレベルには全くついていけません

なので、交流学級でうまくいかなかったりできなかったことがあると、支援級に戻ってきてカーテンに隠れていることもあったそうです。

交流学級でそれをやったら何だこの子と思われそうですが、支援級に戻ってから自分の気持ちを吐き出すことができていました。三男なりに自分の気持ちを安定させる方法と気持ちを吐き出していい場所を身に着けていったようです。

そんなときでも支援級でじっくり練習することができ、おかげでできるようになったこともたくさんあります。長縄とかリコーダーとか・・・。年3回行われるチャレンジテストは毎回追試。何回も何回も・・・。それでも先生方が一生懸命になってなんとか合格までもっていってくださいました。

先生方の忍耐と優しさに甘えてばかりの三男と私でしたね。

縄跳びイラスト
長なわ飛びはむずかしいですよね(だんな談)

先生との話や通知表を見返してみて、当時の三男くんは支援級では本来の自分を100%出すことができ、自信をもって、安心して過ごすことができていたと思います。

支援級ではたくさんの先生に褒められ、友達からも慕われて、精神的にとても充実していたと思うのです。

この経験は三男くんの成長にとてもプラスになりました。誰かに認められ、頼られ、褒められる。嬉しいことですよね。だから今でも三男くんはスーパーポジティブでいられると思っています。

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支援級での通知表に評価はつきません。

評価(点数)は付かないけど・・・。

”学習の様子”として各教科や生活の様子を細かくコメントして下さってあります。

それを見ると、自分の仕事は責任をもってやれている、友達を助けることができるなどと書いてあります。

そして、何か行事の役割を決めるとき、周りの友達の様子を見ながら自分の希望を決めることが多々あったそうです。常に全体がスムーズにいくように考えている、と。そんな大人な面があるとは知らなかったのですが、支援級のすべての先生から同様のことを言われました。

通知表のイラスト
評価のつかない、3年生の通知表

3年生が終わるときの寄せ書きの先生の言葉です。

「先生が出会った中で、こんなにやさしくて心がきれいな人は○○くんが一番です。これからも自分の気持ちも大切に、○○くんらしさを大切にね。」

とてもありがたい支援級の先生たちのお言葉

「いつも優しい○○くんへ。まわりの友達や先生たちが何を思い、何を考えているのかわかっちゃう○○くん。自分の想いで行動することがあってもいいと思うよ。楽しく楽しくすごしてね。」

「○○くんスマイルにいろんな人が救われたと思うよ。どんな時も人を思いやれるところが素晴らしいです。4年生でもいろいろとチャレンジしよう。」

とても素敵な言葉の数々。これは今でもわたしの宝物です。

連絡帳のイラスト
先生のお言葉
3年生の時の特徴

自分に合った居場所のおかげで自信をもって安心して過ごせた

集団の中では見つけられなかった三男の良い所が出てきて、周りに認められ、自己肯定感がアップした

できないこともじっくりと取り組ませてもらえて、できることも増えた

相手がどう感じているかを考え、それを尊重する、優しい一面が開花

この1年が今の三男のベースを築いてくれたと言っても過言ではないかもしれません。この時にしっかりと身に着けた自己肯定感は、自分大好きで無敵な三男のポジティブシンキングの源になっていると思います。

私にまかせて!
私なんかよりずっとポジティブなんです。

↓小学校1年生から6年生までの「できごと」や「特徴」はこちらから↓

↓こちらは支援級と普通級のどちらが良いかを考えてみた記事です。

↓こちらは体調の悪さを誰にも伝えられない不安について考えた記事です。

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